8時20分

椅子に揺られて、思いを巡らせる時間。
日常から切り離された、ほんのわずかな宝物。

トイレの花子さん

2019年01月29日 20時07分26秒 | 生き物のこと
 雪の降る夜は、不思議と来訪者があるものです。
 その日、深夜に目が覚めた私はトイレへ行きました。用を足した後、何気なく足下を見ると・・・、



 全長3cmくらいの小さな小さなニホンヤモリ。

 寝ぼけていましたから、下手をすると気付かずに踏みつけるところでした。
 トイレには暖房便座が備え付けられていて、自宅にいる夜間は常時オンにしています。仄かな暖かさに引き寄せられて、トイレまで侵入してきたのでしょうか。
 でも、待てよ。我が家のトイレには、ヤモリが入り込めるような隙間は無いぞ。そうなると、トイレのドア、つまり室内から侵入してきたのでしょうか。じゃあ、いつの間に、室内に住み着いていたのやら・・・。

 私が住むマンションにはヤモリが住み着いているのは確かです。夏場にベランダの鉢植えを移動した時など、鉢の下に潜んでいたヤモリが慌てて逃げてゆくのを何度も見ました。きっと鉢植えに集まってくる昆虫を食べて暮らしているのでしょう。お陰様で、我が家にはゴキブリは滅多に出てきません(全くいないわけではありません)。

 でも、過去にベランダで見かけたのは10cmくらいのヤモリでした。こんなに小さなヤモリは見たことがありません。恐らく、マンションの片隅で繁殖して、昨年生まれたばかりの小さな個体なのでしょう。それが、なんとかワンシーズンを生き延びて、この冬を我が家の中の、人間の気付かない場所で越冬しようとしていたわけです。
 ひょっとしたら、トイレのスリッパの中を住処にしていたのかもしれません。

 仕方有りません。気温一桁のベランダに放り出すワケにもいきませんからね。
 この冬くらいは好きにさせておきましょう。できることなら、ずっと生き延びて大きく生長して、我が家の虫たちを退治して(食べて)くれたら嬉しく思います。


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ストロビレーション

2019年01月28日 20時00分35秒 | 生き物のこと


 ミズクラゲのポリプがストロビレーションを起こしました。もうすぐ、ミズクラゲの赤ちゃんが生まれます。

 ミズクラゲは刺胞動物ですから、イソギンチャクのような活着生活を送る時期があります。この時の、イソギンチャクにそっくりな状態を「ポリプ」と呼びますが、ポリプの中で「あるスイッチ」が入ると、ポリプにくびれができてきて、ひっくり返したお椀を何枚も重ねたような姿に変わります。この変化をストロビレーションと呼びます。
 やがて、ひとつずつのお椀がバラバラになって、それぞれが一匹の稚クラゲに変わって泳ぎ始めるのです。

 西日本でも雪が降った日、我が家でもポリプがストロビレーションを起こしました。
 せっかくですから、クラゲを飼育する準備を始めてみましょう。最近では、色々な情報が公開されていて、ミズクラゲの飼育はそれほど困難ではなくなっています。
 今回は何個体のクラゲが出てくるか分かりませんが、少しの間、ゆらゆら漂うクラゲの姿を楽しめそうです。


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Surface Dockでネットが途切れる(セレクティブ・サスペンドが原因)

2019年01月23日 20時27分44秒 | サポセン狂想曲


 Surface Dockを使っていて一つ気付いたことがありましたので、自分への備忘録も兼ねて久しぶりにパソコンのサポート記事を掲載してみます。
 お急ぎの方は、下の方の解決編へ。

<問題編>
 Microsoftのノートパソコン「Surface」は色んなバージョンが販売されていますが、共通して「薄い」「軽い」「高性能」「低価格」を実現している、優れたシリーズです。
 Windows95の時代は、大学ノート10冊くらいの厚さ、2kg前後の重さ、30万円近いの価格、Windowsが起動するのに10分くらい待たなければならない処理性能。そんな時代に誰もが夢見ていたノートパソコンの理想型ではないでしょうか。

 さて、私はSurfaceシリーズのうちでも持ち運びに特化した「Surface Go」を使っていますが、この機種は持ち運びのための性能を上げるために、拡張性がほどんどありません。従って、仕事場のデスクでSurface Goを使うと、ネットワークやらハードディスクやらの接続に一苦労します。この問題を解決するために、Microsoftが販売している「Surface Dock」を購入してSurfaceの機能を拡張しているわけですが、このSurface Dockについて一つの問題に気付きました。
 それは・・・

Surface DockのLANポートから接続しているネットワークが頻繁に途切れる

というものです。

 具体的には、Surface DockのLANポートにLANケーブルを接続し、NASに保存している動画データを再生していると、おおよそ5分程度で動画の再生が停止していました。始めにこの現象に気付いた後より注意して観察していたのですが、NASのフォルダも定期的に表示されなくなります。すぐにNAS内のフォルダを開き直してみると問題なくフォルダの内容が表示されました。どうやら、ネットワーク先のフォルダを常時開いておく(長時間継続してネットワーク接続しておく)ことができないようです。
 因みに、初期不良の可能性を疑って修理に出したのですが、「問題なし」ということでした。念のために「初期不良扱い」にして下さり、新品と交換していただけましたが、新しいものでも同じ問題が発生しました。


<解決編>
 さて、ここからは解決編。結果的には「セレクティブ・サスペンド」という機能が問題でした。
 Windows10のネットワークの設定の中から、「アダプターの設定」もしくは「アダプターのオプション」に進みます。「Surface Ethernet Adapter」のプロパティを開き、「構成」から「詳細設定」のタブを開き、「Selective suspend」の項目を「Disabled」に設定します。
 恐らく、これで「セレクティブ・サスペンド」機能が停止し、一定時間すぎるとLANポートの機能を停止することがなくなったものと思います。この設定をした後はネットワークが途切れることなく、NASに保存している動画や音声も継続して視聴することができました。
 この機能は、一定時間操作が無いと自動的にポートの給電を停止し、省エネを行うための機能のようです。USBでハードディスクを接続したまましばらく離席する際には、USBからの電力供給も停止しますので、ノートパソコンのバッテリーの消費を減らすことができます。Surface DockのLANポートにもそんな機能が搭載されているわけですね。

 便利なのか不便なのか一概には言い切れませんが、連続的なデータのやりとりの最中には、Windowsが「途切れた!」と認識しないような設定にしていただけたら良いのに、と思いました。
 同じような状況の方がおられましたら、ご参考になれば幸いです。


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【ハマナス】生長

2019年01月13日 20時41分46秒 | 放浪記


 ハマナスの芽がどんどん生長しています。
 枝の先端の芽が出ている部分だけでなく、枝の途中にある小さい茶色の芽も徐々に膨らんできました。こちらも、もうすぐ緑色の芽を出すかもしれません。
 私が暮らしていた道東では、ハマナスが芽吹くのはゴールデンウィークの頃でした。国道脇のまだ日陰になる場所には雪が残っていて、ようやく夜間の気温がプラスになった時期です。今、ハマナスを置いている窓際の室温は夜間で一桁くらいでしょうか。日中は10℃ちょっとまで上がっています。まさにハマナスの芽吹く気温なんでしょうね。
 これまで様々な土地で暮らしてきましたが、その土地々々で見かけた植物を栽培していると、その変化と共に当時の記憶が蘇ります。その中でも、ハマナスはとても印象深い花でした。「知床旅情」ではありませんが、ハマナスの芽を見て、雪解けの時期の知床の景色を思い出しています。



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2019年の抱負

2019年01月07日 20時32分55秒 | 徒然のこと
 新年が明けて早いものでもう一週間。そろそろ、今年の抱負を決めたいと思います。
 今年の抱負は・・・

 「半分、サボる

 です。
 朝ドラのパクリです。

 ここ数日、過去の新年の抱負を読み返していました。2008年に「ブログ」というものをやってみてたくて、ただ「やってみたい」という気持ちだけで始めたこのブログですが、ページを閉鎖することも無く、のんびりと続けてきました。
 特に面白い記事を掲載しているわけではありません。過去の記事を見返してみると、まるで当時の自分の状況を反映している日記のようなものでした。記事ごとに、当時の自分の境遇が思い出されて、とても懐かしい気持ちになりました。
 特に印象深いのが2012年の記事で、東日本大震災の衝撃も覚めやらぬ2011半ばに起こった出来事は、私の人生の中でも最も大きな不幸でした。その時のダメージは、あれから8年経った今でも私の中に残っていることを常に実感しています。

 そんな状況の中で、西へ東へと渡り歩き、2017年には転機となる巨大マンボウの初夢を見たわけですが、その後は私を取り巻く状況も良くなってきました。
 そしてこの2年間は、それまでの苦境の中でも私を見捨てずに励ましてくれた方々のご恩に報いるためにも、その方々に再会したときに恥ずかしくない自分であるためにも、一生懸命頑張ってきました。新しい仕事面でも小さいながらも徐々に成果が出てきて、生活面でも大引っ越しの片付けに終わりが見えてきて、徐々に落ち着いて暮らせるようになってきました

・・・が、

 少々、無理をしすぎたようです。

 昨年末、2011年頃のダメージが再び頭をもたげてきました。この一年間、2011年当時の事を思い出させるような出来事もあって、自分の中に少しずつストレスを溜めていたのだと思います。
 とは言え、激しく苦悶するとか、涙が止まらなくなるという程のものではなく、晩酌の水割りが一杯だけ多くなる程度のことなんですけどね。

 と、いうことで、自分の心身を健康に保つためにも、今年の抱負は「半分、サボる」ことにしました。
 普段の私は、「今日中にこれとこれの仕事をここまでやって終わりにして、明日はその続きをここまでやって、帰宅したら洗濯機を一回回して、今夜は雨だから室内干し用のスタンドに干して、その間にお風呂を洗って、私用のメールに返信して・・・、でも一杯だけビール飲みたいし、飲んだら作業したくなくなるし」みたいな暮らしをしています。そりゃあ、ブログも更新できないわけです。

 今年は、少しだけ楽をしましょう。
 複数の作業を同時並行で行っている普段の仕事スタイルを改善し、同時に動かすタスクをひとつ減らします。空きができるまでは、新しい作業は開始しません。
 自宅でも同様に、掃除や洗濯は半分サボります。土日も読書をする時間くらいは作りましょうか。
 そうすることで、毎年たてるばっかりで実行できないまま、忘却の彼方に置いてきてしまった新年の抱負も、少しだけできるようになるのではないでしょうか。

 スローライフを気取るものではありませんが、「半分、サボる」。これが今年の目標です。


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【フクジュソウ】膨らむ

2019年01月06日 20時18分37秒 | 植物日記


 フクジュソウの芽が大きく膨らんできました。
 フクジュソウとのお付き合いもずいぶん長いです。たしか、2013年の冬に購入して、それ以後、毎年花を咲かせてくれていると思います。
 初めは、地上部が無くなった後の夏の過ごし方が分からずに苦労しましたが、実は根が生きているそうなので、比較的涼しい環境で毎日水をあげていました。日中の気温が10℃くらいまで下がってきてからは、ベランダに出してずっと水をあげています。

 そうしていると、年末くらいに芽を出し始め、春に可愛い黄色い花を咲かせてくれます。
 気温が上がってしまう5月には地上部が枯れてしまうので少し残念なところもあるのですが、毎年春のお楽しみにしています。
 今年の芽も、もう少し暖かくなり始めたら一気に生長して花を咲かせてくれると思います。

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【ハマナス】芽吹き

2019年01月05日 20時25分49秒 | 植物日記


 昨年の秋に買ってきたハマナスが、芽吹きました。
 北海道暮らしの間は当然のように目にしていたハマナスですが、なんだか妙に懐かしく思いだしてしまい、通信販売で手に入れました。

 ハマナスは北海道に自生していますので、寒さは平気です。気温がマイナスになっても雪の中でじっと耐えて、春になると一斉に芽吹きます。秋には赤い実をつけて目を楽しませてくれます。
 ハマナスが芽吹く北海道の春は、気温がマイナスからプラスに移り変わる頃。よく考えたら、内地のお正月は、ハマナスにとっての春なんですね。
 このハマナスの株は通信販売で購入したものなので、環境が変わったばかり。なので、この冬は室内に置いておくことにしました。二月の初めの立春が過ぎれば、以後は三寒四温を繰り返して徐々に暖かくなっていきますので、その時期になったらベランダに移動して育てようと思います。

 今度の初夏は、ハマナスの花を楽しめるでしょうか。そうしたら、北海道の暮らしを思い出しながら、ベランダでハマナスの花を眺めてビールを飲みたいものです。

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2019年の初夢

2019年01月03日 20時53分43秒 | 徒然のこと
 新年、明けましておめでとうございます。
 今年は平成の最後の年ということですが、新しい時代が皆様の良いシーズンであるよう、お祈りいたします。

 さて、恒例の本年の初夢。
 今年は、元日の朝、2日の朝、3日の朝と、それぞれ違う夢を見ましたので、どんな一年になるか占ってみました。


元日の朝
 元日の朝見た夢は・・・

 「生け簀の中で群れで泳いでいる魚を、網ですくい上げる夢」

 です。

 縁起が良いのか悪いのか、よく分かりませんね。
 魚の群れは幸運の暗示で、仕事や学業面で大きな幸運に恵まれるそうです。その中から、抜群の一匹を掬い上げた夢なので、もしかしたら何か大きなチャンスを掴む暗示なのかもしれません。
 でも、例えば「金魚すくい」の夢と解釈した場合は、今の生活に疲れや不満があるという暗示だそうです。
 因みに、生け簀から掬っていた魚はタイだったと思うので、金魚すくいでは無い!と強く主張したいところなのですが、自分自身の心に尋ねてみると、今の生活に疲れを感じているのも事実でした。初夢って面白いものだなと感心しています。


2日の朝
 2日の朝に見た夢は、「ポリプ(クラゲ)がエフィラになって泳ぎ出す瞬間を観察している夢」でした。意味がよく分からない人も多いと思いますが、「クラゲ」「エフィラ」で検索してみて下さいね。
 クラゲの夢は、怠惰な状況を戒める暗示があるようですが、それはフワフワぼんやり浮かんでいるクラゲのことではないかと思います。誕生した瞬間のエフィラはせわしなく泳いで何とか生き残ろうと頑張っていますので、「赤ちゃん」「雛」「稚魚」のような新生児の意味にも受け取れます。そう考えると、いずれも未来の展望が開ける暗示にも受け取れます。
 どうせなら、良い方の解釈でいきたいですね!


3日の朝
 出ました!富士山の夢でした!
 ・・・でも、登山中でした。つまり、「意識ははっきり富士山と認識して登っているけれど、富士山の全景は出てこない夢」でした。起きた途端、思わず「なんじゃそりゃ」と呟いてしまいました。でも、登山の夢は、活力があり、前途が明るい暗示だそうですから、良い夢だったのかもしれません。
 そして最後に、ドローンを飛ばしたみたいに「上空からいままで歩いてきた道を俯瞰する夢」につながりました。「飛ぶ」「道」も良い兆しとのことですが、本心ではこれまでの自分の人生を振り返ったような印象を受けました。大きく緩いでこぼばかりの決して平坦な道のりではなかったけれど、この道を少しずつ歩いてきたんだな・・・としみじみ思い返した夢でした。まさに登山の夢ですね。


 正月3日間の夢を分析してみると、とても良い暗示のようにも思えますが、所々で微妙な雰囲気も漂わせる夢でした。正直なところ、現実とは、こんなものなのかもしれません。100%良いことばかりなんてことはなく、良かったりちょっと悪かったりの連続なのでしょう。
 どうやら2019年も。そんな一年になりそうです。ぼちぼち、今年一年の心構えを(豊富)を考えながら、新しい年に向かっていきたいと思います。

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