テイオー死す

９月に入りました。

猛暑は終わらずですね。


８月最後の日付のスポーツ新聞に
「テイオー死す」
の文字が。


トウカイテイオー
１９９１年のダービー馬

まだ競馬をしていない時代。
翌年、ミホノブルボンがダービーを制す。
私が知っているのはその時代から。
だから、テイオーの鞍上は安田隆行騎手ではなく、岡部幸雄騎手。
９２年のジャパンカップは知っているけど、どうも一番良い時代、
無敗でダービー馬になった頃を知らないのであまり「強い馬」という
印象はない。

９２年、秋。
天皇賞・秋　　　　　１番人気で５着（岡部騎手）
ジャパン・カップ　　５番人気で１着（岡部騎手）
有馬記念　　　　　　１番人気で１１着（田原騎手）

有馬記念では岡部騎手は乗っていない。
どういう経緯で田原騎手になったかは覚えていない。
ただ、サンエイサンキューの事で田原騎手が話題になっていたのが
この９２年。
そして、この有馬記念でサンエイサンキューは競走中止、以後レースに
は出走していない。


９３年の有馬記念。
１年ぶりの舞台、トウカイテイオーの背中には昨年１１着の田原騎手。
この年の有馬記念はグランプリの名にふさわしい豪華メンバー。
「１年も休んでいて、出走し簡単に獲れるほどＧ１は甘くない」
そういう話をする競馬評論家。
いやいや競馬ファンもそう思っていた。
それは単勝人気が４番人気だった事に表れている。

１番人気は菊花賞馬、ビワハヤヒデ。
鞍上は、岡部騎手。


１９９３年１２月２６日の有馬記念の日。
私は仕事。
職場に行く前に東京競馬場で有馬記念の馬券を買う。
私の馬券は、その年のダービー馬ウイニングチケットからの馬連。
トウカイテイオーはひもに入っていたかしら。
たぶん、１番人気のビワハヤヒデは買っていない。

有馬記念はドラマが生まれる。
だから、初めてダービーを制した柴田政人騎手のドラマで幕を閉じる
９３年、だと思っていた。
でも、まさかね。





ＹｏｕＴｕｂｅ見たけど、また涙、涙だわ。
最後の直線、１番人気のビワハヤヒデに騎乗しているのが「岡部」って
いうのが、またドラマなんだね。
そして、トウカイテイオーに騎乗していたのが「田原」っていうのが
またドラマ。
馬券ははずれたけど、素晴らしいドラマだった９３年の有馬記念。


２５歳、人間でいえば８０歳ぐらいだという。
素晴らしいドラマを見せていただきました。
お疲れ様。