先週発生した熱海市の土石流災害については今も20数名の行方不明者の捜索が懸命に行われている。
土石流のルートはある程度明確になっているのにこれだけ難行しているのはやっぱりあの土量のせいだろう。
筆者が気になったのは土石流発生個所近くにかって盛り土が行われていた事実である。
誰が考えても盛り土は相当な崩壊リスクになるだろう。
今回事故が発生した伊豆山地区でも3本の土石流危険地域があったがそのうちあの沢だけが土石流事故を引き起こしたのも決して偶然とは言えないだろう。
今回の土石流事故が残した教訓は「盛り土」が大きな危険因子であることだ。
国交相が早速全国の盛り土対象地域の総点検を示唆していたが同感である。
ただコトはさほど容易ではない。
リスクを強調すれば利害関係者は多数顕在化してくる。
代替地を見つけることだって容易ではないだろう。
それでも、たとえ時間がかかってもこの対策は推進しなくてはならない。
とにかく集中豪雨禍は激甚化するばかりだからね。
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