Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

本を読むこと・・・

2006-05-24 21:49:58 | Weblog
近頃、本を読むことが、とても楽しく感じられます。


このところ、気になる本や読んでみたい本
さらには、通信制の大学のテキストやレポートの参考にする本など
家中に本があふれています。

いつからこんな風になったのか、考えてみると

kirrikou のことが気がかりだった時期には
ほんとうにたくさんの発達障害の本や当事者の方の書かれた本を読みました。

ある程度、状況も把握できて、知識や情報が増えると
逆に、実際の対応や手立てのほうが重要であることがわかってきます。

その頃から、それまでのように発達障害の関連の本ばかりを読むのではなく
ほんとうにいろいろなジャンルの本を、読むようになりました。

ものごとを、深く掘り下げて考えたり見ていくことも、とても大切なことですが
その上でいろいろな立場や、広い視点からの見方が求められてくるようです。

自分だけのものの見方を、客観的に見直したり
いろいろな方の考え方や見方と比べたりしながら
お互いに、それぞれの感じたこと考えたことを話し合うことで
新しい方向性や、考え方が生まれることがあるのでしょうか?


不思議なもので、ブログで知り合った方のお勧めの本や
書店で「これは、おもしろそう!」というひらめきに任せて
ずいぶんたくさんの新しい分野の本を読むようになりました。


この歳になっても、ほんとうによく知らないことや
いままでには、興味がなかったり、できないからといって敬遠していたことが
ほんとうにたくさんあることに、あらためて気づきました。


思い出してみたら、小学校の頃は、探偵小説や伝記ものが大好きで
図書館にあるシリーズものを、ずいぶんたくさん読んだと思います。

中学高校では、通学の電車やバスの中で、文庫本をよく読みました。

それなりにいろいろ読んだとは思いますが
好きな作家は、北杜夫さん、星新一さん、山本周五郎さんなどでした。

夏目漱石は、「こころ」が一番印象に残っています。

外国のお話も読んだと思いますが、あんまり記憶に残っていなくて
思いつくのはトマス・マンやアンドレ・ジイド、
アガサ・クリスティやコナン・ドイルなどの推理小説が好きでした。

本を読むこと自体は好きでしたが、いわゆる文学少女ではなかったので
小説の世界にあこがれたり、夢に見たりという感じではありませんでした。


20代の頃は、いろいろ思うところあって
心理学関係の本を、あれこれ興味の赴くままに読んでいました。

「ものぐさ精神分析」だとか、ユング関係やアドラー心理学やシュタイナー教育など・・・
その頃には、クリシュナムルティも大切な本になっていました。

ちょうど「大人になりきれない心の葛藤」みたいなことで
なんだか、もがいていたのかもしれません。


それにしても、ほんとうにたくさんの本が出版されていますが
そんな中で、実際に手にとって読むことのできる本は
意外に限られているのではないでしょうか?


私も、小説などは、あまり読む時間がないので
知らない作家の方のほうが、多いと思います。


こんなにも、限られた時間の中で、自分のこころに響いたり
考えを揺さぶるようなインパクトのある本にめぐり合えることは

奇跡にも近い・・・素晴らしいことなのかもしれません・・・


皆さまの、お勧めの本を伺ったり
私自身が読んで、面白くて気になる本のことも
また、ご一緒にお話してみたいですね!!

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご推薦したい童話を。 (道草)
2006-05-25 10:21:52
最近は推理小説しか読みませんので、推薦できる様な内容のものがありません。学生時代に熱中した、高橋和巳「我が心は石にはあらず」「邪宗門」・真継伸彦「鮫」「無明」などが印象に残っています。

それより、児童書でお奨めの作品を。広瀬寿子著「まぼろしの忍者」(第27回 日本児童文芸家協会賞受賞・小峰書店)/同「そして、カエルはとぶ!」(第33回赤い鳥文学賞など児童文学受賞作品/第49回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」3・4年生 小学校中学年の部/国土社)

「まぼろし・・・」は男の子の潔い生き方を、「そして、かえる・・・」は人間の優しさを教えてくれる、どちらも素敵な童話です。是非!なお、作者は「小さなジュンのすてきな友だち」で79年度・児童文芸新人賞を受賞しています。もし、すでに読んでおられましたらご容赦ください。

返信する
今度、ぜひ読んでみます!! (風待人)
2006-05-25 12:40:20
道草 さま



ご紹介いただいた本は、いずれも読んだことがありませんでした。

ありがとうございます。



「男の子の潔い生き方」は、ぜひ感じてみたいです。



私は、どちらかというと「男の子」みたいなところがあると

自分では思っていますので。



さて、高橋和巳さんのお名前は聞いたことがありましたが

文学や哲学や日本の思想などの分野には

あまり触れることなく、ここまでノンビリと暮らしてきてしまいました・・・



実は近頃、いろいろと気になることがあります。



これまでの歴史的な経緯を踏まえることはとても大切ですが

今、中学生くらいの子どもたちと同じ視点で

これからの世の中を考えていくとしたら

過去に縛られるのではなく、新しい考え方も必要な気がします。



それがどんなものなのかは、まだよく見えてきませんけれど・・・



この前、TVで紹介されていた

柄谷行人著「世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて」という本の中に

もしかしたら、なんらかのヒントがあるかもしれないような・・・

不思議な直感があります。



とはいえ、いま読んではいますが

馴染みのない分野なので、なかなか理解は進みません・・・



良かったら、また本のご紹介や感想などお話してください!

返信する
本を読むこと (54notall)
2006-05-26 00:53:06
本を読むと、見たことのない世界を見ることができて、自分の世界観を広げることができる。

人生を分厚くする、というか、本から学ぶことはあまりにも多い。

世の中知らないことだらけですから。



僕は読む本を自分で選ぶことがあまりないです。

ほとんど、誰かのオススメだったりする。

本の巻末にある参考文献を読んだり。



爆笑問題の太田さんがオススメする本は個人的に100%ヒットです。

「タイタンの妖女」とか「アラビアの夜の種族」とか。

ファンタジー小説は心を豊かにしてくれると思います。
返信する
ぜひ、お勧めを教えてください!! (風待人)
2006-05-26 08:49:27
54notall さま



いらしてくださってありがとうございます!



私も、基本的に自分の好きな人のお勧めをキャッチして

読むことが多いです。



その人がどんなことに興味があるのかも知りたいし

その人に影響を与えたものが何なのかを見てみたい・・・

という気持ちがあるのかもしれません。



当然、そこから自分にもいろいろな影響や考えるヒントが

得られますよね。



何かを変えるきっかけや新しいものを見つける扉を開くような

出会いや気づきが、そこには待っているのかもしれません。



爆笑問題の太田さんがお好きですか?

立川談志さんのお弟子さん(?)なんでしたっけ・・・

「お笑い」と簡単に片づけられない独特の面白さがありますよね。



54notall さまのお勧めも、またお話してくださいね!

返信する
オススメ (54notall)
2006-05-26 14:42:42
談志師匠は太田さんを自分の隠し子だというくらい太田さんを認めているということです。



僕がもっとも影響を受けた一冊は

太田光「パラレルな世紀への跳躍」です。

テレビとは違う太田さんが見れる。

僕の文体や、話の運び方、文章の雰囲気などはこの影響を大きく受けています。



あ、そうだ。

「54の本棚」に行くとオススメがいろいろわかります。。
返信する
今度オススメを覗きにうかがいますね! (風待人)
2006-05-26 16:52:58
54notall さま



横浜国大の学祭は「清陵祭」って言うんですか?



明日は、ウチの子は運動会です。お天気になるといいですね。

(かなりキビシイ予報ですけど・・・)



常盤台には、一度 行ったことがありますが

小高いところで、緑がたくさんあって

素敵なキャンパスという印象でした・・・。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。