
5年ほど前から出回っていた、中華製の激安HDMIキャプチャUSBドングル。
これらはMacroSiliconという中華メーカーのMS2109というチップを使っているのだが、
- HDCPナニソレ
- USB3.0の端子のフリをしてるけど実態はUSB2.0
- 音声データがモノラルになる
(48kHzステレオが96kHzモノラルで記録される謎の仕様) - プロセスが古いのか異様に発熱し、本体からの電源ノイズに弱い
…という実に中華らしい仕上がりであった。
(720pのキャプチャとしてはそれなりなんだけど、USB2.0で送るためMJPEGなのでノイジー。FHDは720pから引き延ばしてぼやけるし、30fpsになるので使い物にならず、音声は設計不良なのか片チャネルが48~96kHzの可聴域外に記録される)
(720pのキャプチャとしてはそれなりなんだけど、USB2.0で送るためMJPEGなのでノイジー。FHDは720pから引き延ばしてぼやけるし、30fpsになるので使い物にならず、音声は設計不良なのか片チャネルが48~96kHzの可聴域外に記録される)

MS2109のシンプルすぎるボードレイアウト
特に、FHDがMJPEGの1080p/30fpsに劣化することとモノラル音声がゲームのキャプチャ用途には致命的に使いにくかったのだが、HDMIをUVC(USB Video Class)でPCに取り込めるので、コロナ禍で入手が困難になっていたwebカメラの代わりに、ハンディカムのHDMI出力を取り込むなんて使い方も出来て、なんだかんだで重宝もした(会議で俺だけ恐ろしく高画質で映っていた)。
そんなMS2109の後継品であるMS2130。
ちゃんと2.と3.の部分が直ってて、アリエクでは「True USB 3.0 Video Capture Card」なんて開き直った謳い文句で売られている。

相変わらずボードはシンプルである…
サクッと買って繋げてみるも、色相がおかしく、無圧縮なのに滲みがあって気持ち悪かったのだが、ファームウェアを更新すると劇的に改善する…というのが本日のテーマ。
左:元ファーム、右:改造ファーム HAGiBiS USB3.0キャプチャ(UHC07)

※比較用画像は720pだが、1080pでも同様
太眉関西弁を拡大するとこうなる。

あいかわらずHDCPナニソレだし、JPEGノイズ乗らないし、発熱もマシになったので、1500円でこれならかなり良いと思う。
あとプラシーボかもしれんが、余計なスムージング処理をしない分、遅延も減った気がする(50msくらい??)ので、FPS以外のゲームならプレイも可能かもしれない。
標準のクソ画質で配信・記録してる人が、「買うならMS2130ですよ」みたいなことをドヤ顔で言ってる現状があまりに哀しいので、中華ツールの使い方をメモとして残すが、やるなら自己責任でやってくれ。
▼更新ツールの入手
- https://cowtransfer.com/ にアクセスする
- Receive をクリックする
←この灰色のとこ
- Input 6-digitにz6a4gqを入力する
▼更新ツールの使い方

STATUSは、正常に繋がっているかの確認用。PID:2130がMS2130。
(1)ファームウェアのバックアップ
①芯片型号でMS2130/31を選択
②ラジオボックスFashにチェック
③Readを押してドングルからfirmwareを読みだし
④Save to BINで保存(バックアップ)
(2)ファームウェアの更新
ⒶOpen Fileでファームウェア※を開く
※ファームウェアはどっかで見つけてください
ⒷDownloadで書き込み
終わったら、USBドングルを抜いて差し直す
おしまい\(^o^)/
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