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豆狸の音楽小路

ややメインストリートから外れた邦楽を中心に、好きな音楽について気ままに感想を綴るブログ(稀に音楽以外の記事もあり)

幸太郎とおもちゃ その4(ボール)

2006-09-26 | 
ボールと言ってもこれがなかなか奥が深く、その素材によって幸太郎の反応が異なる。

まず、一番初めに買ったテニスボールの中身をくり貫いたようなボール。大きさもまんまテニスボールくらい。
こちらは今の幸太郎には重過ぎるようで、思うように転がして遊ぶ事ができずにやや不人気。しかし、頑丈であるために長い間使う事ができる。
また、直径1cm程度の穴が開いているので、ここに鈴などの何か音が鳴るもの、もしくはマタタビなどを入れる事ができるなど他のボールではできない事ができる。

次に、やや固めのキッチンペーパーを丸めたもの。大きさは人差し指と親指をくっつけてできる輪ぐらいの大きさ。
これは大好評!まず軽いので、小さい幸太郎が少し触れただけでも結構転がり、それがどうも面白いようだ。そして、上のテニスボールのようなボールは転がしても、特に音はしないのだが、こちらはカサカサという音が鳴り、それが幸太郎の好奇心を大いに刺激するらしい。
しかし、こちらは短所もある。
それは幸太郎の猛攻に耐え切れず、すぐに崩れてきてボール状では無くなってしまう事。
大体投げて1分以内に崩れてしまうので、なかなか面倒だ。
ちなみにこの短所を克服するために、布テープで補強してみるという工夫をしてみたのだが、どうもボールの形がいびつになった為転がりにくくなり、また、あまり音もしなくなったりと、長所を軒並み潰してしまったので、あまり良い工夫では無かったようだ。

そして、最後にうちで一番人気のボール。
それが結婚式の引き出物の包装紙をボール状に丸めたもの。
大きさはこぶしより少し小さめなくらい。
まず、軽い。次に紙がキッチンペーパーのものより硬い為に、転がすと音が大きく鳴る。
そして、キッチンペーパーのもののようにすぐには崩れずに、そのままでも何分間でも遊ばせ続けられる。などなど上のキッチンペーパーの長所を伸ばし、短所を潰した素晴らしいものになった。
包装紙が無い場合は、やや固めの新聞広告などを丸めてみると近いものができるかもしれない。

また、ネット上で知ったことだが、アルミホイルで作ったボールでも遊ばせる事ができるらしい。しかし、どうも私は小さい頃アルミホイルを奥歯で噛んだ時のあのギーン!というイヤな感覚が忘れられずに、踏み出せないでいる…。

ちなみに私の家でのボールの使い方は、板張りの廊下で、デコピンでボールを弾くようにしている。すると、そのボールを追い幸太郎がダッシュ。その後は、一人でサッカーのドリブルのように一人でボールを転がしながらダッシュをするなど夢中で一人遊びしてくれるので、こちらもかなり楽だ。
猫は私が思っているよりも頭が良いようで、廊下の角っこにボールが行ってしまった時は、一度ボールを咥え、自分で遊びやすい場所まで運び、再び遊びはじめる。
また、それもできないような場所、例えば家具などの物陰に入ってしまった場合は、自分の方にダッシュをしてきて、目で「ボールとって、ボールとって」と訴えかけるので、それがたまらなくカワイイ…。

最後にこのボールの一番の長所を。
それは安上がり!
だって、家にある紙を丸めるだけだし…。
ただ、これで遊ぶ場合は、いざと言うときのためにその素材や大きさにはご注意を。
また、飲み込んだりしないように、できるだけ一緒に遊んだ方が良いかもしれない。

食欲不振

2006-09-21 | 
ここ最近、おもちゃの話ばかりだったので、たまには食事のことなど。

どうも最近、幸太郎の食欲が落ちている。
昔ならば食事を盛ったお皿を出すとがっついて食べていたものだが、ここ二日ばかりは、匂いを嗅いで一口二口つまらなそうに食べて、そっぽを向いてしまい、次の食事の時(8時間後)になっても4/5程度残している。
もしや病気…?とも思ったが、いつものように大はしゃぎで遊ぶし、便の状態も悪くは無く元気ハツラツだ。

不思議に思い、ネットで色々と調べてみると、どうも猫はずーっと同じ食べ物を与えていると、それに飽きて突然ぱたりと食べなくなる事があるらしい。
思えば、ここ最近ピュリナワンキトンとモンプチの仔猫用のドライフードのミックスばかりをあげていた…。
そこで滅多に与えない猫のオヤツをあげてみると、食べること食べること。
なるほど、やはり同じ食事に飽きていたのね。
そこで、今度はアイムスの仔猫用を買ってきて与えてみた。
しかし、あまりお気に召さない様子…。
そういえば、ピュリナワンキトンもチキン味で、アイムスの仔猫用のドライフードもチキン味。う~ん、どうせならビーフ味や白身魚味にするべきだった。
途方に暮れる私…。

これからどうしようかと悩みつつも、お腹が減ってきたので食事をとることにした。
今日のメニューは前々回、前回と同じく混ぜご飯だ。
正直、いい加減飽きてきたが、作りすぎてしまったためにどんどん食べないと勿体無いし、それに、今は食べるものがコレくらいしかない。
そして黙々と混ぜご飯を食べている時にふと気がついた。
「お腹が減っていればそれなりになんでも食える!」

そこで作戦を変えてみた。
その作戦とは…
徹底抗戦!
よく考えれば、食事が気に入らなくてもまさか飢え死にするまで食べないという事
もおそらく無いだろう。
ならば、昔、食事が気に入らず親にアレが食べたい、コレが食べたいとぶーたれていると親にかなりの確率で言われたあの「家にあるもの食べなさい」の精神で、今までとほぼ同じ食事(アイムス仔猫用ドライフード+モンプチ仔猫用ドライフードミックス)を我慢して食べてもらう事にした。あまりおもねり過ぎて贅沢になられても困るし…。
とりあえずその作戦でやってみる事に。
期限は一日。もしそれでも食べなければ病院に行くことに決めた。

まず1回目の食事…
今までと同じで2,3口食べてぷいっ。
そこで「食べないなら捨てちゃうよ!」の精神で、残った食事を片付け。

次に2回目の食事…
同じく2、3口食べて砂かけアクション。
作戦は失敗か…?と思いつつも、何気なく幸太郎の目の前にドライフードを一粒落としてみると、それに興味をひかれたのか口にした。
それが誘い水になったのか、お皿の方に向かい更に2、3口食べた。
前回と比べて一歩前進?
余った食事はお方付け。

そして3回目の食事…
空腹のためか、明らかに1回目の食事の時よりも勢い良く食べるようになった。
そのまま次の食事の時まで放置しておいたら、2/3程食べていた。
とりあえず作戦成功か…?

と、長々と書いたけれど、これが2日前の事。
現在では次の食事の時までには、ほぼ規定量食べつくすようになった。
作戦は一応成功したらしい。

しかし、もしかするとどこか身体の具合が悪く食欲が落ちていたという可能性もあるかもしれないので、念のため近々、動物病院に行ってみるつもり。

幸太郎とおもちゃ その3(パン)

2006-09-17 | 
パンと言っても、勿論本物のパンではない。
これは、なかなかそっくりに作られたパンのぬいぐるみ。
大きさは約20cm。丁度昔学校で食べていたコッペパンと同じくらいだ。
押すとキューキューと鳴る仕掛け付き。

蜂ぶんぶんにんじんなどの中距離型おもちゃとは違い、これは超接近型おもちゃ。

仔猫と遊んでいると、時々、仔猫のテンションが上がりすぎ、こちらの手や背中、足にまで飛び掛ってきて、飼い主まで狩りかねない勢いになる事がある。
そんな時に活躍するのがコレ!
興奮した仔猫の前にこれを差し出すと、もの凄い勢いで猫パンチ、抱え込み、猫キック、噛み付きのコンボを繰り出し大はしゃぎ。
蜂ぶんぶんやにんじんだと紐がついているため、興奮してじゃれついている時に手足や首に絡みつく事があるが、これなら紐がついていないので、その点は安心して与えられる。

このおもちゃの最大の長所は、なんと言っても、そのじゃれついている姿がとてもキュートな事。
あの大きなパン(のぬいぐるみ)に齧りついている姿ときたら…。
う~ん、画像をお見せできないのが残念。

短所としては、押すとキューキュー鳴る仕掛けが一日で壊れた事。
確かに結構乱暴に扱ったが、一日で壊れるとは…。
まぁ、別に音が鳴らなくても充分じゃれつくので、特に問題は無いかもしれない。
あと、もう一つ。テンションがあがっていない時には、あまり興味を示さない事。
というか、テンションがあがっている時ならば、何にでも飛びつくのかもしれないが…。

お値段は、近所のペットショップで250円から350円くらい。

幸太郎とおもちゃ その2(にんじん)

2006-09-09 | 
にんじんと言っても、あの野菜のにんじんではない。
勿論、甘くサクサクとした駄菓子のにんじん(注1)でもない。
この通称「にんじん」は、プラスチックの竿に紐でおもちゃのにんじんをぶら下げたものである。
そのおもちゃの人参が中々工夫されていて、ただのぬいぐるみでは無く、紙の筒を中心にし、その周りをギチギチとやや太めのオレンジの紐で巻いてあり、噛み応えがありそうな仕上がりになっている。
また、中には何かが入っているようで、降るとカラカラと音がなる仕組みだ。

値段は、私が購入したものではなく、とある人からプレゼントとして頂いたので不明。
その人曰く高いものでは無いらしいが、かなり重宝している。
というのも、前回の記事の「蜂ブンブン」よりも紐と竿が長く、猫を思いっきり運動させる事ができるから。
「蜂ブンブン」の所でも書いたけれど、「蜂ブンブン」は紐が短く、じゃらす程度の事は得意でも、激しい運動をさせるには向いていない。
しかし、「にんじん」は紐と竿が長いおかげで、段々になっている棚の上に放り投げて上下の運動をさせたり、または、廊下の奥の方に投げ込んで思いっきり走らせる事も可能なのだ。

しかし残念ながら短所もある。
それは紐と竿が長すぎるために、座った状態では中々上手く操れないこと。
また、紐が長すぎるために、にんじんに追いつきじゃれ始めると、その紐が首や足などに絡み付いて少し危ない事。
特に上下の運動の時に絡みつくと、ケガをしそうでヒヤヒヤしてしまう。
今の所は特にそんな問題は発生してはいないが、やはり少し不安。

とりあえず、私は、少しじゃらす程度ならば紐や竿が短い「蜂ブンブン」を。
沢山運動させたい時は、紐や竿が長めの「にんじん」と言った風に使い分けている。

ちなみに、このオモチャで遊んでいる時はまるで釣り人気分。
猫をおびき寄せる為ににんじんを上下に動かしたり、引っ張るスピードに変化をつけたり、時々止めたりとまさしくルアーフィッシングをしているような気分になる。
決定的な違いは、猫は魚と違ってほぼ入れ食い状態という事…。

(注1):こんなお菓子。http://inokuchi.net/p_win/107.html

幸太郎とおもちゃ その1(蜂ブンブン)

2006-09-05 | 
これは正式名称がわからないので、私が勝手に命名したおもちゃ。
オリンピックというスーパーで250円程度で購入。

どんなおもちゃかと言うと、柔らかめでしなるプラスチックの竿の先に紐で蜂のぬいぐるみが付いているおもちゃ。振るとじゃらじゃらと音がする。まぁ、よくある猫をじゃらす時に使うおもちゃかな。
ゴムで出来た触角、空色の羽、黄色と茶色のストライプのお尻、そして虚ろな目…
可愛いんだか可愛くないんだかよくわからないが、なんだかこの蜂のヌイグルミに異常に魅かれるものがあり、オリンピックというスーパーで250円くらいで購入。

遊び方は、猫の前でぶらぶらさせたり、地面をずるずる這わせたり。
購入した当初はあまり興味を示さなかったが、2,3日もするとじゃれ始めるようになり、この蜂を捕らえるのに成功すると、抱きしめてネコキックしつつ、ガジガジと齧るまでになった。
今では大のお気に入りで、おもちゃ箱を開けると、このおもちゃにまっしぐら。

ただ難点としては、紐が短い事。
蜂を咥えたまま廊下を疾走する幸太郎。
しかし、紐が短いためすぐにビンと紐が張ってしまいストップ。
小手先で遊ぶには丁度良いが、ダイナミックに遊ばせるにはちょっともの足りないかも。
まぁ、その辺はもう一個のおもちゃ(近々紹介予定)と使い分けているので、個人的にはあまり問題なし。

ちなみに現在ではじゃれ過ぎて、片方の羽と触覚を破損。
そのせいか若干蜂の目も虚ろに見える…。
まぁ、これは初めからだが。

幸太郎お気に入りの場所ガイド

2006-08-25 | 
今日は幸太郎お気に入りの場所をご紹介。

1.植木鉢などを乗せる階段状の棚
正式名称はわからないが、以前植木鉢を乗せるために購入した代物。
階段状といっても普通の階段ではなく、らせん階段のように、中心の柱をぐるりと囲むように植木鉢を乗せるための台が設置されている。ちなみに、この台はどちらかというと、台と言うよりも、浅いカゴと表現した方が正しいかもしれない。
幸太郎はここの頂上がお気に入りらしく、器用にもぴょんぴょんと台を昇り、その一番高い台の上でよく眠っている。
しかし、最近は身体が成長し、その台(カゴ)では狭くなってきて、窮屈そうに身体を丸めて収まる事が多くなってきた。そろそろ卒業かもしれない。

2.置時計を置くための台の上
こちらは窓が近いためか、暑い日などに幸太郎が好む場所。
窓が近いと言っても、こちらの窓からは一切日は射さず、風のみが通るようになっているため、比較的涼しい場所である。
以前は置時計やちょっとした置物(注1)を陳列するために置いておいたのだが、今は幸太郎に占拠されている。高さは80cmくらい。

3.2の台の下にある信楽焼きの狸(注2)の後ろのスペース
さらに暑い時はこちらにいるケースが多い。
大きさ50cmほどの信楽焼きの影で寝ている。
狸と猫の組み合わせはなんだか面白い。

4.水槽台の下
以前とあるメーカーの水槽台を買ったのだが、グラグラとしていて頼りなかったので、結局は一度も使わず古新聞を置くための場所と化した台。
やや警戒している時に隠れる場所。
また、家族を驚かせるために一時的に身を隠す場所でもある。
我が家に来たばかりの時は、よくここに隠れていた。

5.靴箱の下
幅2m、奥行き50cmほどのある靴箱の下。
怯えている時、もしくはかなり警戒している時に立てこもる。
見慣れぬ来客があった時や、こっぴどく叱られた時、または、掃除機をかけている時に避難する場所。

まとめ
猫はやはり高い場所や、狭くて薄暗い場所が好きなようだ。
ちなみに上記の場所を探してもいない場合は、すわ!脱走か!?と思い家中大騒ぎになる。

(注1):お土産物が多い。大きな王将の駒とか木彫りの熊とか…。
(注2):こちらで売られているような狸の置物。個人的に信楽焼きの狸の置物は大好きだ。あのとぼけた雰囲気がたまらない。

はじめてのトイレ

2006-08-22 | 
冒頭から親バカモードで申し訳無いけれど、幸太郎は頭が良い。

幸太郎が来た当日に、ダンボール箱とペットシート、新聞紙を使って簡単なトイレを作ったのだけれど(注1)、教える前からトイレに行きたくなったら、自分からそのトイレまで行ってしてくれた。
おかげで現在に至るまで一度も粗相なし。ありがたや。

しかし、幸太郎が来てから二日程(注2)経つが、それまでオシッコをしているのは見たことがあっても、糞をしている所はまだ見たことが無かった。また、その形跡も無かった。
仔猫は親の助けを借りないと、なかなか排便ができないとネットで読んだ事があったが、もう1ヶ月くらいの年ならば、自力で排便ができるはず。
しかし、念のためという事で、ティッシュでこよりを作り、ぬるま湯でその先っぽを湿らせ、菊座(注3)を刺激するも、嫌がるだけで一向に出ず。

そんなこんなで心配しながらも、離乳食(キャットミール)に切り替えたその翌日。
トイレで細くちぎった新聞紙に包まれている、ミノムシ状の物を発見。
…糞だ!
粉ミルクはあまりにも消化・吸収が良すぎて、ほとんど糞が作られないのか、それとも離乳食に含まれた粉ミルクよりも多目の繊維質のおかげか、どちらが正解かはわからないが、離乳食に切り替えたらアッサリ出た模様。
糞が出ないことを不安に思い、そろそろ病院に行こうかなと思っていた矢先だったので、かなり嬉しかった。
それにしても、粉ミルクや離乳食(キャットミール)しか食べていない猫の糞は不思議とイヤな臭いがしない。ほとんど無臭状態だ。
しかし、仔猫用のドライフードやウェットフード(いわゆる猫缶)を与えている現在では、しっかり糞のニオイがするが…。

余談だけれど、幸太郎を簡単に自分の元まで引き寄せる方法がある。
それは名前を呼ぶ事でも、食べ物をちらつかせる事でも、おもちゃでも無い。
幸太郎を簡単に呼び寄せる方法。それは、トイレをザクザクと音を鳴らしながら掃除すること。
何故だか知らないが、幸太郎はこの音が気になるらしく、待ちかねた食事中でも、トイレ掃除をしていると、食事を中断してまでもこちらにやってきて、トイレの砂をいじりだす。
不思議だ。

(注1)現在では市販のフード付きのちゃんとした猫トイレを使用中。
(注2)この日数は当時のものです。現在は、幸太郎が来て約1ヶ月くらい経過。
(注3)あまり下品にならないようにちょっと工夫をしたが、失敗した例。普通にお尻の穴、肛門と書くよりなんだかイヤな感じになってしまった。大体器官の部分だから普通に書いても下品でもなんでもないんだけれどね…。

はじめての離乳食

2006-08-18 | 
え~、大分前の話ですが、8月5日の記事(「はじめての食事」)の続きです。

(8月5日の記事のダイジェスト)
ホームセンターで仔猫の為に粉ミルクとそれを与えるためのスポイトを購入。
しかし、思ったよりも仔猫は子供では無く、もう自分一人で食べられるようだし、
食事も粉ミルクよりも離乳食の方が良さそうだ。
結局、粉ミルクとスポイトは無駄に…。ガッカリ。

(こちらから今日の記事)
幸太郎(猫)が自分ひとりで皿から粉ミルクを飲んだ。
が、まだ作ったミルクの1/5程度しか飲んでくれない。
どうもまだ身体の調子が良く無く、食事を受付けてくれないようだ。
しかし、家に来た時よりは動くようになり、元気になってきているのは確かだ。
というわけで、時期的には離乳食の方が良いのだろうが、もうちょっとだけ、より消化の良さそうな粉ミルクを与えてみる事にした。
…粉ミルクが無駄にならなくて良かった。

ちなみにこの時は、粉ミルクを4時間に一度与えていた。
正直、寝ていても途中で起きて、ミルクを与えなければいけなかったので、結構しんどかった…。
まぁ、でも、ミルクを与える度に飲む量が増えていき、そして少しずつ元気になる幸太郎を見ていると、その疲れも癒されたけれど。
それにしても、仔猫でもこれだけ大変なのだから、人間の赤ちゃんを育てるのはもっと大変なんだな、と少しだけわかったような気がした。う~ん、自分を育ててくれた両親に感謝。

そんなこんなで二日程が過ぎ、粉ミルクを出した量だけ完食してくれるようになったので、離乳食(子猫用離乳食キャットミール)に切り替える事にした。

早速、ホームセンターに行き、離乳食を購入。
蓋を開けると、濃厚なソフトクリームというかバニラの香り?が漂う。
これはさぞや甘いんだろうなぁと思い、少し舐めてみた(注1)。
…が拍子抜けした。甘いどころか、味が全くしないのだ。
まぁ、良く考えれば、猫の食べ物なんだし甘いはずはないのだが…。

容器に書いてある作り方を読みながら、離乳食を作ってみる。
作り方は粉ミルクとほとんど同じ。
しかし、この離乳食は、粉ミルクとは違いダマができないのが嬉しい(注2)。
早速、出来たおかゆ状の離乳食をスプーンで掬って、口元に運んでみる。
…食べた!
今度は離乳食の入ったお皿を近づけると、自分ひとりでペロペロと食べ始めた。
それにしても、仔猫は食べるのが下手だ。
勢いよくペロペロピチャピチャと食べているけれど、どうも喉を通っているのは水分ばかりで、離乳食の水分は奪われ、まるで釣堀で渡されるような練り餌のような状態になっていく。
仕方がないのでスプーンでそれを掬い、口元に近づけるが、まだ固形物(と言ってもかなり柔らかめ)は食べ慣れていないようで、口に運ぼうと舌を伸ばしても、スプーンから押し出されて地面に落ちるばかりで、なかなか食べ終わらず。
少し自分も疲れたので、床を拭いてそのまま部屋に戻る。
それから約1時間後、幸太郎の所へ行ってみると、既に完食済み。
別にスプーンで口元まで運ぶ必要はなかったようだ。
ごめん。余計なお世話だったのね。

と、いうわけで本日はここまで。
次回はおそらく「はじめてのトイレ」になる予定です。
それでは、また!

(注1):先程この製品の注意書きを見ると「本品は猫用です。猫以外の動物に与えないで下さい。」との表記が。えっ!?舐めちゃったよ…。
(注2):もしかすると自分の粉ミルクの作り方が悪かっただけかもしれないが…。

幸太郎

2006-08-11 | 
仔猫を保護してからはや十数日。
家族から色々な仔猫の名前を提案されるが、どうもどれもしっくりこない。
しかし、早く決めなければ病院に行った時や、保険に入る時などに色々と不都合なので、頑張ってなんとか名前を決めた。
…が、もし、知人などにこのブログを見られて、私が書いているとバレてしまうと色々やりづらくなる事が多いので、このブログでは決定した名前では無く、第二候補の名前で書く事にしようかなと思う。
というわけで、以後、このブログでは保護した仔猫は幸太郎(こうたろう)という事で。
…まぁ、第一候補で決定した名前も似たようなもんなんですけどね。

ところで、先程、このブログではまだ幸太郎の外見の特徴や性格についてほとんど触れていなかった事に気が付いた。
そんなわけで、今日はまだ3週間と短い付き合いではあるけれど、その短い間に知った幸太郎の性格や外見について書いてみようかなと思ったり。

まず外見。
模様は白多目の茶虎。仔猫ながら立派なふぐり(注1)を持つオス。体重1kg。
顔は元野良(と言っても1ヶ月くらいだが)だったせいかスマートでワイルドな感じ。眼の色は琥珀色。片方の目は失明しているが、もう片方の眼はしっかり見えるようだ。まぁ、正直言うと、片方、失明している以外は何処にでもいるような猫。
本当は画像でも載っければ早いのだけれど、如何せん、デジカメもカメラ付き携帯も持っていないので不可能(注3)。う~ん、残念…。

次に性格や性質。
やはり元野良のためか非常にやんちゃ。
しかし、甘えん坊でもあるのでなかなかカワイイ。
…が、結構手を噛むので少し憎い。
…けれど、それも甘噛みなのでやはりカワイイ。
また潜むのが非常に得意で、ステルス機能(注2)でもついているのかとも思えるほど。
幸太郎の寝床を見に行くと、幸太郎がいない。
そして下駄箱の下やちょっとした家具の隙間を見てもいない。
「うわぁ、脱走したかな…?」
と思い始めた頃、ふと足元を見ると、どこに潜んでいたのかいつの間にか足元にいる事が多い。
おそらくどこかに隠れつつ、密かに忍び寄っていたのだろうとは思うけれど、音や気配が一切しないのは、さすが狩猟動物と言ったところ。なるほど。こりゃ鼠も狩られるはずだわ…。

…と、約3週間で判ったのはこれくらい。
まだまだ慣れていなくて本性を表してはいないかもしれないけれど、今の所はなかなかういやつ。
まぁ、これが大きくなるとどうなることやら…。それがちょっと怖かったり、楽しみだったり…。

それでは、今日はこれで。
では、また!

(注1):いわゆる睾丸。英語で言うとnuts。もっとわかりやすく言うとタマタマ、キャンタマ。ストレートに言うと金玉。
(注2):こちらに詳しい説明があります

<9月9日追記>
(注3):過去ログをざっと読み直してみて説明不足な点に気がついたので追記。
行方不明?の記事で、排水溝の奥を携帯で写真を撮ったと書いてあるが、これは私の家族の携帯でした。
まぁ、家族から携帯を借りて、このブログに写真を貼り付ける事もできなくはないけれど、そうするとこのブログの存在もバレてしまうので、気が進まない…。

行方不明…?

2006-08-08 | 
本当ならば、今日は前回の続き(食事の事)を書くつもりだったが、昨日色々あったので予定を変更して、その話を。

その異変に一番最初に気がついたのは家族だった。
ふと、いつも仔猫がいる場所を見ても、その姿が見えない。
次にお気に入りの場所を見てもいない。
さらにその次にお気に入りの場所を見ても…やはりいない。
現在は廊下で飼っており、そこから直接行ける場所は脱衣所と風呂場、トイレ、和室、上の階への階段、キッチンだけだ。
ちなみに玄関は勿論のこと、脱衣所(&風呂場)、和室、キッチンへの扉もいつも閉めており、普通では行けないようにしてある。
しかし、その日は脱衣所とお風呂の扉を換気のために開けっ放しにしてあり、更に和室とベランダへの窓の網戸も開けっ放しになっていたのだ。
となると、行く先は脱衣所&風呂場か和室&ベランダか…。

まずは和室とベランダを調査。
和室の机の下を見てもいない。まるめた布団の中にもいない。
ベランダにある洗濯機の下にもいない。
結局和室&ベランダにもいないので次に脱衣所&風呂場を調査。
しかし脱衣所にも風呂場にもやはりいない。
…が、ふと見ると排水溝の蓋が開いている。

ここで簡単に私の家の排水溝の説明を。
私の家の排水溝は一本の溝があり、その上には、すのこ状の蓋が乗っている。
さらにその溝は湯船の下まで繋がっている状態で、湯船の排水の際もここが使われるようになっている。う~ん、上手く説明できないが、皆さんに伝わっただろうか…?
つまり、湯船の下にも仔猫が入れるようなちょっとした空間があり、もし、ここに仔猫が入ってしまった場合には、こちらが手を伸ばしても仔猫を救出する事は不可能である。その場合、仔猫をうまくおびき出させる事ができるのならば良いのだが、もし、奥で詰まっていて出られない状態であるのならば、最悪湯船を破壊しなければならない。

もしや、この排水溝の奥に行ってしまったのか…?
確かに狭い排水溝といえども、小柄な仔猫なら充分入っていけそうなだけの幅と高さがある。しかも、我が家の仔猫は狭くて暗い所が大好きだから、その可能性は無くもない。
色々不安になったが、まずは仔猫がいるかどうかを調べてみる事にした。
まずは湯船を叩いてみる。
…が、特に何の反応もない。
次に排水溝にできるだけ腕を突っ込んで、携帯電話のフラッシュとカメラ機能を使い、その奥を撮ってみる。
…フラッシュがあってもかなり暗いが、なにやら写っている。
よーく見ると猫の後ろ頭にも見えなくもない…。
頭の中に「湯船破壊」の文字がよぎる。
しかし、その写真をPCに送って、画像ソフトで角度を変えたり、明るさを変えてみたところ、どうも猫ではなく、湯船を支える柱だった事が判明。
私は、ほっと胸をなでおろした。

その後キッチンや上の階への階段なども調べてみたがいない。
となると、ベランダから植木鉢を踏み台にして出ていったのかもしれない。

まだ仔猫だし、気の荒い猫にいじめられたらどうしよう…。
車にはねられたらどうしよう…。
などと不安に思い、懐中電灯を持ち(車の下などを見る時のために使う)近所の家や庭を遠めに調べながらうろうろして見る事にした。
髪も直さず汚い格好、そして懐中電灯片手に人様の敷地内をジロジロ。きょろきょろ。
はっきり言って不審者丸出し。
もし、今日、空き巣や事件などがあったら、まず一番にしょっぴかれるだろうな。
そんな事を思いつつも徘徊するが、猫の子一匹も見つからず。

もう遠くにいってしまったのか、それとも他の人に保護されたのか、とうなだれて
家に帰ると、家の前に家族が待っていた。
家族「家にいた」
私「え~~!?」

どうもこう言う事らしい。
私が家を出て、家族が部屋で少し休んで寝ていると、猫の鳴き声がする。
まさかと思い見ると、ドアの隙間からするりと部屋の中に仔猫が入ってきた。
この部屋はキッチンを通らないといけないはずなのだが…。
ちなみにキッチンもこの部屋も全て調べたのに、仔猫はいなかったのに…。
おそらく私たちが机の下や椅子の下などを探している間に、私たちに気付かれないようこっそり、既に調査済みの場所へ隠れていたのだろう。
(そういえば、幼い頃にやったかくれんぼでは、鬼が一度探した場所に隠れると中々見つけられなかったっけ。)
そして、お腹を減らした仔猫が空腹に我慢できず、かくれんぼをやめてご飯をもらいに出てきた、と。

結局、その日は仔猫との長いかくれんぼで終わってしまったが、最終的に見つけることができて本当に良かった。
そして、早とちりして湯船を破壊しなくて本当に良かったと心の底から思った。