Ekrino書簡

頭の整理&ひまつぶしに適当なことを書く

ASRocK H77M-ITXのNVMe化

2020年05月14日 | PC
8年前、特に必要もないのに、円高の勢いで買ってしまったH77M-ITX + i7 3770T@ Antec ISK-100という構成。

何だかんだでWindows10がIvybridgeをサポートしてくれるので使い続けているが、
Haswell世代あたりから普及したNVMe用のM.2スロット非搭載という点で大きく見劣りするので、
NVMe化による延命を実施した。

【事前検討】
・NVMeのインターフェースは要はPCIeなので、M.2->PCIeの変換をすればいいが、
 ISK-100は3L級の小型ケースであるため、収めるにはスモールハイトなアダプタが必要
・H77M-ITXは、UEFIがNVMeブートに対応していないので改造が必要

【準備】
・PCのバックパネルの高さ寸法が4.8cmなんで、これ以下なら大丈夫だろうと
 高さ4.45cmの1Uサーバー用アダプタ(MX16-1U)を買った。送料込み3ドル…いいのかよ、これ。


・UEFIの書き換えについては、ここを参考にした。
(要約)
win-raid.comのフォーラムより、CodeRush's UEFITool"NvmExpressDxe_4" moduleをダウンロードし、
UEFIToolでASRockのサイトから拾ってきたUEFIを読み込み、PciExpressDxの該当行探して、Insert After...で"NvmExpressDxe_4.ffs"を追加し保存する。


【結果】
・ISK-100にM.2アダプタを突っ込むのに苦労したくらいで、作業自体はあっさり終わる
・H77M-ITXで使っていなかったPCIe x16スロットが有効活用できたことの達成感はある。
・NVMeの爆熱を懸念していたが、CPUクーラーの風があたるらしく温度は控えめ(室温25度でSSD41度)
・Samsung PM961(MZVLW256HEHP)という比較的古いSSDなので、NVMeとしては若干遅めながらも
 PCIe3.0(実効値3.4GB/s)のポテンシャルが発揮されており、SATA3(実効値600MB/s)との格の違いを見せつける。
 

データドライブ用に1TBの安物SSDつっこんだら特に不満がなくなってしまったので、
このままPCが壊れるか、サポートが打ち切られるまで使おうと思う。

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