Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

ただいま、アタマの準備運動中・・・?

2009-03-17 15:03:53 | 自伝的記憶?
昨日今日と、すっかり春らしい陽気になりましたね!

我が家の玄関先のかりんの芽吹きの中に「ピンク色のつぼみ」も観えてきました!

旅行から戻った翌日も、講座に参加しておりましたので

午前中の半日は、吸っては、吐いての深呼吸をしたり
アタマと身体をゆっくりとほぐしながら

インプットとアウトプットのタイミングとバランスを測っておりました。

というのも、物理的には、日常空間に戻っているのに

「アタマの中」がなんとなく「異空間モード」から、なかなか戻れないような…

「時差ボケ」のような状態で、この様子ですと…
言葉になってきちんと書けるまでに、もう一息かかりそうな感じですけれど

とりあえず、ウォーミングアップがてら
発声練習をするつもりで、小さなお話を始めてみましょうね!



土曜日は、久しぶりに新幹線に乗りましたから
子どもの様にウレシクなってしまい、車窓から外を観て過ごしました。

名古屋に降り立つと、まだ雨が降っていて空気も冷たくて
慌てて手袋を取り出すくらい寒く感じました。

岐阜駅につく頃、ようやく雨も上がっていましたが
その駅の周辺の変わりように、ほんとうにビックリデシタ!

駅舎が近代的で大きな建物になっていて…「ここはどこ?」っていう感じでした。

駅前のホテルに荷物を置いて、バス路線を調べて
(よくわからないまま、およその当たりをつけて)
とりあえず、大学のある方面に向かって
講演のある「国際会議場」の前で降りずに、そのままもう少し先まで行きました。

おそらく、卒業以来一度も訪れていなかったので…
どうしても、かつての学び舎をひと目見ておきたいという気持ちがありました。

手前までしか行かないバスでしたので、降りて歩いていきましたが
このままでは、会に間に合わなくなりそうですし

タクシーを呼ぶにも場所がわからないので、新聞の販売店に入って聞いたところ
ちょうどそちら方面に行くので「車に乗って一緒に行きましょう!」と
ほんとうにご親切に言ってくださいました。

車で少し行くと、懐かしい風景が見えてきて…
グラウンド越しに、26年前とマッタク変わらない校舎が観えてきました。

門から入った横には、黄色い蝋梅が咲いていて、玄関を入って受付の守衛さんに
「久しぶりに伺いましたが、変わっていなくて懐かしいデス!」とお話しました。

グルッと横を回って、動物舎の方まで入ってから…バス通りまで歩きました。


どことなく建物は変わっているところもありましたが、周辺の山並みは
不思議なくらい、そのまんまのように感じられました。

私が住んでいた下宿のビルも、壁が黒ずんではいましたが、
まだ、建っていて、またまたビックリ!です。

バスに乗って、これまた大きくて近代的な風貌の「国際会議場」に向かいました。


10分ほど遅れて会場に着きましたので

講演1
「免疫アジュバント細胞療法の理論と実践」谷口克先生のお話の途中でした。

以下 講演2「免疫・アレルギー・炎症・プロスタノイド」成宮周先生

   講演3「免疫応答の選択的制御」徐 強先生

   講演4「認知症の疾患モデルを用いた薬効評価」藤原道弘先生

の、興味深いお話を伺いました。

(4つのお話を伺って、理解の及ばない部分もありましたが

最後の「動物の行動や行動変容、病態モデル」のお話が一番面白く感じて
自分の興味の方向性を、改めて認識いたしました。)


最後に、薬理学教室でお世話になりました永井博弌先生がお話になりました。

教育と研究に41年携っていらして、この6年間は学長として
「薬学部6年制の移行期」の、とても重要なお仕事に携わっていらしたとのこと。(以下引用)

『…岐阜薬科大学は「公立、単科、薬学」という時代の変化の嵐をまともに受ける三重苦を背負った大学でしたので、何をバネにしてピンチをチャンスにするか、一生懸命考えました。結果的には、①公立大学でもできる法人のシステムを先取りした大学組織の大規模な改革②単科大学の弱点をカバーするためには岐阜大学を中心に他大学、研究機関との連携強化③薬学の中でこれまで本学が行ってきた高度な研究に支えられた教育の強化(グリーンファーマシー)を行いました。就任したときの挨拶で私はダーウィンの言った「最後まで生き残れる生物は最も頭のよい生物でもなく、最も強い生物でもない。周囲の環境変化に最も良く適応できた生物である」ことを引用して、激変する薬学と大学を取り巻く環境にいかに順応していくことが大切かを訴えました。(中略)私は研究に支えられた教育を行う理念として、「ヒトと環境にやさしい薬学(グリーンファーマシー)」を提唱しました。薬学が他の学部と異なる最大の長所は、「ヒトという生体と化学物質」の両方に精通していることです。この両方が理解できなければ立派な薬剤師、薬学研究者や技術者にはなれません。…実際に患者さんに接した経験から来る薬学のヒューマニズムを学生に教育しながら従来の薬学の中に新しい風として吹き込み、新しい薬学が生まれつつあります。』(引用ここまで)

素晴らしい先生のもとで、学んでいたことを改めて思うと同時に
あまりにも、私自身が不勉強で、できていないことだらけだったことが…
悔やまれますけれど。

永井先生のお話の最後にあった『学んで考え、行って祈る』という言葉を忘れずに

私も、もう少しの間「いまの自分にできることを探しながら」勉強をしていこうと
想いました。


私自身は、薬剤師としては、たいしたこともできないままでしたけれど…

卒業生の方々が、各方面でご活躍していらっしゃいますし
今後の皆様のご活躍とご発展を、心よりお祈り申し上げます!

祝賀会では、同時期に研究室に所属していた方々や先輩などにお目にかかって
近況などを伺って、愉しく過ごしました。

会の終了後、(当時は助手でいらした)教授の稲垣先生と
お話をさせていただいたことも、とても心に残っております。

大学4年生の頃の一年間が『よき師と、よき仲間に恵まれて…』

ほんとうに幸せだったことを

今になって、ようやく確認することのできる一夜になりました。

(いつも気がつくまでに、時間がかかるような…気がしてなりませんけれど。)


マァマァ、私の中でこれまでに経験したり見聞きした色々なモノたちが

どんな風にブレンドされたり、削られたりして…

今の私をカタチづくっているのでしょうか?


そんなことを考えながら、もう一時「アタマの準備運動」をしていきましょう!


小さなお話をするつもりが、スッカリ長くなってしまい申し訳ありませんでした。



皆様も、時には懐かしい街並みを、ゆっくり歩いてみたりして…


    お気持の穏やかなお健やかな佳き一日をお過ごしくださいね…



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