・笛鯛Snapper ふえだい
フエダイ科、全長35~50cmほどで南日本から世界の熱帯、亜熱帯の岩礁域水深10~70mに生息する。鯛に似た体系で口元がやや突き出し笛を吹くときの口に似て海産魚の総称としている。
英名のSnapper(スナッパー)は、貪欲(どんよく)に餌に食いつく(snappish)ことから名前がつけられたといわれる。
センネンダイ、ナミフエダイ、ヨコスジフエダイ、ヨスジフエダイ、ハナフエダイ、ヒメフエダイなどがあり7~9月を旬とする。身が少しやわらかく感じられるがくせがなく白身で刺身、焼き魚、煮物、揚げ物などに利用している。
&フエダイ科Lutjanidae(Snappers)ふえだいか
動物界Animalia、脊索動物門Chordata、脊椎動物亜門Vertebrata、条鰭綱Actinopterygii、スズキ目Perciformes、スズキ亜目Percoidei、フエダイ科Lutjanidae(アメフエダイ亜科Apsilina、ハマダイ亜科Etelina、フエダイ亜科Lutjaninaeなど)、世界では17属109種が、 そのうち日本では10属52種ほどを確認しフエダイ、ハマダイ、ゴマフエダイ、ウラウチフエダイなどがある。このうち68種はフエダイ属で占める。
中型・大型の肉食性で、熱帯の沿岸海域を中心に生息する。体は側扁するが体高は種類によって違い、タイ形からサバ類のように細長いもの、尾鰭は三角形からV字型に二叉のものまでさまざまな体形のものがいる。口は大きく、顎には牙状(きばじょう)の犬歯が並ぶ。 大型種でシガテラ毒が見られることがある。
よく似たフエフキダイ科Lethrinidaeと紛らわしいが、フエダイ科フエダイ属は頭部に鱗が多いこと、口の中は赤くないこと、臼歯がなく牙状の犬歯が並ぶことなどで区別している。
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