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豆狸の音楽小路

ややメインストリートから外れた邦楽を中心に、好きな音楽について気ままに感想を綴るブログ(稀に音楽以外の記事もあり)

ミモザの咲く頃 - 笹本安詩≒下町兄弟

2006-09-24 | 
どもー、こんばんは。
暑さ寒さも彼岸まで、なんてよく言ったもので、大分涼しくなりましたね。
というわけで、新しく「秋」カテゴリーを設けてみました。
でも、正直言って、このカテゴリーはすぐネタ切れしそうな予感…。
春とか夏、冬の曲はいっぱいあるんだけどなぁ。

それでは早速「秋」カテゴリーの曲第一弾をご紹介。
本日の一曲は…
笹本安詩≒下町兄弟のマキシシングル「ミモザの咲く頃2001」から「ミモザの咲く頃(original)」
ちなみに、笹本安詩氏が歌のパートを、下町兄弟(BANANA ICE氏)がラップのパートを担当している。


<試聴リンク>
http://listen.jp/store/album_pcca01517.htm
試聴の下の「聴く」ボタンをクリックで試聴可能(注1)。
クリック後は自動的に再生されます。

<感想など>
私がこの曲に出会ったのは、もう十年以上も前のこと。
真夜中に一人で机に向かって作業をしていた時に、ラジオから流れていたこの曲を聴いて、一目惚れならぬ一耳惚れ。
当時(と言っても今もだけれど)の私にとってはラップというものは、どうも馴染みが薄く食わず嫌いで敬遠していたのだけれど、こちらの曲はそんな私にとっても聴きやすく「おぉ~、いいなぁ」と思わせる曲だった。

まず歌詞が良い!
安定はしているが、日々、同じような仕事と日常に追われ、そんな自分の人生の先も見えてきた中年サラリーマン(?)が、ふと子供の頃を思い出し、その時の夢を叶えようと思い立つ様をノスタルジックな子供の頃の風景と、退屈な日常の風景を交えつつ歌っている。
と、言ってもこの文章だけでは良くわからないかもしれないので、私の好きな歌詞を一部分だけ引用。

 どうせ生きたって80で死んじまえばなんか好きなことをやったやつの勝ちじゃないか
 ガキの頃に捨てたメンコ 空気抜けたチャリンコ 遊び忘れ仕事疲れ怒る今日も頑固
 どこでこうなったあの夢もう一度 きまりきった生活捨てた変えたちょっと 明日明日風が吹いて
 一生懸命ずっと いつも波風立てず 出る杭にならず 木登りは危ないからやめなさいってやらず
 きっとできる夢も捨てず愚痴も言わず陽は必ず明日になれば昇るきっと叶う変わる季節

 きっと夢は叶うだろう ミモザの咲く頃に

…と歌詞を引用した後で申し訳無いが、やはりいくら努力しても叶わぬ夢もあるし、夢だけでは食べていけないのが現実だ。そして、生きていくためには退屈な仕事や日常を余儀なくされる事もあるのではないかと思う。
「じゃ、あんたは夢など信じるな、夢なんて見るなと言っているのか?」と思われるかもしれないが、そうではない。
もし夢に向かって進んでいる状態で挫けそうになっていても、その夢がきっと叶うと信じていれば、その夢を叶えようと全力で努力する事ができ、その困難を乗り越えられるかもしれない。
しかし、逆に、はじめから「どうせこんな夢叶うはずが無い」と諦めてしまっていたら、努力すれば乗り越えられるはずの困難でも、それを乗り越えようとする気力がわかずに、それにつまずいた時点で負けてしまうのではないかと思う。
だから、夢を信じるという事はとても重要だと私は思っている。
…う~ん、青臭い事を書いてしまった。なんか照れくさい…。

さて、話が横道にそれて来たので軌道修正。
こちらの曲には「ミモザの咲く頃2001」という別バージョンもあるけれど、個人的にはオリジナルバージョンの方が好みだ。
2001年バージョンも洗練されていて良いし、好きなのだが、オリジナルバージョンに組み込まれているカノンのフレーズや、子供のコーラスなどが削られており、ややアッサリし過ぎた感がある。
曲のクライマックスに組み込まれているカノンのフレーズや、子供のコーラスにはググッと心にくるものがあるので、個人的にはこれが無いのはちょっと寂しい…。

なんだかんだゴチャゴチャ書いたけれど、こちらの曲は文句なしで名曲。
まだ聴いた事がない方、また夢を叶えようと頑張っている方には是非一度聴いて頂きたい一曲。

最後にちょっと余談。
「ミモザの咲く頃」とはいつ頃なのか、ちょっと調べてみた。
http://www.vivahome.co.jp/hanatomidori/mimozaakasia.htm
こちらによると、どうも春頃らしい。
もしかすると「ミモザの咲く頃に」というタイトルは、当たり障りの無い日常(秋)から脱却し、その先の厳しい現実(冬)を乗り越えた先にミモザが咲く(夢が叶う)という意味が込められているのかもしれない。
…考えすぎか。

あ、本当に最後になぜこの曲を「秋」カテゴリーにしたのかを。
それはこの歌の頭の
 秋の空を流れてゆく 黄昏色の飛行機雲
 幼い頃の思い出がセピア色によみがえる

のフレーズから「秋」に分類したという事で。

それでは、また!

(注1):私の使っている“OPERA”では試聴できませんでした。もし、うまく試聴できない場合はIE(インターネットエクスプローラー)で開いてみると聴く事ができると思います。