熱海が大変なことになっている。
伊豆山というところ。
かつて日テレ系の保養所があった。
すごい坂道を上がって行った。
熱海に行ったことがある人なら、あの地形なら土石流も起こり得ると思うはず。
山肌に貼り付くように家が建ち並んでいる。
いかにも危険地帯だ。
伊豆半島は平地部が少なく、直ぐに山になる。
観光地として開発すれば、海からどんどん離れて山を登って行かざるを得ない。
徳島市内でも眉山に貼り付くように家が建っていたりする。
山崩れを防ぐように工事は成されているが危険であることに変わりはない。
洪水などで被害が出るたびに、なぜこんなところに住み続けるのかという議論になる。
水が出ることなど分かっているではないかと。
危険が予測できる場所には住まない、住まわせないという対策も必要か。
最近、山の中の一軒家や、秘境の家を紹介する番組が人気だが、年老いて足腰も弱っているのに住み続ける気持ちがよく分からない。
町中には空き家が余っているのにとも思う。
だが、そんな考えはきっと野暮というものなのだろう。
危険だろうが、不便だろうが、住んだ人にしか分からぬ、その場所の魅力というものがあるのかも知れない。