Strange Brew

"Strange Brew"is a 1967 song by British supergroup Cream.

日曜日の朝 ディクシー・チックス

2006-06-18 10:28:40 | ブログ

久々の休み、ゆったりとした日曜日、いいですね。3週前に買った「ディクシー・チックス」聴いてます。カントリーって言うと南部・中西部の超保守的な白人の音楽といった観念があり、ブルース・ブラザースや、レイなどの映画でも、黒人のブルースの対極にある音楽として描かれてます。でも、ロックンロールの誕生には大きく寄与したし、クロスしている部分もあるように思います。                  ディクシー・チックスは、03年3月のロンドン公演でのナタリーの「合衆国の大統領がテキサス州(同郷の)出身で恥ずかしい」との発言で、大バッシングに遭い、保守系メディアからも抹殺され、CDを焼かれるイベントがあったなど日本でも報道されました。03年3月というと、ブッシュがイラク侵攻を着々と準備している最中でした。あれだけのバッシング、脅迫まがいの手紙やメールが大量に送りつけられる事態になって、もう黙っているしかないのかな、って勝手に思ってました。しかし、今回のアルバム「TAKING LONG WAY」は全編通じて激しい怒りとNOT READY TO MAKE NICE(仲直りする気になんかなれない)NOT READY TO BACK DOWN(撤回する気になれない)と強い意志に溢れてます。3年間もの間、どんな、バッシングにも屈せず、怒りを持ちつづけ、ケブ・モーとの共作の I HOPE では戦争や殺し合いを正当化する宗教右派、を厳しく批判し、苦しみや悲しみから解き放たれることを願う、と歌ってます。改めて人の心を打つ音楽は、悲しみや、怒りといった感情のこもった音楽なんだ、と思います。                

リック・ルービンがプロデュース、レッチリのチャド・スミス、トム・ペティのベンモント、マイク、シェリル・クロウ、ケヴ・モー、ジョン・メイヤーなども参加、カントリー、ロック、ブルースなど多彩なアルバムに仕上がってます。全体にはイーグルス、リンダ・ロンシュタットにも通じる感じを受けます。


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