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前頭前野

2005-11-27 | 癒し

「心は前頭前野に存在していると信じている」

と、さっきみていたNHK教育TVで、東北大学の川島教授が言っていた。

いろいろな実験の結果を紹介していたが、大変興味深かった。

今までもそういう話は本などで読んでいたけれど、実験などの統計的なもので見せてもらえるとわかりやすい。

認知症患者の改善の様子は、近々訪れるであろう自分自身の姿と重ねながら、読み書き、計算、コミュニケーションの大切さをひしひしと感じたし、

特に面白いと思ったのは、

小さな子供が、母親と話すときと見知らぬ人と話すときの、脳の反応の仕方の違いと、

大人が、目の前にいる人と話すときと、携帯電話で話すときの脳の反応の違いだった。

小さな子供は母親と話すとき、前頭前野の左右の脳が真っ赤に反応していたが、見知らぬ人だと左脳だけうっすらと赤くなっていた。

そしてやはり、目の前の人と話すときは左右とも真っ赤に反応しているが、携帯電話での話は、左脳だけが赤くなっていた。

 

まず言えることは、子供たちの脳の発達にとって、いかに家族とのコミュニケーションが大切であるか、そしてまた、本当のコミュニケーションは、アイコンタクトを取りながら非言語コミュニケーション(表情や態度、声の調子など)を交えながらとることであるということだ。

これからも脳の科学が進歩するにしたがって、少しずつ心というものがわかってくるだろう。

・・・だがしかし、魂の存在は・・・どうだろう???


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