海外駐在からはじまる人生成功物語

28歳の青年が、未開の地インドネシアへ駐在、そして帰国。予定通りの起業、人生成功物語がはじまりました。

恐るべきITスキル

2005-06-30 19:28:04 | Weblog
インドネシアの事業会社にきて驚かされる事が一つある。
それは、Excel、IT等を駆使したデーター分析能力、及びプレゼン能力の高さだ。

営業データーなり月次や半期の業績データーを作る時に、こちらが趣旨を伝えこんな感じの見栄えのデーターが出来ると有難いというと何でもかんでも作ってもらえる。もちろんバックにはITの専門家、Excel等のソフトを駆使する専門家がいるのだけれども。
また、パワーポイントでプレゼンでもさせれば、私の知らない機能をバンバン駆使してweb、excelにリンクを張ったり、videoを流したりととんでもなくかっちょいプレゼンをする。
従業員が5千人近くになり、マーケットにおけるプレゼンスが高い会社故、有能な人材が集まるとは言えレベルの高さに驚かされる。

思えば国内の事業会社に出向していた時、立ち上げ当初という事もあり、IT等を駆使してデーターをつくる人間など雇える余裕もなく、自分一人でExcelを駆使して何時間も残業してたが、こちらでは全くそんな必要もない。彼らに私の作った当時のデーターを見せるとしたら、oh ok, pretty goodとか言われちゃいそう。(自分のIT、ソフトウエアを駆使する能力は、東京の本社の中でもけして低い方ではないと思うが(比較対照が低すぎるかな)、こちらの人間には驚かされる。名前は忘れたが人間国宝になった歌舞伎役者かなんかが書いた本に、「自分がうまいと思った人の技は、天才級、自分と同じくらいと思った人の技は、自分より数段上の技、自分より下手だった思った人の技は、自分と同等である。」とかなんだか書いてあった。私のIT、ソフトウエアを駆使する能力はもしかしたら下なのかもしれないが、こちらの人には、ほんと驚かされます。)

結果としてデーターを作ったりする時間を自分自身で割く必要がなくなるという事は、他の事に時間を使えるという事。もし、今指示しているデーター等を自分で作らなければならないという事になれば、このブログ自体もこんなに頻繁に更新は出来ないなと感じる次第。

加えて、財務、法務の人間もスペシャリストを雇っておりレベルが高い。一つ例をあげれば、当社は800近いグループ会社の中で自社の社債を唯一発行し調達している会社であったりと色んな面で大変進んでいる。さてさて、私はこの様な会社でどの様にプレゼンスを上げていけばよいのかと考えてるところです。インドネシアのこの会社に来て学ぶ事が多い事がとても明るい材料です。

昨日のブログがネガティブ過ぎたかなと反省していたので日ごろ感じている明るい材料を書いてみました。
それでは、また。

■付録
以前紹介したナポレオンヒルの本がまだ読み終わらない。たった300ページの本だが、英語で読むとさすがに時間がかかる。本社の人間に頼んで私がアマゾンで購入する本を送ってもらっている為、読む本には事欠かないが、早く読み終わらないと、本のストックがdead stockになってしまう。



何で起業したいのか?

2005-06-29 18:12:41 | Weblog
本日、私の親友に私のブログを紹介したら、「ところでおまえなんで起業したいの?」と聞かれました。
ここで自分自身の頭を整理する為にも書いておこうと思います。

答えは、お金が欲しいから。
このブログを始める前に決めたのですが、私は、2013年7月1日迄に現金9億円を手に入れるという目標に向かって生きてます。9億円という数字がどこから出てきたかというと単純です。その時に必要な、欲しいものを全部足し合わしたら9億円になりました。何れにしろこの目的を達成したいと思います。

2013年7月1日迄に9億円。現実的な達成方法としては、起業しかないでしょう。他にあったら教えて下さい。(2013年までこのブログを書いていたら結果がわかるから面白いですね。)
当方の親友(日本で会社を経営する経営者)には、現在の安定した生活を捨ててまで起業する価値があるのかと聞かれました。安定してるかしてないかは別の話で、私は、9億円稼ぐ事が当面の目標です。
会社に残って9億円稼げるなら残りますがノーチャンスだから辞めます。

又、安定してるかしてないか、会社生活って安定してるかという事?
安定しているでしょう、なぜなら先が読めますから。
私は、現状不満はないが、でも何の因果で今インドネシアにいるのでしょうか?
4,5年ここにいて今度会社に戻ったら、おまえはインドネシアでいい生活したから今度は、少し厳しい国で頑張ってこいと、家族も連れて行けない様な所で単身3,4年、そんでもってまた帰ったら今度はどこどこへと。少なくとも、後15年はそんな生活の繰り返し。こちらの意図とは全く関係なく。子供が生まれようと、親・兄弟が病気になろうと、死のうと一切お構いなしですね。そんでもって15年後くらいに、赴任先での成果がよければ部長へ、運がよければ本部長、んでもって更に運がよければ役員様、おんとし60何歳。
まあ、安定していると言えば安定していますね。前提条件として会社が現状のままという事があるのでなんともいえませんが。

それでは、また。



ネット環境

2005-06-28 17:15:37 | Weblog
この国のネット環境はめちゃくちゃ悪い。これじゃ、正直仕事にならない。
回線スピードは、100Mbps。但し実際の体感速度は、4年前ネット関連の事業をしてたとき今を時めくIT企業さんとの会議でノートPCにドコモのP-Inコンパクトを使いパチパチ作業をしながら会議を進め、本社の連中は今も会議をパソコンなしでちんたらやっとるのかなと考えてた時の速度が確か、28kbpsであったと思うが、なぜだか判らんが、ここでの体感速度は、それより遅い。現在インドネシアのバイク市場の業界地図を作成しようとしているが、ネットがあまりに遅い為、いつまでたっても終わりやしない。これはかなわんと気晴らしに自分のブログを更新しようと思い、開始し始めました。

赴任して、ネットの接続自体が出来ない、パソコンに日本語を打てない、電話回線の電話代を払ってない為、電話回線によりネット接続が出来ないと、あたりまえの事があたりまえに出来ない事がかなり多く非常にイライラします。起業のヒントはこの辺にあるのではないかと考える次第。

「偶然を偶然と思うな。」あのカリスママーケッターで有名な神田先生の書いた本に書かれていた起業のネタを探す上で必要な事だそうです。神田先生は、多分余りにも有名の為結構ご存知の方は多いと思います。
私も思えば先ほど紹介した4年前にやっていたネット関連の仕事、自動車個人間売買サイトを運営している時、あまりにも客がこないので神田先生の本をむさぼり読んだ記憶があります。まあ、結果的にあの自動車個人間売買サイトは、システム投資数千万円、売上0円、お客様に一度もご利用頂く事なくこの世から抹消されましたけどね。サラリーマンでよかったです。

話をもとにもどしますが、神田先生の書いた本で当方が一番記憶にあるのが、下の本です。
私が事ある事に会社のステージの話をしますが、神田先生も会社ステージの重要性をこの本で書かれている(まあ、経営学の教科書には同じ様にかかれてますけど)と同時にこの本は、これから起業する人には絶対参考になるはずです。ぜひ一度一読してみて下さい。
 
 ■成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
 ■神田 昌典 (著)


それでは、インドネシアのネット環境との戦いに戻ります。
最悪、部下に放り投げますけど。それではまた。



駐在員の休日

2005-06-27 11:13:28 | Weblog
当地ジャカルタにいる日本人の週末はもっぱらゴルフである。私も赴任以来週末は、毎土日ゴルフである。逆に言うとゴルフしかする事がないらしい。因みに、先週末の過ごし方を記載し回顧してみたい。

6月25日(土曜)              26日(日曜)
4:45  起床
5:00  出発(運転手迎え)
5:45  ゴルフ場到着
6:30  プレー開始            6:30 起床
12:00  プレー終了            7:00 出発
13:30  飯終了、解散          8:00 運動場到着 日本人会のソフトボール会
14:00  当方練習開始          11:00 ソフト終了
15:30  練習終了            11:30 運動場退散
16:00  ゴルフ場出発          12:00 ゴルフ場到着
17:00  マッサージ開始         12:30 プレー開始
19:00  家到着             16:30 プレー終了
20:00  夕食終了(冷凍食品を食べる)  17:00 ゴルフ場退散
24:00  寝る。             18:00  日本からの出張者と会食
                     21:00  家到着
                     22:00  疲れたので寝る。

という訳で現役運動部の様な生活をしているんだなと今改めて思います。

海外に来て感じるのですが、会社の人間との交流が日本での交流とは比べ物にならないくらい濃くなる。現在単身で嫁さんがまだ来ていない当方の平日の夜はほぼ毎日会社の人間とご飯を食べ、週末はほぼ毎回ゴルフやらソフトボールやらで顔をあわせる。

さあ、本来ならこっから本題へという事だろうが、今日のところはこの辺で。

後、そうそう以前紹介した同期から俺のブログにコメントが出来ないとの連絡が来ました。
コメントできる様に変更しましたので、皆様のコメント宜しく。


それでは。





海外仕事事情&会社のVision

2005-06-24 16:11:29 | Weblog
さてさて、同期も香港で駐在日記を毎日更新している事もありますので、私も更新をしていきたいと思います。

5月よりジャカルタの事業会社に出向しておりますが、これから読み進めて頂ける読者の為にも、先ずは、出向会社の概要を簡単に説明致します。会社のステージ、は成熟期。(私は、常に会社を見るときこのよく知られた会社ステージを先ず考えてしまう。正式名称は知らないが、あのよく見る縦軸が売り上げ、横軸が時間で導入→成長→成熟→衰退のグラフです。あのグラフは、見た目以上に重要だというのが私の持論ですが)

さてさて、会社の話に戻すとファイナンス会社として当地ジャカルタで10年の歴史があり市場でも十分認知され、税後利益も数十億円、社員もゆうに4千人を超えている大会社です。そんな大きな会社に私が何で駐在になったかと言えば、会社としては、粋のいい若手を放り込んでおいて、この会社に詳しい人材を本社側でも増やしておこうと言った感じで出向辞令を命じられました。
既に最初に書いた様、私のビジョンと会社のビジョンには大きな隔たりがあり、本来なら会社にとっても不幸、本人にとっても不幸という事で直ぐに辞めるべきとお叱りの声が聞こえますが、まあ日本の仕事事情はそんなに流動性に富んでないですからお許しを。単に勇気がないだけじゃんといわれるかもしれませんが、まあ気にしない気にしない。

さてさて、仕事事情という話ですので、ジャカルタ駐在の経験(まだ2ヶ月)も踏まえその辺を掘り下げてみたいと思います。日本企業(特に大企業)の場合、社員はそんなに簡単に辞めません。
ところが海外に目を向けてみると、彼らは意図も簡単にやめます。私がこれまで出会った上司から教わった事は、マネージメントの立場で部下を持つと、その国のお国柄を理解しないといけない。
日本だったら、「おまえなんでそんな事も出来ないんだよ、明日までに作り直しとけ。」とかよく耳にしますが、(思えばよく言われていたし少なくなったとはいえ今でもたまに言われる。)それは社員が辞めないと判っているから言える事。なんで私の書類が上司の求めているものと違うのだろう??意味わからんとなってとっとと辞めていきます。そこで会社のvisionが大事になってきます。

よくvisionとかphilosophyとか海外の会社を見ると非常に重要視されていて、社員に携帯用のカードを配ったりしてますよね。我が社も、たたき上げの社長が作ったvisionがありしっかり根付いております。矛先を日本に変えれば、日本の会社も大抵持ってますが実際に社員がそれを意識してるかというと私の知っている範囲では、機能してないケースが大半だと思います。

流動性が高い雇用環境下で人を採用する時、このVision はとても重要だと思います。
MBAの教材だとか、経営学のコース等でよく使われる、Johnson & JohnsonのVisionにリンクを張ります。http://www.johnsoncontrols.com/annualreports/1999/bkcover.htm

社員はVision に賛同して入社し仕事をします。マネージメントとしては、仕事をする上でこのvisionを基本線として常に議論するべきです。「今回の仕事の目的は、内のVisionの何番目を達成する為に必要な事だ、だからこの手の資料を作って欲しい。」Vision がある事によってこっちが一から十まで説明する手間も省けるし、部下を怒る時も説得力が増すと思うのです。先の「明日までにつくってこい。これとこれとこれを更につくれ。」では正直部下は単なるロボットです。日本の雇用環境下ではロボットはたくさんいますし、日本のロボットは高性能で突然いなくなったり、電池が切れたりはなかなかしません。

これは私が以前立ち上げから携わり出向していた会社(日本)で学びました。
Vision に賛同して入社して頂き、能力の差(当方の持論は能力に差は基本的にない。環境の差が能力の差)がどうであれこちらの指示で仕事をこなしてもらう必要がある訳で、日本人同士の雇用に対するコンセンサスが取れた関係ならVision なんていらないし、どう接しても社員が辞めるなんて問題は基本的におこらない。(生産性の問題はありますが、)しかし、海外では、雇用の流動性があり、ここの会社のやり方はあわない、あっちでも同じ給料でもっと適した仕事が出来るだとかそいう理由で平気で辞めます。
私が2010年につくる自分の会社もこのVisionを確立しなくてはいけなくなる時期が遅かれ早かれ来ると思います。その時は、絶対に間違ったvisionを作らない様にしないといけない。

先に紹介している私の同期のブログを紹介します。実際に雇用問題と真っ向から向き合っており、私も大変参考になりました。http://tomoyahk.exblog.jp/


■今日の感想
ブログ結構おもろいかも。
書いていたら止まらなくなりました。又自分の考えを整理するのにもいいですね。


■今読んでいる本
 Think and grow rich by Naporeon Hill
今更ですが、この手の本は好きでありたくさん読んではいるのですが、大本のこの本を読んでな かった。

■昨日の主な出来事
 当地にある本社の子会社の若手と1時までカラオケ。不毛な時期を過ごしました。基本的に会社が 違うのであまり誘われないので、誘われた時は参加する様にしています。というかみんな先輩だ 
 から断れない。良くないですね。そういえば、Naporeon Hillが書いていた、there is nothing
like something for nothing, if you want something, you must decide what you give in
for something you really wish.確かこんな感じ。趣旨は合ってます。いつか駐在員の遊び方み たいな話を紹介します。


それでは。また。
 












海外駐在からはじまる人生成功物語

2005-06-22 21:10:07 | Weblog
ブログタイトルを人生奮闘記から海外駐在からはじまる人生奮闘記へ変更しました。
さらに、なぜ突然ブログを再開したかというと、筆者とほぼ同時期に初めて香港へ海外駐在をする事になった同じ会社の同期がブログを始めたからです。

本題に戻ると、遠い昔でお知らせした通り、当方は予定通り4月末にインドネシアの事業会社へ出向しております。これから仕事を通じて感じた事や人の出会いやらなんやら色々書いて行きたいと思います。

それでは明日からお楽しみを