Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「異世代間のコミュニケーション」って、どうでしょう?その2

2007-06-27 10:59:13 | Weblog
昨日は、お話も途中のまま「お話し相手のボランティア」に出かけました。

帰り道のバス停には誰もいなくて、どうもバスが行ったばかりのようです。

雨が上がっていたのも手伝って

「そうだ!!歩いて、帰ろう~」と想いつき、坂道に向かって歩き出しました。

車の通りの多い道なので、後ろからひっきりなしにトラックや乗用車が追い越していきます。

のぼり坂になった車道の横の壁面に、ほとんど手入れのされていないアジサイの花が
それでも色とりどりの鮮やかさを見せて咲いていました。

バスに乗っていたら、ひょっとして見過ごしていたかもしれませんね。

さらに登っていくと、下を交通量の多いバイパスが走っていて
時間帯のせいでしょうか、上下線ともだいぶ渋滞しています。

この周辺は、畑だったり資材などの置いてある会社のようだったり
その先の右手には、名門らしいゴルフ場もあるので

雑木林が残っていて、その道路の両側も緑の木々に囲まれています。

その先は、自然公園にもなっていて
そういえば、以前はkirikouや夫がよく虫取りに出かけていましたっけ。

杉のような針葉樹も見えますが、つやつやした葉っぱの木もあります。

下草には、様々な雑草が生えていて、どくだみの白い花や
名前も知らない小さな紫色のカワイイお花も咲いています。

湿気もあって、歩き出してすぐに汗が吹き出てきましたし
車の排気ガスも、なにやら気になりましたが

思いの外、心地のよいウォーキング気分を味わえました。

あたりをキョロキョロしながらも、不思議にいろいろなことが頭に浮かんできます。

書きかけのブログのことや…

なぜか母やら父のこと、自分のことや妹のこと…
kirikouや夫のことも、どこかをチラッとかすめて…

さらに、意識はアチラコチラへと彷徨いだします。

20分くらい経ったでしょうか、大きな病院の前を過ぎて、交差点をわたって
今度は住宅街に差し掛かって、緑の木陰の続く桜並木を歩いていきました。

ようやくバスの終点が見えてきて…
また、いつもの日常の風景に戻ってきた…気がしました。


ずいぶんと寄り道をしてしまいましたが…

昨日のお話の続きを、少しだけいたします…

実は帰ってから「異世代間のコミュニケーション」というタイトルに修正して
念のため、検索してみたところ

愛知県の高校の先生のお書きになった

「教師ー生徒の関係とコミュニケーションに関する考察」という論文が見つかりました。

こちらにリンクしていいのか、よく分かりませんでしたが
とても興味深くて、いま私がお話しようとしていることについて
上手にまとめていらっしゃるように感じましたので、ぜひご一読ください。


さて「非言語コミュニケーション」という定義やら内容は、さておき

小中先生のお書きになったスクーリングのテキストの

「異文化・非言語 グローバルコミュニケーション」という本が
教科書としてではなく、私にはとても面白く感じました。

モチロン、スクーリングの前に全部読んでおかなくては…と思いつつ
なかなかそうは行きませんので、ところどころをかいつまんで読むのですが

小中先生の観ていらしたもの、なさっていらしたこと
関心がおありになること、などなどがいろいろと浮かんできて
まるで自伝を読むように、映画のワンシーンを観るように感じられました。

授業のほうは、TVドラマやアニメ作品の「源氏物語」を題材にし
また、先生ご自身が手がけられた源氏物語の英訳コミックの製作で
お気づきになった文化の違いによる考察もオモシロく

また、長年マスコミに関わっていらした経験からの
社会に眼を向ける姿勢についても、興味深いお話が伺えました。


さて、一日目のお昼ごはんは、結局私を含めて4人のメンバーで
それとはなく自己紹介をしたり、どんなことに興味があって勉強しているのか

などなど、アレコレと雑談をしながら食べました。

ハキハキした素敵なお嬢さんは、最近「フェァ・トレード」の会社に転職したそうで

お話を伺っていくうちに、以前アースプラザを調べていて見つけた
ネパリ・バザーロ」とのこと。

なんとなくお話があって、駅までの帰り道も一緒に歩きながら
いろいろなお話をさせていただきました。

 
こんな「素敵な出会い」があるのが、ほんとうに楽しくって

スクーリングのよさは、案外こんなところにあるような…気がします。

(モチロン、先生のお話もオモシロイです!)


二日目も…茶色やツンツンヘアーの男の子たちも、ちゃんと授業に出席していました。

午後、先生の「スマステーションのコメンテイター」の録画を観た時には
みなさん、大いに反応していましたし

「非言語的図象」を自分たちで作ってみる課題でも、オモシロい作品ができあがりました。

今回は「非言語コミュニケーション」もさることながら

「異世代間のコミュニケーション」について考える
大きなきっかけのひとつになりました。


自閉症の子どもとツナガリを作っていくときに、ていねいに観察を重ねていき

その子どもの「興味・関心のあるもの・こと」を見つけて、それを媒介にして

その「子どもの持っている世界を理解し」ようとしたり、
その「子どもへのアプローチを模索していく」と聞いたことがあります。

相手に「コミュニケーションをとろう」という
はっきりした意識がないようなところで

また、コミュニケーションのスキルが、かみ合わないような状況で

あえて、こちらから「かかわりを持とうと努力すること」
そのこと自体の良し悪しは、多少なりともあるかもしれませんが

私にとっては、なにやら大きな課題になるような気がしました。

無理強いや強制ではなく、お互いに「自然な形で、何かを伝えていくこと」って

どのように、していったら…できるのでしょうね…


さて、このあたりのことは、これからも折りにふれて

考えながら…実際にやってみながら…お話していくことになりそうです。

皆様も、何かよいお知恵やご経験がありましたら、
教えていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします!

「三人寄れば、文殊の知恵」と言いますし…

ひとりより、ふたり…「多様性の力」を、ぜひ発揮していきたいですね~~!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。