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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[富士山のカレーライス] 食生活について語ろう

2021年07月16日 | 美容ダイエット

・富士山のカレーライス
   富士山標高約3776mが世界遺産として2013年に登録しています。
富士山の頂上で、もう35年以上にも前になるでしょうか。わたしは、🍛カレーライスを1000円で食べることができました。美味しかったです。山小屋での定番メニューとなっているようです。
浅間神社より、早朝4時ごろから登り始め、丁度昼頃に山頂に到着しました。
出来合いの缶詰、レトルトパックもあったでしょうが、もし山頂でカレーを作るとしたら、気圧の低い山頂ですので、日常に生活している地上付近の平地とは異なってくるものと思われます。
標高が1000m高くなるにつれて気圧は約100hPaずつ低下し地上付近の1気圧(1013.25hPa)では、水(純水)は、100℃で沸騰します。気圧が低い富士山頂(0.7気圧:630hPa)では水の沸点が下がり87℃くらいで沸騰し普通の鍋で炊いたご飯は半煮えでおいしくできません。
エベレスト山頂(8848m)だと70℃前後で沸騰するらしいです。暖めぐらいなら特に問題ないでしょう。

そこで圧力鍋では気圧を高くすることができ100℃でも沸騰しないので、水温が高くなり物が軟らかく煮えます。
圧力鍋は、気圧が高いと沸点は上がるという原理のもとに作られた調理器具です。およそ2気圧で120℃、2.45気圧で128℃程度の沸点になります。
高温や高圧により、野菜類の細胞壁が早く破壊、肉類ならタンパク質や繊維が早くほぐれ普通の3分の1から4分の1の短時間で調理することが可能です。
調理には、加圧のために十分な水分と空間が鍋の中になければならず、日本の雑貨工業品品質表示規程では「なべに三分の二(ただし、豆類にあっては三分の一)以上内容物を入れて使用しない旨」を表示義務としています。
圧力鍋を用いた調理は基本的に、加熱、加圧、蒸らし、減圧の、計4つの段階を経るのです。
蓋を開ける際には、十分に減圧してからにしないと、高温の内容物、蒸気によりやけどしたりすることがあるので取り扱いには充分な注意が必要です。
圧力鍋(圧力釜)での炊きたての暖かいご飯のカレーライスは、山登りの、心地よい疲れを一層癒してくれているのでしょう。

圧力釜の沸点が上がるということは、より高温で調理ができるということです。すなわち100℃以上の高温で調理でき高地のご飯は圧力釜を使えばおいしく炊け、圧力なべで魚を料理すると骨まで柔らかくり短時間で調理できます。
TV番組で富士山頂浅間神社の神主さんのお話で「気圧が低い富士山頂での料理は、まず圧力鍋で野菜を丸ごと煮炊きしておく。そしてその後に、メニューに合わせて煮えた野菜に別途味付け調理をする。」とのことでした。
食材を公的機関では、ヘリコプターで運ぶこともできましょうが、山小屋の個人経営では人力でリュックに背負い登山で運搬している様子でした。

ネットの調べで最近の山頂のメニューとその価格は、
缶ジュース400円、ペットボトルの水(500mml)500円、 おしるこ600円、豚汁/みそラーメン/しょうゆラーメン/うどん/おでん各800円、お茶漬け900円、カレーライス/カレーうどん各1,200円、ホットコーヒー500円、ビール(350ml)600円となっているようです。食べられる品数、種類が増えています。
頂上富士館では牛丼もあるようです。

静岡県の海岸線で気温が30℃としても、同時刻の富士山頂は7℃ほどしかありません。地上の気温は5℃だと富士山の山頂の気温は-25℃と20℃の気温差があります。山の天気は変わりやすく、酸素濃度(富士山頂:平地の2/3、エベレスト山頂:平地の1/3)が低く高山病になることもありますので充分な注意が必要です。

 

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