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[玉蜀黍:とうもろこし]食生活について語ろう

2021年08月15日 | 美容ダイエット
・玉蜀黍Maize,Corn とうもろこし
  イネ科、アメリカ大陸熱帯地方原産。1990年代前半のトウモロコシの世界生産量は、年間4億6900万トンほどであった。アメリカでは、コーンベルト地帯といわれるところがあって多くの生産量を誇っている。現在の全世界におけるトウモロコシの生産量は、前年度比6.6%増の11億8848万トン 、2015年で約9億トンで、米国がその約4割を占め、中国、ブラジルと続く。
日本には、16世紀末にポルトガル人によってもたらされ、明治時代に北海道に導入栽培し広まった。でん粉(コーンスターチ)用、未熟果用、飼料用として用い種類も多く初夏から秋口(6~9月)にかけ旬とする。
日本での生産量は少なく殆どを輸入に頼り1700万トン程度輸入し国内消費仕向(しむけ)のほぼ100%輸入による。アメリカのトウモロコシ(88%が遺伝子組み換え品種)の4割がバイオエタノール向けと言われ、最近では世界で、小麦、米より生産量の多い穀類となった。ワキシイコーン(糯【もち】種)は、アミロペクチン(98%)がおおくもちトウモロコシと言われる。
生のもの(甘味種:収穫後1日置くと味が半減するという)は、そのまま焼いたり、茹でたりして初夏の味覚として供しスープ、バター炒め、揚げ物にもよく加工して、缶詰、冷凍、ホップコーン(爆裂種)にする。ベビーコーンは、スイートコーンの幼穂(ようすい)が食用。
コーンフレークは、煎ってα化させたものを加圧、又は、粉末とし調味し押し伸ばしたりして乾燥させたもので牛乳をかけて利用する。胚乳からでん粉、胚芽部から油を製造、またグルタミン酸の含有量が多くコーンスターチ(水飴、アルコール、天ぷら粉、菓子原料)を製造した時の副産物によりたん白質、油脂、繊維質に富みコーングルテン(グルタミン酸ナトリュウム:調味料)、抗生物質などの培養液の材料、繊維質よりグルテンフィード(製紙、飼料)に用いられる。
100g中で乾物種子エネルギー350Kcal、水分14.5g、たんぱく質8.6g、脂質5g、炭水化物70.6g、ビタミンA26.6μg(黄色種)、スイートコーン未熟種子エネルギー92Kcal、水分77.1g、たんぱく質3.6g、脂質1.7g、炭水化物16.8g、ビタミンA9μgを含み、粒の10%以上を占める胚芽部に脂肪を多く含む。
とうもろこし色素はカロテノイド、キサントフィル類のルテイン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチンよりなる。 
必須アミノ酸のトリプトファン(ナイアシンの生成)とリジンが少なく常食としていた地方でペラグラPellagraといわれる皮膚病が多発していたのは知られる。各種のビタミン剤(ビタミンB,Cなど)が、とうもろこしでん粉より製造している。
ヒゲ(絹糸シルク・コーンシルク)と呼ばれる糸状の花柱を南蛮毛(なんばんもう)と称して陰干しし煎じたものが民間薬としてカリウムを多く含み利尿作用がありむくみ解消に用いられていた。

 
 
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