ニュージーランドではトランスジェンダーの重量挙げ選手がオリンピックに出場することが決まり、アメリカのフロリダでは、トランスジェンダーの「女子」を女子スポーツから追放する動きがあるという。
ジェンダー差別に厳しくLGBTQに寛容そうな国で、正反対の状況になっていることが、この問題の複雑さを証明している。
これこそ差別と区別の混同で、ニュージーランドの決定はあり得ない。
男と女が肉体的に差異があるのは当然で、いくら性自認が女であろうと、肉体的能力は男であることは間違いない。
心身ともに女子である選手からすれば、これは許し難いはず。
ここに差別や多様性などを持ち出して批判するのはナンセンス。
これが通るなら、そもそもスポーツの男女別などやめなければならない。
ladies&gentlemen をやめて、everyoneにするのとはわけが違う。
とかくこの問題はややこしい。
時代は物分かりの良い顔をして、平等や多様性をもっともらしく説くが、多くが議論を遠ざけて余計な軋轢を避けるために分かったふりをしているだけのような気がする。