神戸御影のジュエリーエクラ♡ジュエリーデザイナーより♡

◆ジュエリーエクラ◆神戸エレガンス御影メイドのオリジナルハンドメイドジュエリーです。

過去からの贈り物

2008-06-23 21:01:19 | work
「金銀細工師の生活」(塚原美村著)を読んで歴史の授業の先生の言葉がよみがえりました。
「なぜ歴史を勉強するかというと、これからの未来のためにです。」
この本には日本の錺職人の歴史と時代背景の解説と明治~大正~昭和初期時代の錺工芸職人のインタビューとエピソードが書かれています。
著者は庶民を愛し、その生活のすべての真実を明らめようとして各地を探訪している庶民のひとりである。とありますが、本当に全国の職人一人一人を訪ね、インタビューされているのでちょ~リアルなドキュメンタリーになっています。
昭和後半に80歳くらいの職人さんばかりだからもう、他界されているであろう方々の生のお声に聞き入ることが出来るとは・・今でもプルプル震えています。
塚原美村様、ありがとうございます。×100ペコリ
全ての内容をここでご紹介致したい位の感動モノです。
特にこれから職人を目指しているお若い方には是非ご一読いただきたいです。
ちなみに神戸市内の図書館にございますのでご予約が可能です。
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アーカイブ

2008-06-15 13:39:36 | work
これが矢車。昭和12年の傑作です。
寝る前に指でなぞるようにしてこの本を読むのが日課になりました。
続いてメレリオ・ディ・メレー、ブシュロンなどの作品画像だけでなくエピソード等の文章もかみくだいて読んでいます。
こうゆう読書の仕方は初めてで、ロープをつたって深い洞窟まで降りてゆく感覚です。
朝日新聞の土曜版にジョルジオ・アルマーニ氏の記事があり、
「我々は伝統と過去から何かを引き出して同時に未来を見ることが必要です。日本はそのダイナミズムが常に生きている国だと思う。」とありました。
ちなみに氏の座右の銘は誠実さ。
そのために時に傷つき、痛みを伴うこともあるが、うそやごまかしよりもいい。
だそうです。。うっ。。このウワベナゼナゼ女には耳が痛い。。
ロープをつたって深い洞窟まで降りてゆく作業。。お仕事でも、人とのお付き合いでも目標としたいものです。
コメント (3)
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ミキモト/真珠王とその宝石店100年

2008-06-03 15:28:31 | work
ミキモトの矢車を見たくなって鳥羽へ走ったのは十数年前のことだったかな。。
あれからずい分いろんな宝飾品を見てまいりましたが、やっぱり好きですね、コレが。。
この「MIKIMOTO」の本も長い年月の間にパラ読みを何度かしておりますが、今回はじっくり読もうと思っています。
デザイン的に、宝飾の今と未来をお考えの方が多いと思いますが、私の個人的な嗜好の場合は、逆行して過去を向いているのです。
先日、ルーブル美術館展に行った時もそうだったのですが、その装飾品を制作した職人の魂の声が聞こえてくるような気がしてならないのです。。
「描いてくれんか~」って・・
これは職人の生霊の声も入っているのかもしれない。。
商品とは切り離して、美術品もやってみたいです。
職人の魂を揺さぶるような作品を描いてみたいです。
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