グッチーの日本寸評

日本を少しでもいい国にしたい、そんな思いで日頃感じたままを綴ってみたい。

東京五輪の前途多難に思う

2021-07-18 19:40:50 | 社会問題

東京五輪の開催については賛否両論、まさに国論を二分しているといっていいだろう。

いや、正確に言えば1:2で賛成派は劣勢のように思う。

政府や五輪組織委はバブル方式とかを徹底し感染防止に努めるというが先日も選手村内部でコロナ陽性者2名が確認されたと聞いてふとダイヤモンド・プリンセス号のケースを想起してしまった。

それに選手村以外にも五輪関係者の中に2桁のコロナ陽性者が発見されたとあってはこれこそが「異常事態」ではないだろうか。

本当に五輪関係者はワクチン接種や所定の隔離期間を遵守しているのか。

心配していたことが徐々に現実のものになっているように思う。

もう一つ心配なのは日本国内全体でも陽性者が急増してることだ。

首都圏の医療機関も今後ひっ迫度を増していくことが予想される。

残念ながら政府の触れ込みであった「(バブル方式により)五輪関係者の中からは感染者は出さない」は会期早々からグダグダ状態である。

今プレイブックそのものの実行可能性が問われているように思うが如何だろう。

東京五輪の前途は相当多難といわねばならない。

 

 

 

 

 


政府のコロナ・ワクチン配布ドタバタに思う

2021-07-16 12:55:01 | 政治

コロナワクチンの円滑供給という一大プロジェクトを所管する河野規制改革相が昨日全国知事会の会長らとオンラインし会談しワクチン配布に伴う一連のドタバタについて謝罪していた。

これだけ大掛かりなロジスチックスは寡聞にして知らないが一方で「ITをうまく使えば・・・」という期待もあったので関心を持って注視していた。

事の始まりは首相が7月中に65歳以上の高齢者はワクチン接種を打ち終えるよう全自治体に対し大号令を発したことだ。

さらに接種スピードを上げるために職域単位の接種体制を推進した。

1か所あたり1000名以上を目安に候補地選びを行うとしたが(実数は定かではないが)おおよそ5000か所ほどが手を挙げていると聞く。

これだけドライブを駆ければいくら在庫があってもショートする危険性が大きかったのではないか。

政府はもう少し需給動向をきめ細かく捉え先手先手でアクションをとっていく必要がある。

手の内をオープンにして、かつ供給基準なり配分戦略(などがあるとすれば)を明らかにすることが国民や自治体の理解を得るうえで重要だと思うがいかが?

 


自民党のレジリエンス(復元力)に思う

2021-07-14 14:34:40 | 政治

コロナ担当相の酒類卸業向け対策強化は業界の大きな反発を誘発し結局対策自体の撤回に追い込まれた。

業界は何とか難を逃れホッと一息なのだがその後の自民党の動きは素早かった。

党を挙げての軌道修正や業界団体への謝罪を行っていたがさらに業界への支援策検討に着手した。

まだ支援内容は明らかになっていないが業界にとっては相当な援軍になるだろう。

印象的だったのは自民党の変わり身の早さである。

ウカウカしていたら今秋までに行われる衆院選挙に影響必至だった。

それが対策の撤回はもちろんだが一転して真逆の酒販業界の支援策なのだからまさに「災い転じて福と為す」だ。(笑)

自民党のレジリエンスというか、強靭な弾性には恐れ入る。

これでは野党が目論む政権交代もハードルが高いねぇ・・・。

 


緊急事態宣言発出初日の人流増加に思う

2021-07-13 11:34:46 | 社会問題

12日から東京都は4度目の緊急事態宣言モードに入った。

しかしなぜか巷に緊張感は乏しい。

振り返ってみれば今年に入ってほとんどは緊急事態宣言下かまん延防止等重点措置下の状況だったのだからこれは当然なのかもしれない。

もしも惰性で宣言を発出しているとしたらその効果は限定的と言っていいだろう。

それにしても発出当日の都内の盛り場は昼夜とも人流増加が目立ったということだ。

これは単なる「自粛疲れ」だけではない。

先ごろのコロナ担当相による恫喝まがいの発言や首相の東京五輪の強行開催などが積もり積もって「もう政権の言うことは聞いておれない」という空気がまん延しつつあるのではないか。

政府のコロナ対策は練り直しの時期に来ている。

ワクチン頼みだけでは収束しそうもない・・・。

 

 


大関・照ノ富士の快進撃に思う

2021-07-12 15:57:55 | スポーツ

今大相撲は名古屋場所の真っ最中だが横綱白鵬と大関照ノ富士が全勝街道を並走しており目が離せない。

筆者は普段どちらを応援している訳でもないがやっぱりどこかで照ノ富士が気になっていることに気が付く。

もしも照ノ富士が優勝し横綱昇進を果たしようものならこれは大変な快挙だからねぇ。

今筆者の手元に相撲協会の番付がある。

といっても今場所のものではない。

平成26年12月発表の番付なのだが東の正横綱は白鵬、照ノ富士はまだ前頭2枚目だった。

その後照ノ富士は大関まで昇進するが度重なるケガと持病に悩まされ何と序二段まで陥落、という逆境を経験する。

さすがに上位力士の付け人をやることは免れたようだが自分のしこ名が米粒のより小さい番付は直視できなかったのではないか。

それが、それが、奇跡の復活と悲願成就まであと一歩のところまで来ている。

これはもう応援するしかない。

国籍などは関係ないねぇ・・・。