富士北麓いきものがたり

富士山麓の自然を愛で女も愛でるビンボながらも逞しく生きる色男が、富士山麓の自然を描く感動のブログ

祟りなのでしょうか・・

2008年09月29日 | Weblog
富士山麓に広がる草原
ここにはゴジラの脅威から祖国を防衛する練習をしている陸上自衛隊の演習場がある

そこに顔にはドーランを塗り、体にも車にも草をつけて偽装した自衛隊員が演習をしていた。


73式中型トラック


草原が広がる演習場は、ヤマキチョウやアサマシジミなどの絶滅危惧種の蝶が棲息する絶好の場所になっています

草原と森の境目はマント群落になっていて 蔓性の植物などが森との境目をつくっていました。

そして そこには赤や黄色のツルウメモドキや、紫や青い実のノブドウ達が宝石のように輝き 森をマントのように覆っています。



・・その美しいノブドウの実はじつは・・
ああ!恐ろしい! これはノブドウミフクレフシなのだ・・・


「野」で「武道」の訓練をしていた時、ノブドウを食べて「身」が「膨れて」死んだ隊員の祟りで
実が空色になったり 紫になったりしたもの・・それが「ノブドウミフクレフシ」だ。

・・その中にはノブドウ御霊(ミタマ)バエとなった霊(虫)が潜んでいる


このノブドウミフクレフシに棲む ノブドウミタマバエのノブドウヲミタマエ↓

のぶどうみふくれふし


そして秋になりノブドウミフクレフシから出たノブドウミタマバエは、今度はウツギに憑依して春先にはウツギメタマフシとなると言ふ。



ウツギメタマフシ

キャベツみたいなのが「ウツギメタマフシ」でアリマス

フタモンアシナガバチ

2008年09月27日 | Weblog
人間はオスだけが刺しますが、ハチはメスだけが刺します
(なんだかなぁ・・マジメなブログのつもりが・・)


気を取り直して・・もう一度
ハチは何度も刺します、男もけっこう刺します・・

(あ~あ、又だよ (-_-)・・)

※ミツバチは一度刺すと死にます

えぇ・・・これはフタモンアシナガバチ

アシナガバチの幼虫はけっこうウマイ
生食でも美味いけど、「生だとチョットなあ・・」と言う人には
バター炒めで、さっと炒めると、ビールのつまみには最高です


うんこに偽装

2008年09月23日 | Weblog

ゾウムシの名前は「ぞうさんの鼻のように口吻がながいから」ゾウ虫

コシジロアシナガゾウムシ、こいつは鳥の糞に擬態して、鳥からの目をごまかしてる

うんこに擬態するなんて!・・自尊心はないのかあああ

それが自然界ってもんさ!・・自分の身を守れればそれでいいのさ

女郎蜘蛛

2008年09月22日 | Weblog
女郎が罠に掛かった獲物の体液を吸っていた・・
ジョロウグモ

女郎蜘蛛・・本当は「上臈(じょうろう」からきてるらしい
「上臈(じょうろう」とは植木なんかに水をやるときに使う器のこと・・では無い
上臈は身分の高い女性の事
大河ドラマ「篤姫」に出てくるような人を上臈御年寄と言う
体液を吸われているのは、アワフキムシの仲間
自分は植物の体液を吸ってるから、罰があたったのだろう


じょろうぐも
その上臈の着物のような、艶やかな模様をしているからだと言われるジョロウグモ

お腹から糸が!!

2008年09月21日 | Weblog
    変な虫がいた・・


ナナフシモドキの幼虫なの?とも思ったが、お腹(お尻なのかな?)から糸が出てる
それに、脚が八本もあるではないか?
オナラグモ

昆虫は脚が六本だし、クモは脚が六本の昆虫綱と別れている

調べてみたら、オナガグモらしい

手のひらに載せてみたら、変な動作でくるくると動いてた

このオナガグモは驚かすと面白い行動をとる
クルクル回って「ワタシイマトテモオドロイテマス」と言うような行動をとります

オナガグモ

ぬるでみみふし

2008年09月19日 | Weblog
ヌルデに美味しそうな実がなった

・・・??え??・・
ヌルデの実ってもっと小さくなかったっけ?(ミミフシの横にあるのがヌルデの実)

ヌルデミミフシ
そうです、これは「ヌルデミミフシ」

『ヌルデ』に出来た『耳たぶ』のような『ふし』
なので『ヌルデミミフシ』と言ふ
「ふし」と言うのは「虫えい」のこと、こぶの中に虫がいます

中に居るのは「ヌルデシロアブラムシ」で雌だらけ
こいつ等はトテモ面白い生態をしてるらしい・・

ヌルデにヌルデシロアブラムシが取り憑き、タタリでヌルデの細胞が膨らむのだ
その虫こぶの中でヌルデシロアブラムシは単為生殖をして、自分のクローンを作るらしいのだ

羽の生えた成虫は苔(オオバチョウチンゴケ)に移動して冬を越し、産仔するらしい
成虫になるとヌルデに飛んでいき、また虫こぶを作ってこれを繰り返すらしい

ワタクシの脳みそでは、よく理解できない生態だが(^^;)

ヌルデに虫こぶを作るのが幹母1齢幼虫
この幹母一齢幼虫は単為生殖(たんいせいしょく)で増える(雌ばっかしの大奥状態)
有翔成虫になりチョウチンゴケに行き越冬、ここでも産仔する(卵ではなく仔を産む)
春、熟女になった有翔成虫はヌルデの幹に行き、ここで有性世代の♂と♀を産む
この♂と♀が有性生殖で一匹の雌を産み、この雌が幹母1齢幼虫になり虫こぶを作る

とマァこんなところだと思うのですが・・・
わかりやすく説明してくれる人どなたか居ませんか?

※注 単為生殖
エッチ無しで子供が出来ること(クローンを作るってこと)

虫こぶ その壱

2008年09月18日 | Weblog

コナラの葉に美しい実が
・・・
まてよ
ナラの実はドングリだったよな

これは
ナラハヒラタマルタマフシ
ナラハウラマルタマフシ
のどっちか
専門家ではないので、どっちかワカラナイ

でもたぶん・・
ナラハヒラタマルタマフシの方だと思う
これはナラハヒラタマルタマバチの虫こぶ

うそです

2008年09月13日 | Weblog
鼻が小さいので
コハナバチ
うそです
コハナバチは地面に穴を掘って住む
まるで横井さんのようだ

ハチは、スズメバチやミツバチのように集団で暮らすハチと、
コハナバチやスズバチのように孤独に暮らすハチが居る

ハチ・・名前の由来は
「刺すような虫はろくでなしだ」と言う事で

六でなしなら八か?と言うことでハチと呼ばれるようになりました
(なら七でもいいのに)
それもうそです