寄生

俄かにアンティークジュエリーにめでたくどっぷりはまりこみました。

以前から私のオリジナルデザインの作品をお買い上げいただきましたお客様の多くが美術館でのアンティークジュエリー展のお話をしてくださったり、お手持ちのアンティークジュエリーを見せてくださったりしていたのに・・
どうやら私のオリジナルデザインのジュエリーはクラシックな香りがするらしい・・
今頃気づくのも遅すぎますが、そういえばアンティークなもの、好きです。。

先ずはホテルのアンティークフェアーを見に行って・・アンティークの本を読みあさって、経験値があがるうう～（喜）
なんか、アンティーク好きな人って幼少の頃から祖父母と暮らしてた人が多いんですって。

そしていつもの癖でディープにに掘り進めていくと・・
「装飾」の美術文明史（NHK出版/鶴岡真弓著）にたどりつきました。

ヨーロッパ～ケルト～イスラーム～日本へ壮大な装飾の旅なのですううう（喜）

そしてそして・・ここに「唐草」妖しき遍歴が！！書かれておりました！！（嬉々）
（私のオリジナルブランドには「karakusa」がございます。）

「karakusa」って、なんか素敵・・とか、なんとなく魅かれる・・という曖昧な感情が、この本によって具体的に明快な文章として解き明かされるのです。

そう・・「karakusa」は生命力・・生き物だったのです。。

自己同一性を刻々とずらしていくことによって生き延びる無限の生成
それは生きる土地がちがっても呼吸でき、変容し適応する妖しい遍歴を誇る生物/文様なのです。

・・とあります。。

それはいつの間にか私の中にも寄生していたのであります（慶）