Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

窓ガラス、白く曇って…

2008-11-06 11:07:53 | 表現すること
今朝は、空気もヒンヤリと心地よく…

気持は、いろいろと波立っていても、水色の青空を眺めれば
不思議に心が晴れてくるものデス。


巷は「アメリカの次期大統領がオバマさんに決まった!!」というニュースで
持ちきりです。

アメリカを発信地にして…新しい変革の波が、
きっと世界に向けて広がっていくことでしょう!


演説も、オバマさんの心からの願いと想いが込められた素晴らしいお話に思えて
聴いている人の意識の中に、真っ直ぐに染み入っていくように感じられました。


世界情勢など、実際の課題はとても重く様々なのでしょうけれど…
私も、今地球に生きている一人の人として
期待感を込めて、見守っていきたいと想いました。


一方、(イームズフィルムのように…)フォーカスをグッと狭めて観ると…

我が家の「期待の星」でもあり…
見方を変えると「気がかりのタネ」でもあるkirikouクンは

「そろそろ、冬眠したい…」と言うくらい、活動レベルが低下中のようです。

そんなジョーダンを言っている場合では、ないんですけれど…

このところ、二日連続の「遅刻モード」ですし
クラスの様子も…どうやら、いろいろありそうです。

とはいえ、小学校生活も5年目に入って、いろいろな経験を積み重ねるなかで
そんなこともあろうかという「ささやかな見通し」も見えてきましたので

目の前に現れた様々な「課題や出来事や事件」に対しても、
その時に、できるかぎりの対処法を見つけたり、
アチコチにご相談して解決方法を見つけていく…

まぁまぁ、そんなことの連続でしょうか?


親としての私も、ひとりの人としての私も、まだまだ修行中…という感じです。


サテ…先日のお出かけのお話やら、チョッとだけいたしましょうか。


「学齢(障碍)児の放課後や余暇の居場所作り」は、とても大切な課題です。

横浜市の放課後事業の「はまっ子スクール」などでは、
なかなか受け入れの間にあわないこともありますし

その必要性などを、多くの方に知っていただいた上で
福祉の方々や地域の方々のご協力も、必要になりますので

いろいろな方々と連携していくための
皆様の「お知恵とお力を集めていく」ことが大切です。


終了後、地域コーディネーターの瀧澤先生にもお声をかけさせていただきましたし
住んでいる地域の児童相談員のSさんや
区社協の(傾聴関連でお世話になっている)Eさんにも、偶然お会いしました!


それから桜木町の駅やランドマークプラザを抜けて
みなとみらい線経由で、代官山まで向かいます。

お天気もとっても良くって、
ベビーカーに乗ったお子さん連れのオシャレなお母さんたちが目に付きます。

「ミッシング・ピース東京展」を開催している「ヒルサイドテラスとプラザ」は、
以前にも来たことがありますから
オシャレなお店を横目で見ながら、近道の裏道を通って行けました。

ちょうど、ダライ・ラマ法王の来日中ということで
お写真の笑顔も、ひときわ身近に感じられます。

シンプルな英語のメッセージが、各セクションに書かれていますので

小さな声を出して、ひと言ひと言読んでいるうちに
ダライラマのお声が、耳元に聴こえてくるような…そんな錯覚にとらわれてしまいます。

ダライ・ラマ所蔵の「タンカ」は、必見です!!

現代アート作家の作品も、それぞれほんとうにユニークです!


目からだけでなく、耳からの刺激もふんだんに取り入れたり映像を使った表現は
とても興味深いですね。

(人によっては…心地良いものとは、限らないかもしれませんけれど
様々な感覚器官を、刺激される…ものになっているようです。)

会場でお手伝いをなさっているのは、シニアのボランティアさんでしょうか?
赤と黒を基調にした装いで、お声をかけるといろいろなお話をしてくださいました。

イラストと写真だけでしたが
「クリスト&ジャンヌ=クロード」の作品の赤とオレンジの布が風にはためいている風景は
できることならば、実際に目の前で感じてみたいなぁ…と想いました。


会場が3ヶ所に分かれておりますので、第3会場に行く際には…

猿楽町と言う地名の由来になった「猿楽塚」を、ぜひ見つけてみてください!


いにしえより、人が住み…様々な想いを込めた土地柄ということが実感できます。


それから、朝カルで何度か訪れている新宿住友ビルに向かいました。

何の樹でしょうか?手前にある一本だけ、随分と色づいていて
風に吹かれて、少しずつ落葉していました。

良寛展は、地下のホールで開かれています。

それにしても「なんて、優しい字をお書きになるんでしょう!!」

書かれている言葉も、思わず微笑んでしまうような…
あたたかさと優しさに、あふれています。

さらに、様々なお姿の良寛さまを描いた絵も展示されていました。


複製でしたが、『天上大風』の書もありました。


新潟の良寛さまの生誕地のあのあたりは、今、両親の住んでいるところに程近く
今度改めて、訪れてみたいなぁと想いました。

帰りがけ、「オススメのご本は、どれでしょう?」と伺って

加藤僖一著「ほっとする良寛さんの般若心経」を購入しました。

帯より引用いたしますと…

『良寛さんの書を味わい  良寛さんの心にふれる』

『良寛の「般若心経」には、奈良時代の典型的な写経体とは違って、ファジー、スウィング、スピンといった、宇宙の創世にもつながる美しい〝ゆらぎ〟があります。(はじめより)』

ムズカシイコトは、さておいて…

良寛さまの言葉や字にふれて「ほっとする…」ことができたら、
ほんとうに素敵ですね~!! 


ようよう、お日さまの暖かさが窓越しに感じられてきましたね…


相変わらず、家のことはソコソコにして

支援センターで、印刷をしてから「朗読の講座」に向かいます。

今度の課題は、志村ふくみさんの『語りかける花』より「たけたる位のこと」です。(以下引用)

『 世阿弥の書いたものに「蘭位事(らんいのこと)」という一段があって、たけたる位ともいい、不完全という意味だという。
 しかもそれは単なる不完全ではない。芸の奥義を窮めたシテが、時々変わったかたち、異風を見せることがあるが、面白いと思って初心者が安易に模倣してはならない。そもそも『たけたる位』とは若年から老年にいたるまで、あらゆる稽古をし尽くした人間が稀に演じる非風(悪いかたち)なのである。そん非風がある瞬間、是風(正しい形)になるという。
 わざが自己を離れ、芸の域を超えて自在になる。名人上手が完全無欠な芸を見せても面白くない。そこになにかドキッとさせられる一陣の異風が立ちあらわれ我々の悟性をひっさらうのである。 
 全て仕事をするものにとって、願う彼岸、終極の姿ではないか。
 いまさら六十の手習いなどといって、最初から出直すなど不可能なことだと決めてしまってはいけない。たけたる位を遠い彼岸のこととしてあきらめてしまってはならない。人生は六十より七十、七十より八十に素晴らしい秘密がありそうに思える。』(引用ここまで)


これまで、ひたすら染色や織物に打ち込んでいらした方ならではの
強さを秘めた言葉に思えます。


それでもなお初心に立ちかえリ、終極の姿を追い求めて
さらなる精進を続けようとなさっている…

「無心」のようでありながら、強い「欲」を持ち続けること…


そのウラハラにも見える「生き様」に、
なにか、つよく心打たれるものを感じずにはいられません。


まぁまあぁ、私などには見ることの叶わないような
厳しい芸やワザの世界があるのでしょうけれど

「歳なんかに、こだわらずに…あきらめないで、トライしてみよう!!」という

精神の部分をしっかり頂戴して、ポチポチとマイペースで行ってまいりますね!!



皆様も、お風邪など召しませぬよう、お身体にはくれぐれもお気をつけて

(それでも引いてしまったら)お気持もお洋服も、ホッコリと暖かくなさって


お心もさわやかな、お健やかな佳き一日をお過しくださいネ!!


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