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[代替肉]食生活について語ろう

2022年02月06日 | 美容ダイエット

・代替肉Plant based meat だいたいにく
 COVID 19(新型コロナウイルス感染症)の影響で、にわかに需要が高まっています。
代替肉は畜鶏肉ではなく、植物性の豆類や米などの原材料で作られた肉の食感を模した製品で、ソイミート、大豆ミート、大豆肉などとも呼び、海外では、ビヨンドミートBeyond MeatやインポッシブルミートImpossible Meatが一般的に流通しています。
本物の食肉を避けるベジタリアンVegetarian(菜食主義者)やヴィーガンV egan(卵や乳製品といった動物に由来する製品も摂らない人)のみならず、健康志向より消費者一般に普及しつつあり、日本では1960年代後半に植物肉の開発ブームがあったものの、代替肉の普及は急速には進まなかったのです。開発が進み2019年頃から代替肉は拡がりを見せているようです。
日本では大豆ミートなどが普及していますが、フードテックによるテクノロジーを用いて、お肉そっくりに作られた植物性代替肉(プラントベースミートPlant-based meat)に近年注目が集まっています。
 地球上の全陸地面積130億ha(水域を除く)の10.6%の13.8億haが牧草地を含む耕地です。現在地球上の農業用地13.8億haのうち77%を畜産業が使用しているのですが、そこから得られるカロリーはたったの18%にしか過ぎないようです。
日本の2021年(令和3)の日本の総耕地面積は435万haで、田237万ha、畑113万ha、樹園地27万ha、牧草地59万ha(農林統計)です。
令和3年耕地面積(7月15日現在):農林水産省 (maff.go.jp)
大豆の栽培は種まきが5〜7月上旬頃に10〜12月頃に収穫します。
肉1kgを得るのに飼料、餌がトウモロコシで換算して牛肉で12kg~8kg、豚肉で7kg、鶏肉4kg必要だといわれます。
飼育日数も半年ほどで肉にされてしまう豚肉180~240日、そして牛400~600日、鶏50~200日です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は畜産システムの脆弱性を露呈した形となったようです。多くの人が密接したベルトコンベア式で食肉処理・加工に当たる屠殺場でクラスターCluster (患者集団)が発生したことにより、多くの鶏・豚の殺処分です。肉の販売を制限し始めたことで、肉の代替品はこれまでにないほど需要が急増したようです。
代替肉の大手である2009年設立ビヨンド・ミートBeyond Meat(カルホルニヤ州)は2020年4月に、シェアが49%にまで上昇というのです。ビヨンド・バーガーの赤身はエンドウ豆と米のタンパク質で脂質はココナッツオイルとココアバターからの製造です。
大豆コーナーから精肉コーナーにハムカツの陳列が、飲食店のソイモスバーガー見られるようになり激変の現象を呈しています。日本における消費者庁は2021年8月20日、代替肉など代替食品の表示ルールを公表しています。大豆を主原料とした代替肉には「大豆を使用」「肉不使用」と表示し、香料などで動物性原料を使っている場合は「(食品添加物を除く)」などと表記すれば「肉・ミート」の使用を認めています。
ハンバーガーは好評のようですが、一方で、ステーキのように食べるには、まだ研究開発の余地が残されているのではとの食レポが聞かれます。植物由来のタンパク質・油脂類によって動物性の肉にどこまで近づけるのでしょうか。
牛肉・豚肉・鶏肉のみならず、乱獲と環境破壊で海の魚も急速に減りつつあることが近年問題となっています。魚介類の代替開発・販売市場も拡大しメカトロニクス(機械工学)とバイオテクノロジーを用いての量産で美味しさを100%植物性での再現も試みられているようです。
今後は、さらなる蓄鶏肉への再現性・手ごろな価格に近付くことで、代替肉の需要が期待できることでしょう。

 


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