昨日に引き続き更新。
最近のこちらのネタは、10月1日に石油小売価格が値上げされるとの事で、それが引き金になり、暴動がおきないかという事です。
多少久々に真面目な話をしますが、インドネシアは、8月末から9月中旬まで通貨危機、まあミニ通貨危機状態でした。8月上旬までは、1$=9,700から9,900ルピアのレンジで揉みあっていたのが、22日には、2002年3月以来となる1$=10,000ルピアの大台を割り、8月30日には、1$=11,900ルピアと、01年5月以来の最安値になりました。2-3週間で22%の通貨の大幅下落。政府も色々策を打っているものの抜本的案ではなく、ルピアの下落が止まりません。現在は、多少落ち着いてきて1$=10,300ルピア程度。
この背景には、昨今の原油価格の高騰があります。インドネシアは、石油はあり産油国なのですが、その石油を精製する精製所がない為、自国の石油を先ず輸出してその後輸入している純輸入国になってます。石油の値段が現在上がっているのですが、輸出の際の価格は、石油価格高騰前の価格で固定されており、輸入する国営石油会社は、もろに逆ざや状態。そんでもって、国営会社である石油会社は、国の補助金を普段にもらって石油の小売価格が跳ね上がらない様な仕組みになっている。運転手にきいたところ、1L=日本円で30円前後。結果として起こる逆ざや分は国が補助金で負担。これが国力の財政を悪化させルピア売りに繋がる。更に国営石油会社が石油を輸入する際の決済通貨は、US$。決済は毎月月末、月末になると跳ね上がった石油価格の支払いをする為に、ルピアを売ってUS$の手当て、これがルピア安を更に生むという悪循環。
政府は、国民の暴動や有権者の支持率を気にして石油の小売価格の値上げには、躊躇していたが、今月中旬に10月1日に石油価格を値上げるする事を正式発表、それ以来、いたる所で小規模のデモが起こっている状態です。97年、98年の通貨危機が暴動となった発端も当時石油小売価格の値上げが引き金であった。そんな背景の中、10月1日に値上げが実施される。まだ正式に値上げ率は発表されてないが、一説によると80%程度値上げされる予定。こちらの感覚を察するに今回は、98年に起こった暴動にならないだろうと言われている、、、。さてどうなる事やら。
自分自身、家族、友人は勿論の事、会社関係者、社員の安全が第一になりますね。
ただ、人間は、成長するもので同じ過ちを繰り返さないという事を切に願います。
原油精製施設の増築、社会のインフラ整備(電車、バス等の公共設備)等この国の大統領は大変です。インドネシア独立60周年で初の国民選挙で選ばれたスシロ、バンバン、ユドヨノ大統領の手案が問われる時期にきております。
私が大統領なら、先ず社会の公共交通機関の整備を進めますね。再来年には、モノレールを作るらしいですが、先ず、現在あるバス、電車の整備。インドネシア人でさえ、バスには、怖くて乗れないのが現状、電車は、郊外市内を結ぶだけという開発途上のこちらの交通機関、出来る事からやっていこう。少々お題が大きすぎて、今日は思いつくことが少ないなー。
それでは、また。今後のインドネシアの動向に注目を。
最近のこちらのネタは、10月1日に石油小売価格が値上げされるとの事で、それが引き金になり、暴動がおきないかという事です。
多少久々に真面目な話をしますが、インドネシアは、8月末から9月中旬まで通貨危機、まあミニ通貨危機状態でした。8月上旬までは、1$=9,700から9,900ルピアのレンジで揉みあっていたのが、22日には、2002年3月以来となる1$=10,000ルピアの大台を割り、8月30日には、1$=11,900ルピアと、01年5月以来の最安値になりました。2-3週間で22%の通貨の大幅下落。政府も色々策を打っているものの抜本的案ではなく、ルピアの下落が止まりません。現在は、多少落ち着いてきて1$=10,300ルピア程度。
この背景には、昨今の原油価格の高騰があります。インドネシアは、石油はあり産油国なのですが、その石油を精製する精製所がない為、自国の石油を先ず輸出してその後輸入している純輸入国になってます。石油の値段が現在上がっているのですが、輸出の際の価格は、石油価格高騰前の価格で固定されており、輸入する国営石油会社は、もろに逆ざや状態。そんでもって、国営会社である石油会社は、国の補助金を普段にもらって石油の小売価格が跳ね上がらない様な仕組みになっている。運転手にきいたところ、1L=日本円で30円前後。結果として起こる逆ざや分は国が補助金で負担。これが国力の財政を悪化させルピア売りに繋がる。更に国営石油会社が石油を輸入する際の決済通貨は、US$。決済は毎月月末、月末になると跳ね上がった石油価格の支払いをする為に、ルピアを売ってUS$の手当て、これがルピア安を更に生むという悪循環。
政府は、国民の暴動や有権者の支持率を気にして石油の小売価格の値上げには、躊躇していたが、今月中旬に10月1日に石油価格を値上げるする事を正式発表、それ以来、いたる所で小規模のデモが起こっている状態です。97年、98年の通貨危機が暴動となった発端も当時石油小売価格の値上げが引き金であった。そんな背景の中、10月1日に値上げが実施される。まだ正式に値上げ率は発表されてないが、一説によると80%程度値上げされる予定。こちらの感覚を察するに今回は、98年に起こった暴動にならないだろうと言われている、、、。さてどうなる事やら。
自分自身、家族、友人は勿論の事、会社関係者、社員の安全が第一になりますね。
ただ、人間は、成長するもので同じ過ちを繰り返さないという事を切に願います。
原油精製施設の増築、社会のインフラ整備(電車、バス等の公共設備)等この国の大統領は大変です。インドネシア独立60周年で初の国民選挙で選ばれたスシロ、バンバン、ユドヨノ大統領の手案が問われる時期にきております。
私が大統領なら、先ず社会の公共交通機関の整備を進めますね。再来年には、モノレールを作るらしいですが、先ず、現在あるバス、電車の整備。インドネシア人でさえ、バスには、怖くて乗れないのが現状、電車は、郊外市内を結ぶだけという開発途上のこちらの交通機関、出来る事からやっていこう。少々お題が大きすぎて、今日は思いつくことが少ないなー。
それでは、また。今後のインドネシアの動向に注目を。