・菊芋Jerusalem artichoke きくいも
キク科、北アメリカ原産、多年草、荒地で野生もしている。別名カライモともいい春先に種芋を蒔(ま)き、成長すると高さ2m、9月にガーベラの花を小さくしたようでヒマワリに似た黄色の花を咲かせる。
葉茎が枯れた11月から翌年の1月に地下茎の生姜のような塊茎(かいけい)を収穫して旬とする。
塊茎の切り口がキクに似ていることから名前が付いたという。荒地でもよく育ち連作が多少可能なことから北海道、東北に多いがほぼ全国的に栽培している。塊茎(かいけい)を食用とし、味は、淡白だが少し甘味があり、外皮は、茶褐色、内部は、半透明の白色で味噌漬け、粕漬け、漬物の天ぷらとして利用する。加工用に果糖、アルコールの製造にも用いる。
芋としてあるがキク科の植物でエネルギー35kcal、炭水化物15.1g/100g中で15%ものイヌリン(貯蔵多糖類)が含まれることからビフィズス菌を増やす、便秘解消、ダイエット、血糖値を上昇させないとして利用価値が高まっている。
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