『それでも、生きてゆく』
出演:瑛太 満島ひかり 風間俊介 田中圭 小野武彦 風吹ジュン 時任三郎 大竹しのぶ
最終回まで観ました。
なんか、順序立てて感想を述べられないので、バラバラに。

9話の双葉の言葉「どこでしょうね」というのは、
逃げている兄の居場所ではなく、直前の洋貴の
「2人のことを誰も知らないところへ行きたい」という
言葉に呼応したものでは?

「忘れられるかもしれません」
「忘れたらいけないと思いました」
忘れたらだめなのかな。
忘れたらなかったことになっちゃうのかな。
忘れるっていうのは、亜季のことかな。事件のことかな。

日向夏・(冷凍)みかん・りんごなど、果物が象徴的。

なんか、普通の「いいドラマ」だったら、
被害者の兄が、かつての友人だった加害者に向かって、
よくわからないけどいいことを言って手を握ったら
その時は素直にならないまでも、何かを感じて犯罪を後悔する、
みたいな流れがよくあると思うんだけど、このドラマは裏切る。
いいことを言っている被害者の兄の横で
加害者の妹が泣いているのに、
当の加害者は注文したオムライスが遅いとつぶやく。
「謝ればいいのか」と、口先だけの謝罪を述べる。
加害者がまったく反省していないと知ったら
憎しみは増すと思うんだけど(よくわからないけど)、
亜季の母は「もうじゅうぶんです」と言い、
兄・洋貴は双葉との未来を考えようとしている。
強い人たちだな、と思う。

加害者の妹と被害者の兄。
普通だったら交わらないはずの2人を結びつけたのは罪だった。
でも2人が結ばれなかったのはその罪のせいだった。
哀しいな。

文哉はなぜ犯罪を起こしたのか?
本人は「たまたま会ったから」「誰でも良かった」と言っていた。
家族を殺してしまいそうな自分を消したくて、
三日月湖で自殺をするために湖を隔てるフェンスを壊す金槌を持って出る。
そして亜季と会ってしまった。
それでもまだ留まれたかもしれない。
「生まれてこなければ良かったのにね」亜季に言われるまでは。
それは「フランダースの犬」のことだったのに。

乱闘シーンがすごい。
洋貴と文哉、洋貴の母と文哉。
特に洋貴と争っているときの文哉がもう、本当に獣のようで。
人を殺してしまうときってこうなるのか、と恐ろしくなった。

双葉と文哉の妹、灯里ちゃんがかわいそう。
目の前で自分がおなかにいた頃の母を憎んでいたと言われ、
母にも「この子と一緒に死のうと思った」と言われ、
自分が望まれていない子だったと感じてしまうのでは?
次の文哉になってもおかしくない。
最後の双葉の選択は、やっぱり間違っていたんじゃないか。
将来的に悠里の心に傷を残しそう。
出演:瑛太 満島ひかり 風間俊介 田中圭 小野武彦 風吹ジュン 時任三郎 大竹しのぶ
最終回まで観ました。
なんか、順序立てて感想を述べられないので、バラバラに。

9話の双葉の言葉「どこでしょうね」というのは、
逃げている兄の居場所ではなく、直前の洋貴の
「2人のことを誰も知らないところへ行きたい」という
言葉に呼応したものでは?

「忘れられるかもしれません」
「忘れたらいけないと思いました」
忘れたらだめなのかな。
忘れたらなかったことになっちゃうのかな。
忘れるっていうのは、亜季のことかな。事件のことかな。

日向夏・(冷凍)みかん・りんごなど、果物が象徴的。

なんか、普通の「いいドラマ」だったら、
被害者の兄が、かつての友人だった加害者に向かって、
よくわからないけどいいことを言って手を握ったら
その時は素直にならないまでも、何かを感じて犯罪を後悔する、
みたいな流れがよくあると思うんだけど、このドラマは裏切る。
いいことを言っている被害者の兄の横で
加害者の妹が泣いているのに、
当の加害者は注文したオムライスが遅いとつぶやく。
「謝ればいいのか」と、口先だけの謝罪を述べる。
加害者がまったく反省していないと知ったら
憎しみは増すと思うんだけど(よくわからないけど)、
亜季の母は「もうじゅうぶんです」と言い、
兄・洋貴は双葉との未来を考えようとしている。
強い人たちだな、と思う。

加害者の妹と被害者の兄。
普通だったら交わらないはずの2人を結びつけたのは罪だった。
でも2人が結ばれなかったのはその罪のせいだった。
哀しいな。

文哉はなぜ犯罪を起こしたのか?
本人は「たまたま会ったから」「誰でも良かった」と言っていた。
家族を殺してしまいそうな自分を消したくて、
三日月湖で自殺をするために湖を隔てるフェンスを壊す金槌を持って出る。
そして亜季と会ってしまった。
それでもまだ留まれたかもしれない。
「生まれてこなければ良かったのにね」亜季に言われるまでは。
それは「フランダースの犬」のことだったのに。

乱闘シーンがすごい。
洋貴と文哉、洋貴の母と文哉。
特に洋貴と争っているときの文哉がもう、本当に獣のようで。
人を殺してしまうときってこうなるのか、と恐ろしくなった。

双葉と文哉の妹、灯里ちゃんがかわいそう。
目の前で自分がおなかにいた頃の母を憎んでいたと言われ、
母にも「この子と一緒に死のうと思った」と言われ、
自分が望まれていない子だったと感じてしまうのでは?
次の文哉になってもおかしくない。
最後の双葉の選択は、やっぱり間違っていたんじゃないか。
将来的に悠里の心に傷を残しそう。
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