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[テトロドトキシン]食生活について語ろう

2022年11月26日 | 美容ダイエット

・テトロドトキシンTetrodotoxin てとろどときしん
  1912年に田原良純により卵巣から抽出したフグ毒、神経毒としてよく知られる。フグの毒をたどると食物連鎖により餌となる貝、エビなどの甲殻類、その餌になるプランクトンや海中の微生物、細菌にいきつく。
毒を産生する渦鞭毛藻(うずべんもうそう:貝を毒化させる)プランクトン類が魚や貝の毒素を蓄積させ毒の強さはフグの種類、育った場所が問題で、臓器、季節によっても異なる。
臓器に多く卵巣、肝臓が猛毒でもっとも強く、腸、皮にもかなり含まれる。青酸カリの1,000倍に匹敵すると言われ、熱を加えても分解せずテトロドトキシン0.5mg、種類により卵巣、肝臓10g以下で大人(60kg)1人に対する致死量と推定している。
筋肉部分は十分に水洗いされていれば毒はなく、トラフグ、シマフグの筋肉には毒は含まないといわれる。
河豚のほかにもツムギハゼ、ヒョウモンダコ、Atelopus属のカエル、ボウシュウボラやバイなどの貝類のほか、ある種のヒトデ、カニ、ヒラムシなどにもTTX(テトロドトキシン)があることが分かってきた。更にTTXは、ビブリオ科あるいはアルテロモナス科などの海洋真正細菌の産生する毒素アルカロイドであることを明らかにしている。
同意語として:スフェロイジンSpheroidine、タリカトキシン (Taricatoxin、テトロドントキシンTerodontoxinともいう。
中毒の症状は、まず口唇、舌、指先のシビレ、ついで発声が困難となり、呼吸不全に陥り最悪の場合死に至る。TTXの排泄までの時間は9時間前後といわれ食後30~40分以内に症状が出た時は重症になりやすいという。
河豚(ふぐ)の子の漬物が石川県で資格免許を持つ業者にのみ法律的に許され貴重品でフグの子とは河豚の卵巣であり猛毒のTTXを含み取扱が厳しく限定している。3年ほども塩、糠に漬け込んで発酵により解毒を確認したものを食用としている。卵巣よりTTXを採取し神経痛の薬がつくられる。

 

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