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[糸縒鯛]食生活について語ろう

2021年11月18日 | 美容ダイエット
・糸縒鯛Golden thread  いとよりだい
  イトヨリダイ科、関東以南の水深50~200mの砂泥地の海域に生息する硬骨魚。体長30~50cmに成長するのに3~5年を要しピンクの体色に黄色の横じまが目立つ、体高の低い側扁(そくへん)する細長い体型をして尾ひれの上端が針金のように細く長く伸びている。
地方により呼び名が異なり別名イトヨリ、イトヒキなどといい泳ぐ姿が黄色の横じまが金糸をねじるように見えることから名がついた。二年魚になると数十メートルの浅瀬に移動し産卵が5~6月頃に行なわれる。
晩秋より冬季11~2月に捕獲された魚を旬とし白身の魚で入荷が少なく高値で取引され、刺身、煮魚、焼き魚、椀だね、湯引き、から揚げ、味噌漬け、カマボコ、干物にしている。
体色の美しさを生かした料理とするが身が軟らかいことから昆布締めなどにもされる。イタリア、スペインのバター焼き、ブイヤベースの料理にもよく使われている。
100g中でエネルギー93kcal、たんぱく質18.1g、脂質1.7gを含む。
 
 
 
       &イトヨリダイ科Nemipteridae  いとよりだいか
  動物界Animalia、脊索動物門 Chordata、脊椎動物亜門 Vertebrata、条鰭綱Actinopterygii、新鰭亜綱Neopterygii 棘鰭上目Acanthopterygii スズキ目 Perciformes、スズキ亜目Percoidei(72科)、イトヨリダイ科と分類している。
本州中部以南の熱帯・亜熱帯域の内湾や珊瑚礁域に棲息するものが多い。スズキ目スズキ亜目に所属する魚類の分類群の一つの科でイトヨリダイ科には、イトヨリダイ属Nemipterus のイトヨリダイ・キツネウオ属 Pentapodus のキツネウオ・タマガシラ属Parascolopsis の玉頭(たまがしら)、ヨコシマタマガシラ属Scolopsisなどがある。
科名の由来は、ギリシア語の「nemas(より糸)」および「pteron(鰭)」からという。肉食性でヨコシマタマガシラ属の一部は性転換を行うことで知られる。
イトヨリダイ科の魚類では左右に平たく側扁し鯛型の体型で多くは体長20cm~40cmほどで、タイ型魚類で他の3種、タイ科Sparidae・フエフキダイ科Lethrinidae・ケントラカントゥス科との関係が近く、形態学的特徴を共有する部分が多い。
イトヨリダイ科においては、他の3科には存在しないか、あるいは癒合(ゆごう)している間在骨(かんざいこつ)がよく発達している。
本科はフエフキダイ科に最も近縁なグループと考えられ、タイ科・ケントラカントゥス科と合わせて一つの単系統群を構成することを示唆している。この4科を「タイ上科 Sparoidea」としてまとめ、スズキ上科から独立させて扱う見解もある。
 
 
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