大垣市環境市民会議事務局ブログ

水の都・大垣で活動する環境市民会議の事務局から、環境にやさしい暮らしの情報発信をしていきます。

10/31大垣市の一般廃棄物 最終処分場の見学 ~くらしエコ~

2017年11月07日 | 環境エッセイ

ごみ減量の啓発活動をするためには「燃えるごみ」が燃やされた後の様子も実際に目で見ておかなくちゃ、ということでわれらがくらしエコプロジェクトのメンバーがごみ処理最終処分場の見学に行ってまいりました(事前申込み要)。場所は荒川町です。大垣西高校がすぐ川向こうに見えました。

 大垣市職員の方が、大垣市のごみ処理に関する変遷や、処分場にしみこんだ雨水の処理方法などを親切に説明してくださいました。立派な焼却施設と違い、処分場の見学はほとんどないそうです。

さて感想は…「えっ!?ちっさ!イメージと違う!」

       

どうですか?

写真ではわかりにくいですが、埋立面積は20600m2だそうなので、100m×200mくらいの大きさしかないということ。小学校の運動場より小さいくらい?

私は、最終処分場といえば毎日ダンプが出入りして、灰をががーっとおろしたのが山になってて…そんなイメージでした。でも実際は、最近埋め立てられた跡があるのはほんの一部で、大半は運動場の地面のよう。灰が固まって雑草やコケのようなものがちょろちょろはえている、というような具合でした。見学当日はトラックもなくて作業者もいませんでした。毎日大垣中のごみが集まっているんじゃないんだ?

当初はこの埋立地を39年使う予定だったようですが13年でほぼいっぱい。それを県外(三重・栃木・埼玉)のリサイクル業者にひきとってもらって、なんとかもたせているのですね。今は年間5000トン出る灰のうちの百数トン?(聞き逃してしまいましたが、ほんの少しというのは確か)を入れるだけなのだそう。

当日写真を撮るのをわすれていたので、上の写真は11/2に撮影したものですが、ちょうど軽トラが入っていました。灰を運んできたのかな。この日はショベルカーも動いていました。一応使っているんですね…。トラックのある、くぼんだところは処分場を出る前にタイヤを洗うところだそうです。ところどころに出ている灰色の煙突みたいなのは排水升で、しみこんだ雨水はここに集められます。集めた水はポンプで隣の浄化施設に送り、処理して川に流します。浄化施設の管理は民間の㈱クボタ(コンバインとかの)さんに委託されていました。

 職員の方に説明していただいて、埋立地も、排水処理も、予想以上にきちんとしている、という印象を受けました。でも、きちんとしているということはそれだけ大変ということ。汚染対策、費用、地元の理解…。次の建設予定地がとなりにありましたが、一部土地所有者の承諾が得られていないそうです。荒川は水害が心配な地域でもあり、その対策が先だろう、ということで。先日の台風ではたまった水があふれることもなく大丈夫だったそうですが、それはそうですよね…

いままで気にしていませんでしたが、限界が近付いている処分場と、その周りが田んぼで囲まれている状況をみて、ゴミを無駄にださないように心がけようと気持ちを新たにしました。有害物がまざってなければこれも自然に返せるのですが、便利の代償なんですね…。(コンポスト仲間のみなさん、がんばりましょう!)

そして、大垣市の可燃ごみのほとんどは、県外のリサイクル業者によって処理されているのだということもわかりました。引き取り料金はどのくらい?どんなものにリサイクルされているのかな?いつまでも引き取ってもらえそうなの?など、まだまだ疑問は残ります。

今後も引き続き調べていきたいと思います。


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