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パソコン心電計とその接続パソコン

メディカルテクニカが輸入販売する最先端医療機器の国内販売店募集

あるクリニックが事実上倒産

2012-12-15 23:03:14 | 医師会
昨年あるクリニックが事実上倒産をした。銀行からの借り入れ総額約1億円になり、同じような業務形態の法人に吸収された。
そのクリニックは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断と治療を専門とし、当地には一つしかない専門クリニックであった。社会全体としてこの疾患は急速に認知され開業医のみならず総合病院からの紹介も多く患者も増えていたので意外であった。
実際そのクリニックにはSASの患者さんだけで600人以上集まっているという。それなのに何故? 見えてきたのは意外な事実だった。

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に無呼吸や低呼吸を繰り返し睡眠が十分にとれず、日中睡魔が襲ってきたり、心不全や突然死のリスクを上昇させる病気である。1泊入院して睡眠時の状態を検査し、重症と判定されるとCPAPというマスクをつけて寝るように装置が貸し出される。装置を扱っている企業は数社あるが、企業は患者とではなく貸し出す医療機関と契約を結び、毎月の賃貸料を医療機関から受け取る。CPAPの保険請求代14600円/月に対して、企業には払う賃貸料は毎月約10000円にもなる。患者は月に1回医療機関を受診し、自己負担分の費用5000円(3割負担の場合)を払う。患者さんは生活習慣病を合併している方が多いので当院にも医療機関をまとめたいという希望を受けて数名の患者さんが通院している。収入の60%以上は企業へ流れ、医療機関の収入は、5000円程度である。

ところが、この話にはさらに裏があった。患者の都合で月1回の通院に来なかった場合、医療機関は保険請求できないのに、企業には賃貸料を払わなくてはいけないのである。
通常の受診と違って薬の処方があるわけではないので患者から見れば月1回医療機関を受診する必要はあまり感じない。ほとんどの方はルールがあるので受診しているのである。当然きちんと受診しない人が出てくる。来なければ一人に付き月10000円の医療機関の持ち出しである。これを専門とするクリニックでは、夜勤の技師の配置も必要だし、人が泊まって検査するよう建物のスペースもとらなくてはいけない。そもそもがこれではペイしないだろう。加えて未受診者がでればどうなるか。一説によると未受診者の平均は10%程度あるらしい。そのクリニックでは毎月月末になると50-80名に電話をして来院を促し、それでも5%程度の未受診者が出ていたという。来院を促す電話では毎月一部の人が逆切れするためスタッフの負担となり、とうとう電話での受診依頼をやめてしまったという。600名通院していてもそこからの収入は300万円程度で、借入金を払い人件費を払い、更に未受診者の肩代わりが毎月30-60万円にも上れば、月々のお金の心配ばかりでもはや医療どころではなかったであろう。 
これを聞いて筆者も驚いた。出入りの業者は筆者のクリニックと契約するとき、そのようなリスクがあることは一言も言わなかった。重要事項の説明責任を果たしていない。確かに契約書には毎月機器代を引き落とすとは書いている。ただし、それと患者が医療機関を受診しなくても支払わなければいけないこととリンクしなかった。今までやってきた世界では自分のした仕事の対価として保険請求し、その一部を業者に支払うことはあっても、何もしていない時でも、患者の代わりに支払わなければいけないようなことは流石になかったからである。ある企業の契約書にはご丁寧に「月末までに銀行引き落としで支払うこと」という文言まで入っていた。
当院でも早速未来院患者がいないか調べてみた。すると一人2か月来院していない患者さんがいた。調べてみると他院入院中であった。結局ここまでして調べて連絡して、初めてその企業は請求を止めてくれた。知らなければ毎月黙って引き落とされていた。

そのうちの一業者を呼んでなぜ黙っていたのかと問いただした。
そういうリスクがあるなら契約する際に一言伝えるべきではないのか。患者さまのためになります。クリニックの収入にもなりますということ以外全く説明がなかったのはおかしい。クリニックとの契約ではなく患者と企業が契約して欲しい。毎月の受診をチェックして受診を促すことまでとてもできない。それならCPAPの患者さんは引き受けたくないと。
この話が出た途端その企業の若い担当者の顔から血の気が引いたのがわかった。問いただす私の言葉をうつむいて聞き、最後に「すみませんでした」と答えた。無知な医師にすこしは後ろめたく思う気持ちがあったのであろう。
この構造は在宅酸素療法(HOT)でも同様だった。

まず第1に、厚労省はなぜこんなシステムにしたのか。業者に聞くと、?患者さまのご負担にならないように?だそうである。保険を使うので医療機関と業者の契約にしなければいけないようであるが、それなら患者が来なかったときに医療機関が肩代わりしなければいけないような不平等契約は放置してはいけない。医師の技術料は一人診て700円から1500円という世界で動いている。それなのに患者が受診しなければ一人のために月10000円業者に支払わなくてはいけないのである。厚労省は営利企業を守って医療機関を守らない。これでは倒産する。こんなひどいシステムを放置すれば、実際には支払いを拒む医療機関も出てきたのだろう。今度は公正取引協議会なるところから指導が入った。医療機関が支払わなければ業者が無償で貸し出すことになり、それは景品を提供していることになり不当な取引を誘引するので違反 ときた。
まったくお役所の縦割り行政には呆れかえる。木を見て森を見ず。それを言うならこのシステムそのものが医療機関にとって「公正取引ではない」と指摘して欲しい。今の制度では医療機関は業者の代わりに取り立てる「取り立て屋」である。
第2の問題点は、HOTやCPAPを最初に患者に導入するのが、大学病院や総合病院が多かったという点である。大学や総合病院の専門Drは医学的な面からのアプローチはするが、医療経済という観念がない。毎月来院せず大学の持ち出しになっていても、誰のチェックも入らず、他部門の稼ぎで相殺して気づきもしなかったであろう。業者は、導入時患者さんから誓約書を取っていると言うが、それに法的効力はない。Drがお金の流れをわかっていなければCPAPを導入するときの患者教育も想像できようものだ。事実大学や総合病院から診療所に紹介された患者さんの未来院率は高く、診療所によっては大学からの患者引き受けを拒むところが出ている。
CPAPもHOTも治療を受けるからには患者にも義務が発生するが、患者は弱いものであり、善意の人という前提になっているために義務を果たしていただく最低限のルール作りがなされていない。

それにしてもなぜこんな一方的な不平等契約が放置されていたのか。
関連学会は何をしていたのか。各病院はこの問題を把握していなかったのか。
月1回このために大学や総合病院にかかるのはとても大変という患者の希望には応えたいが、まずは厚労省がこの欠陥構造を認識して、企業にも患者にも責任を持ってもらうようシステムを変えてほしい。この4月からは正当な理由があれば翌月でも12100円請求することが出来る(つまりほぼ企業に払う分だけは請求していい)ことになったそうだ。随分企業に都合のいい制度ではないか。2か月分請求できるようになったといっても、医療機関の抱えるリスクは変わらない。2か月分まとめて患者さんから徴収する時の説明や交渉も含め、ストレスの掛かる作業が増える。一歩間違えれば取り立て屋のようなことをしなければならないシステムは医療にそぐわない。
次にこの治療を導入する専門医師は患者にHOTやCPAPを導入するときは義務が発生することをしっかり教育してほしい。そうでなければ地域の診療所はこれを引き受けることが出来ない。
 
低医療費政策が続く中で、医療機関は営利企業と公定価格のはざまに落ちたまま、徐々に息が付けなくなっている。(この問題はMRIC vol.372/373「歪む医療」でも指摘した)これ以上末端に理不尽な責任を押し付けるのは止めてほしい。
厚労省は、かかりつけ医を作って大病院から外来患者を減らす方向に舵を切っている。大病院から診療所に患者が移った時、今まで問題とならなかった大病院なら相殺されてしまうCPAPやHOTの赤字が、診療所では大きく響く。今後各地でこの問題が顕性化してくるであろう。
まず私たち医療者は、このシステムが抱える矛盾を知らなければいけない。関連企業は契約時に重要事項を説明し、そのriskを分散させるべく患者さんとCPAP導入病院と企業、引き受ける診療所とそれぞれが責任を持ってやるべきことをやらなければならない。
今回のようなやり方をした企業はリスクを取らず、マージンを取り、そして信用を失った。若くて真面目な担当者にそのような指導をした会社の上層部の顔が見たい。
今後医療には営利企業が続々と参入してくるが、医療者は、営利企業と理不尽な制度のはざまで潰されぬよう覚悟する必要がある。


嘉田未来政治塾生が三重県桑名市長選で現職に圧勝

2012-12-09 01:45:26 | 医師会
2012年12月4日(火)嘉田未来政治塾生が三重県桑名市長選で現職に圧勝
 おとといの三重県桑名市の市長選の結果がちょっと話題になった。全然知らなかったが、開けて見てビックリである。
42352 伊藤 なるたか(前回17486)
イトウ ナルタカ 36 男 無所属 新 無職 前桑名市議会議員
16254 水谷 元(前回23249)
ミズタニ ゲン 56 男 無所属 現 桑名市長
前回と今回の逆転劇は凄まじい。注目は伊藤ナルタカ氏は嘉田未来政治塾の塾生だった事。

 私は知らなかったが未来政治塾というのが1年ほど前にできたようだ。たくさんの講師がいて塾生に講義するようだ。嘉田塾長も当然。小沢塾でも維新塾でも同じ形だろう。
 今回敗北した市長側には自民民主公明に維新も相乗りだったようだ。オール与党体制の相手に対して嘉田未来塾生が圧勝した。
 マスゴミはこの事を全然伝えていないらしい。もし維新塾の塾生だったなら大騒動だったろう。
 今回の結果は、地方に現れた巨大な変化を垣間見る感じがある。


12誘導心電図が救急にいかに重要か

2012-06-23 09:58:04 | 医師会
Every ambulance in the United States should have the capability to obtain a 12-lead EKG. Regardless of the service’s level of care, be it Basic, Intermediate, or Advanced Life Support, every ambulance should have the ability to get a 12-lead. There are no exceptions in my opinion. It is the standard of care and every ambulance should be able to do it.
In the last few years, the 12-lead EKG has not only revolutionized EMS care, it has influenced the care given throughout the entire healthcare system. Bringing it to the forefront of urgent and emergency care has helped not only save countless lives but also has improved the ongoing quality of life for countless patients. The 12-lead EKG provides invaluable insight into a patient’s true underlying medical complaint and is useful in diagnosing a whole host of potential medical conditions. If you are an EMT or paramedic, you should be able to obtain a 12-lead.
I’m saying this because right now in communities both urban and rural there are ambulances that still do not have this essentially lifesaving capability. The problem crosses all divisions in the level of care and there is no excuse for this fact. Obtaining a 12-lead is an essential piece of the diagnostic puzzle for many patients. It can make the difference between a proper diagnosis

モダンホスピタルショー2012に、ワイヤレス モバイル 12誘導心電計を出品

2012-06-17 05:11:38 | 医師会
クラウドカーディオロジーを担うワイヤレスモバイル、スマートタブレット心電計類は
東京大学大学院健康空間情報学講座の特別企画展示で出品されます
2012年7月17日から19日ビッグサイト

心臓突然死の対策

2012-05-20 12:44:37 | 医師会

野々木 宏 先生(国立循環器病センター部長)
基調講演
心臓突然死の対策を考えるために実態を知りましょう
心臓突然死の対策を考えるためには、実態を知る必要があります。日本で年間、どれくらい発生しているのか、ま
た、どんな病気で起こっているのか明らかではありません。少し整理をしたいと思います。
まず、循環器疾患について説明します。これは、心臓血管系の病気を指します。厚生労働省の死亡原因の報告
のうちの、「脳卒中と心臓病」が、循環器の病気です。
循環器病は急性期に適切に治療を受けると救命のチャンスが増える病気です。
突然死をなんとかするためには、救命の4つの鎖(連鎖)を迅速に実行することが推奨されています。心臓が止ま
ったら、はやく通報をして、心肺蘇生法をして、AEDを使用して、更に専門的治療につなげるという4つの鎖です。
更に、もっと大事なことは、心停止になる前に発症の予防や早期発見が出来たら、一番良いわけです。
突然死の実態について、実は多くのことがわかっておりません。
「心臓突然死ってなんですか?」、「突然死の定義はどうなのでしょう?」
突然死の原因はまだ十分に明らかにされていません。
これまでにわかっていることを整理したいと思います。まず、疫学の調査で、主に死亡診断書を基にした統計が
あり、人口10万人あたり80件の死亡数で、これを、日本の人口に当てはめますと、全国で年間約10万人の方が急
死をしているということになります。
原因の病気の内訳をみると、6割が心臓血管、2割が脳卒中で、残りの2割が他の疾患ということです。約8割が
循環器の病気です。
次に心臓発作で胸が痛くなり,すぐに突然死をするかということですが、胸が痛くなり直後に「こてっと」倒れるとい
う瞬間死は、25%と少なく、ほとんどは若干の時間があり1時間以内に起こります。このように心臓突然死は1時間
以内に起こるものと、或いは24時間以内の死亡を突然死とするものと、定義については、1時間以内だったり、瞬間
死だったり、24時間以内と様々です。実態を知るためには定義も明らかにしていかなくてはいけないと思います。
突然死例を克明に病理解剖した札幌医大の貴重なデータでは、一番の原因は急性心筋梗塞(心臓発作)で,約
1/3です。2割くらいが危険な不整脈や心筋症などがあります。
それから、大動脈瘤の破裂が12%。くも膜下出血がやはり急死する原因です。これでいくと、ほぼ8割は循環器
の病気です。
それから、ウツタイン様式といわれる登録によるデータがあります。これは、救急隊により救急処置が実施された
心停止の登録で、国際的に標準化された方法です。これは我が国がたくさんのデータを解析していて、国をあげて
すべての院外心停止を、毎年登録しているというのは世界でも類をみません。
以上のように、心臓突然死の実態を明らかにすることで、その対策をたてることが可能となります。

12誘導心電図のスマホ送受信による医療の改善

2012-02-08 10:50:37 | 医師会
12誘導心電図のスマホ送受信による医療の改善
                                メディカルテクニカ
この度、アンドロイド、ウインドウズモバイル等のスマートフォンを用いて
心電図を自由に送受信できるようになりました。
この技術革新を利用して、従来の医療を改善し、かつ、向上を計ることが
できるものと拝察します。
日頃、医療にご従事あれていらっしゃる皆様の発想から、確信的利用方法
が頂けましたら幸いです。
例えば、
1、 救命救急に於ける旧制心筋梗塞の通報或いは
治療施設の早期診断への利用、
2、訪問看護に於ける遠隔診断 
3、山間部、僻地、離島などの遠隔診断、
4、循環器専門医のいらっしゃらない診療所などの診断支援、
5、病診連携の専門医による診断、
6、個人の特別携帯による専門医からの診断支援、
7、心カテや開胸手術などの治療後の専門医によるフォローアップ、
8、心臓循環器疾患者の服用薬への指導の適正化 
9、個人心電図管理のシステム化
10、検診のより効率化、
11、保険業界の入会診断の迅速化
12、記録紙の廃止 
13、心電図管理の効率化 
14、外来等の心電図管理の迅速化



自律神経解析用生体モニター

2012-01-06 02:18:48 | 医師会
メディカルテクニカがご提案する自律神経解析用生体モニター
                                           2011年4月


生体の発する信号の内、自律神経解析に適する信号には、色々あるが、最も信頼性が、
得られる信号に、心臓から発するRR間隔があることが知られている。
弊社では、下記の測定器をご提案する。

1、 ラブテック社製パソコン式ホルター心電計 (薬事許可取得済み )
  この特徴は、ワイヤレスであり、長時間連続で記憶する機能を有し、かつ、
自律神経解析ソフトウエアを内臓する。
  その上、記憶した、RR間隔のテキストファイルを出力する機能を併せもつ。
   非観血カフ式オシロメトリック血圧計付型式もご用意している。
   http://homepage2.nifty.com/medicalteknika/labtechholter/

2、 ラブテック社製パソコン式ワイヤレス心電計 (薬事許可取得済み )
この特徴は、ワイヤレスであり、長時間連続で記憶する機能を有し、かつ、
 心電図波形は、振動、運動用に開発されているので、極めて安定した波形が表示される。
 自律神経解析ソフトは内臓していないが、リアルタイムでその心電図をモニターできる。
更に、RR間隔のテキストファイルが出力されている。
心電図波形のバイナリ数値も出力されている。
 非観血カフ式オシロメトリック血圧計付型式もご用意している。
 ワイヤレスSpO2も併用できる。
http://homepage2.nifty.com/medicalteknika/duna/

3、 ETC社製ワイヤレス連続式非観血血圧モニター(研究用)
この特徴は、指先の脈波形から、血圧波形を抽出し、連続記憶する。
RR間隔が出力されている。
   他に、すべての解析データが出力されている。
   http://homepage2.nifty.com/medicalteknika/etc/

4、 Shimmer社製ワイヤレスウエアラブルセンサー(研究用)
この特徴は、その大きさが極めて小さく、かつ、軽いことで、人体のどこでも装着できる。
ワイヤレスなので、電話の届く範囲であれば、行動下でデータが採集できる。
出力は、RR間隔のテキストファイルでえられるが、受信データ加工には、専用の開発キット
を要する。NI社やマットラブなどと使われるように設計されている。
   http://homepage2.nifty.com/medicalteknika/sconomicsensor/

5、 Nevrokard社製自律神経ソフトウエア
世界の研究用機器に採用されている製品で、その歴史も長い、定評のある製品である。
価格も、高くなく、また、メーカよりのきめ細かいサービスがv直接提供されている。
弊社は日本代理店として認定されている。
  http://homepage2.nifty.com/medicalteknika/kard/

                            メディカルテクニカ有限会社
                            埼玉県草加市
                            電話048-928-0168