桜田義孝前大臣の発言が、また取り沙汰されている。
パーティーの出席者に対し「子や孫に子供を3人以上産むようにお願いして欲しい」というもの。
これが時代遅れの人権侵害発言だと仰るのである。
いわゆる進歩派知識人を気取る連中がお好きな論調。
最近のメディアは批判を恐れて、彼らに迎合しがちだから、誰もかれもが桜田義孝はけしからんと批判する。
そうした傾向がボクはとっても嫌いだし恐ろしい。
桜田義孝の発言の何が間違っているのかサッパリ分からない。
唯一、彼に落ち度があるとすれば、こうした発言は発火するという残念な現実を認識できなかったこと。
少子化の解消を望むなら、子供をたくさん産むしかないのは簡単な理屈。
だからたくさん産んで欲しいと願うことに何の非があるというのか。
「女に押し付けている」「産みたくても産めないひともいる」「産みたくても保育所がない。政治家なら環境整備を考えろ」
こうした批判が矢のように飛び交うが、桜田義孝はそれらを否定することなど何も言っていない。
ただ産んで欲しいと素朴に願っているだけ。
「男は育児に協力しなくて良い」とも「体外受精をしてでも」とも「海外で代理母を使ってでも」とも「女は働くな」とも言っていないのである。
少子化の原因は様々。
つまり解消策も様々。
だが、子供を産み育てなければ解消しないことは紛れも無い真実。
「子供を3人以上産んで欲しい」
これは素朴な願いではないのか。
子供が増えなければ、人口が減る。
人口が減れば、社会保障が維持できなくなる。
社会保障はいらない。
税金でまかなえば良い。
というなら結構。
そうでないなら、進歩派気取りの無責任発言は勘弁して欲しい。