介護帰省

介護帰省に向かう飛行機から。

雲ひとつないカンカン照りの35度の東京からさらにあと3度は高い酷暑の故郷へ帰ります。

心地よい温度に保たれた施設から暖まり切って煮えている実家に父を連れて帰って大丈夫なんだろうか…💦

独り暮らしの自宅と施設の行ったり来たりでは危なくなり、施設の方の対応もむずかしくなってきたことから、体調管理の面で安心できる病院に併設された老人ホームに先月移ってもらいました。

子供のように聞き分けのなくなった父は、その場その時の感情でものを言います。前の施設でも相当スタッフの方達を困らせていたようです。そして、怒ったり、泣いたり、いろんな言葉を駆使して私(達)を思うように動かそうとします。

できるだけのことをしたのかっていう後悔と、終わった時に犠牲になる自分への後悔のどちらもしたくないけれど、自分がやるべき範囲と自分を大事にするべき範囲の境界線の引き方が難しい。

新しい施設に入所する前後1週間はつきっきりで付き合った。そして1週間空けて、また帰ってみるところ。

少しずつ間隔をあけて慣れていってもらいたいと思っています。

父の延々と続く愚痴電話を毎日切なく聞きながら、帰省中の飛行機の私は胃がぎゅーっと押されるような憂鬱な気分です。