emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

ペテロの葬列 第7話

2014-08-20 16:03:59 | 2014夏ドラマ
第7話 「最終章へ!バスジャック犯の本当の目的…妻と夫の不協和音」

老婦人・迫田(島かおり)の娘・美和子(安藤玉恵)は、バスジャック事件の3か月前に、迫田が暮木一光(長塚京三)とクラステ海風の前のバス停で出会ったことを、今多コンツェルン・グループ広報室副編集長・杉村三郎(小泉孝太郎)や事件の被害者たちに打ち明ける。
迫田は、バス停前で日商フロンティア協会の詐欺被害で1,000万円を失ったことを思い出して泣いているところを暮木に声を掛けられ、暮木に泣いている理由を話すと、暮木は「あなたは悪くありません。騙した方が悪いんです」と慰めた。
迫田が「でもね、騙された罪ってありますでしょ」と言って自分を責めると、暮木は「世の中、自分は被害者だと言い募る人ばかりです。あなたのように立派に罪を引き受ける方はいません」と言って迫田の名前を尋ね、迫田が持っていた美和子の連絡先に電話をかけて、その1週間後にもまた電話をかけてきた。
その時、暮木は美和子に「少しだけですがお母様をお助けできるかもしれません。これから数か月以内に、私はあることをしようと思っています。上手くいけば、お母様が騙し取られた分には足りないけど、いくらかのお金をお送りできると思います。私の名前は暮木一光と申します。必ずニュースになりますから、気を付けていてください。悪いのは代表や幹部たちだけではありません。彼らの逮捕後、今は自分も被害者だったような顔をしながら、実はお母様のような方を騙して儲けてのうのうとしている、決して自分たちは逮捕されないとタカをくくって、そういう人間どもが残っているんです。全員に償うことは出来ません。ですからこれも何かの縁です」と話し、バスジャック事件の後に700万円が届いたのだった。
・・・まるで童話の「青い鳥」だ。
 どこだどこだと外の世界を探し回ったのに、青い鳥は身近にいた。
 あの日、僕らと一緒に人質に取られた迫田さんが、日商フロンティアばかりか暮木ともつながっていた・・・

美和子は事件被害者たちに「私、独身で一人娘です。母が認知症になり始めたと知った時の絶望、綺麗で明るくて大好きな自慢の母だったのに…。私の人生はこれからどうなっていくのだろう、誰も助けてくれない。だから今回の事は、天からの贈り物だと思う事にしたんです」と話すため、被害者たちは警察に届けずにそれぞれでお金を持つ事にする。
・・・迫田親子の気持ちを無視して、この金を警察に届けることは出来ない。
 ということは、預けていたあの辞表を、いよいよ会長に受理してもらうという事だ。
 突然、何年も会っていない母を思い出した。
 迫田さんの話を聞いたせいなのか…辞表を出すと聞いたら喜ぶに違いない。
 母は結婚の時、駆け落ちしてでも今多コンツェルンから距離を置けと言った人だから・・・

週明けになり、三郎は井手正男(千葉哲也)から訴えられているパワハラについて聞き取り調査を受けるが、三郎は事実無根だと主張する。
三郎の元にバスジャック事件被害者・田中雄一郎(峰竜太)から連絡が入り、その晩集まることのできる被害者たちで会う事になる。
田中はテーブルに500万円を置き、「この金はもらえねぇ。警察に行って返したら、死に金だろうが。この金はな、迫田のばあさんにやる。それが筋だ。これは詐欺師が儲けた金だ。俺がもらう訳にはいかねぇ。気が変わったんだよ!俺はな、あのインチキ商売の被害者全員を助けましょうなんて殊勝な事を考えている訳じゃねぇんだよ。けど、迫田のばあさんは知り合いだ。顔も知ってるし、事情も聴くことになった。そのばあさんを騙した詐欺師がよこした金を、懐に入れちまう訳にはいかねぇんだよ!そりゃ、俺だって考えた。300万だけやろうとか、やっぱりもらっとくかとか。何もお前の分までやれって言ってんじゃねぇよ」と話す。
田中が心変わりしたことに被害者の一人・坂本啓(細田善彦)が激怒すると、田中は「俺が悪かった。それぞれの金は、それぞれでもらう。その後どうするかは勝手だから、それでいいだろ?」と言って帰ろうとする。
すると、被害者の一人でバスの運転手・柴野和子(青山倫子)が「私もお金どうするのか言っておきます。いただくことにしました。迫田さんのお嬢さんのお話を聞いて、そう思いました。おかしいですね、同じ話を聞いて私は田中さんと逆の事を考えたんですから。暮木さんは、迫田さんが乗っていたからバスジャックに踏み切ったんだと思うんです。同じように、私も選ばれたのかもしれないって。おじいさん、うちの娘の名前知ってましたよね?うちが母子家庭だとか調べてたと思うんです。だからお金をくれたんです。だから私、自分に正直になろうと思いました。それが田中さんが言う、死に金を生き金にすることだと思います」と話すと、田中は「それはアンタの自由だよ」と声を掛けて別れる。
・・・決める時が来た・・・
三郎の妻・菜穂子(国仲涼子)が手伝っていた友達のレストランが開店し、三郎と菜穂子は開店パーティに出掛ける。
間野京子(長谷川京子)も招かれていて、会場に向かおうとするが、忘れ物に気づいて家に帰ると、家のテーブルには自分と息子を隠し撮りした写真が置いてあり、「おかえり 京子」という文字が書かれてあった。
パーティ会場で、三郎は菜穂子に「僕もね、一つ区切りがつきそうなんだ。辞表の事。前に勤めてた出版社に当たってみようと思ってるんだ。それから…あの家を出ないか?」と話した所で、菜穂子は友達に呼ばれたため席を離れる。
一人でいる三郎の元へ間野がやってきて、間野が「(杉村に)会えてよかった。人を信じられそうです。変わりたいって思ってたけど…強くなれそうです」と話すため、三郎が「何かあったの?」と尋ねると、間野は「えぇ。でも、今に始まったことじゃありませんから。今度、聴いてもらってもいいですか?」と話す。
席に戻ろうとした菜穂子はそんな二人の姿を見ると席に戻らずに外へ出て、広報部会長秘書室付・橋本真佐彦(高橋一生)に電話を掛けるが、橋本は電話に出ることができず、留守電に「橋本さん…私…」というメッセージを残す。
・・・幸せの青い鳥は、すぐそばにいるものと、僕は信じていた。
 信じていたのだ・・・



というような内容でした。

終盤になって、話が動いてきましたね~。
田中の心変わりにはビックリしましたが
工場の資金繰りで困っていて、喉から手が出るほど欲しいお金だっただろうけど・・・。
確かに、私も「300万円、誰か迫田さんにあげた方がいいんじゃない?」とは思いましたが、まさか田中が、とは・・・。
細田と柴野は自分の好きなように使うだろうけど(テッシーも?)、三郎やメイちゃんや編集長はどうするのかな?

三郎は、300万円を資金にして今多家の敷地&会社から離れるとか??(家を持つには足りないですけど・・・借家とか?)
300万円を資金にするかは別にしても、今多家から距離を置く決意を固めたようには見えましたね。
でも、菜穂子がそれを受け入れるのには時間がかかりそう・・・。
結婚してしばらくは(今多家から援助は受けていても)多少離れて暮らしていたから、その時なら三郎に付いていくとハッキリ言えたのかもしれないけど、
ああして敷地内に頼りがいのある父親がいて、兄夫婦やそのお手伝いさんがマメに気にかけてくれる環境にいたら、そういう居心地のいい生活から離れるのはかなり大変なのかも

菜穂子は、体が弱いというのはあるけど、誰かに甘えたいというのがかなり強いのかな
そんな菜穂子に翻弄される橋本は可哀想というか・・・。
「間野→三郎=菜穂子←橋本」の行く末はどうなるのか、強い興味はないのですが(爆)、どういう結末になるのかは気になります。

公式HPのトップの写真に冨士眞奈美さんの姿もあるのに、なかなか出てこないな~と思っていたのですが、来週の第8話でやっとご登場のようですね。
暮木の共犯者なのかしら??
暮木は亡くなってしまったので、その後に被害者たちにお金を送った人の存在がまだ出ていないですからね。
というか、大金の出所もかなり気になりますが。
ドラマは何話まであるのかな?
少しずつ解決して、最後はスッキリするといいのだけど・・・
←web拍手です。
※これまでの感想
 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
※公式HP(こちら
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2 コメント

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こんばんわ~♪ (きこり)
2014-08-22 16:58:45
いや~地味にではありますが動いていますよね。
>工場の資金繰りで困っていて、喉から手が出るほど欲しいお金だっただろうけど・・・。
ホントですよね。
息子に何か言われて気持ちが決まったんでしょうか?
でも、不渡り出しそうだとか言っていたような・・・
>菜穂子は、体が弱いというのはあるけど、誰かに甘えたいというのがかなり強いのかな
なんだかお嬢様気質が抜けないような・・・(´∀`;)
この人はこの家を出て生活はできないんじゃ・・
微妙に夫婦の心がすれ違っていますよね。
お互いに気持ちが伝わらないというか・・・
三郎は離婚とかってのは全然考えていないんですよね?
共犯者がいないとお金を送れないと思いますが・・・
富士真奈美さん、そんな重要な役なのかしら・・( ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ)
何も知らないで手伝わされていたとか・・?
あのお金は暮木が貯めこんでいたものなのか・・
そもそも同情だけで、あんな大それたことを決行するのか・・いろいろと気になりますね。

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>きこりさんへ (emi)
2014-08-23 12:34:40
きこりさん、コメントありがとうございます!

ホント、地味~に動いていますね(地味すぎて先週までは眠くなったことも 爆)。
田中の心変わりにはビックリしましたね。
私もチラッと、郁弥さん(朝ドラの役名ですがw)が何か言ったの??と思ったのですが、どうなのかなぁ。

>三郎は離婚とかってのは全然考えていないんですよね?
三郎自身は離婚は全く考えていないと思うのですが、なにせ誰にでも優しいので、見ている周りがハラハラというのがシーズン1からありまして(^_^;)
菜穂子は、結婚を決める前後は「普通の暮らし」でもいいとは思っていたと思うのだけど、今はダメそうですよね~。
これから杉村家がどう収束していくのかも、気になりますね。

やっと冨士眞奈美さんが登場です(笑)

>そもそも同情だけで、あんな大それたことを決行するのか・・
暮木自身も、日商フロンティアに相当な恨みを持っていそうな感じはありますよね。
しかも自殺までしてしまいましたし・・・。
そして、ただ悪事を暴きたいだけだったら逮捕されればいいのに、あえて死亡したのだから、かなり強い思いがあったのだと思います。
でも、あんなに大金を用意できるなんて、普通の仕事をしていちゃ持てないですよね。

いよいよ終盤…早く解明してほしいです!
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