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[フランス美食術]食生活について語ろう

2023年05月03日 | 美容ダイエット

・フランス美食術(French gastronomy/French gastronomic meal/Gastronomic meal of the French)ふらんすびしょくじゅつ
  ユネスコ無形文化遺産に初めて「食」関係のものが登場したのが2010年です。
世界では自国の食に関する分野をユネスコの世界無形文化遺産として登録する動きが活発です。
2010年11月にケニアで開かれたユネスコ政府間委員会において、2010年にフランス美食術、地中海料理(スペイン、ギリシャ、イタリア、モロッコ合わせて)、メキシコの伝統料理、2011年にトルコの伝統料理(ケシケキ[麦がゆ])といった食文化が社会的慣習として登録がありました。和食は2013年12月4日の登録で5例目です。
 フランス美食術は、16世紀以降と意外に歴史は浅くフランス料理は、16世紀にイタリアよりもたらされルネッサンス以前の15世紀までは、イタリア料理が全盛を極めていたことからイタリア料理を原点としています。
スープ、ソース類、野菜(🥦ブロッコリー・アーテチョーク・🥕人参・🧅玉葱・🥔じゃが芋)、キノコ(トリュフ)、デザート、リキュールなどがあげられます。
ルネッサンス以後フランスでは、料理が洗練されより豪華になっていったのです。香辛料の胡椒は、特に貴重な存在でした。
当初はフランス王国の宮廷料理だった献立の総称です。ヴェルサイユ宮殿の王侯貴族たちが追求してきた美食術として、フランス革命(1789年)を契機に宮廷の外へと飛び出し、さらには国内外のレストランや一般市民の間へと浸透していったのです。
 フランスでは冠婚葬祭やバースデーなどお祝い事があると、レストラン並みの料理を自宅で用意することも少なくありません。
両親に混じって、幼い頃から🍷ワインや美食に触れる機会が多いため、食の楽しみ方・おもてなし方法がすんなり身に付いている人が多いようです。幼い頃に食べた味の記憶は大人になってからも忘れられないと言います。
さらに、世界的カリスマシェフによる子どもたちへの味覚教室など、伝統の食文化を次世代につなぐ取り組みもあります。
はじめのステップは特定の料理ではなく、メニューの選定からでレシピ本を眺めたり家族で話し合ったりしながら、アペリティフApéritif(通称アペロ・食前酒+おつまみ)、前菜、魚料理又は肉料理、チーズの盛り合わせ、デザートまでのコースメニューを考えます。
食事の最中も「このソース、どうやって作ったの?」「これは美味しい」といった会話を交えながらの食事です。
ユネスコによると、仏農水省が2004年に制定した「アペリティフの日」6月第1木曜日をほとんどのフランス人が認識しています。
特別な日の美食術とする習慣を必要不可欠だと感じています。
人生の節目を手作りの料理で誕生日、出産、祝賀会、結婚式など大勢で祝うこの幸せは、かけがえのないものです。
〇記念日を祝う社会的慣習
〇食材の選び方、食べ物とワインの組み合わせ
〇食前酒・ソフトドリンクからはじまり、メイン、デザートと続くコース料理アペリティフ(Apéritif)で始まり、前菜、スープ、魚料理+肉料理(どちらか1皿でも可)、チーズ、デザートの順で提供です。ソテー(食材を少量の油で炒め焼き)。ムニエルmeunière(魚に小麦粉類をまぶしバターで焼く)。 ポワレ(肉又は魚切り身をオーブンないし油でカリッと香ばしく焼き上げる)
最後は消化を助けるディジェスティフ(仏Digestif:食後酒)で食事後の余韻を楽しみます。食中にワインをたしなんでいます。
前菜(オードブル):カナッぺ・マリネ・カルパッチョ・サラダ・テリーヌ・ムース・生ハム巻・パテ(練り物)
スープ:コンソメスープ・ポタージュ
魚料理:マリネ・ムニエル・ブイヤベース・白身魚のポワレ
肉料理:フォグラ・コンフィconfit(調味液に漬け込み油でじっくり煮る)・ローストビーフ・ヒレステーキ・ポークチョップ・チキンソテー
チーズ:チーズフォンデュ・ブルーチーズ
デザート:濃厚クレームブリュレ(濃厚プリンにカラメル)・スポンジケーキ・モンブラン・チーズケーキ・ソルベSorbet(氷菓)・ブラマンジェ・パンナコッタ(イタリア発祥)

〇テーブルセッティング等の🍽テクニック・プレゼンテーションをポイントとしてフランス美食術として文化遺産に登録しています。
これらを継承すべく、小学校では「味覚の教室」が行われているほか、フランス料理を多くの人に受け入れてもらおうと「世界フランス美食祭」などといったイベントの開催も予定しています。
人と人とのつながりは、経済力だけでは買うことのできないかけがえのないものです。日本人も「フランスの美食術」から学ぶべきことがありそうです。


ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 


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