五日の夜に自民党の議員たちが開いた「赤坂自民亭」が、「危機意識がない」と批判されている。
確かに西日本は大雨だし、避難指示も出ていたわけだから脳天気と言われれば脳天気。
しかも、安倍晋三は山口、岸田文雄は広島、竹下亘は島根。
小野寺五典は防衛大臣、吉野正芳は復興大臣。
そして上川陽子は翌日に麻原らの死刑を控えた法務大臣。
よくもまあ、これだけ「関係者」を揃えたものだと逆に感心する。
結果的に見ればお粗末。
だがメディアもそう偉そうには言えない。
誰もここまで被害が大きくなるとは想像できなかった。
それは被害に遭った人たちですらそう。
遙か遠くの東京では尚更のこと。
徳島でも報道量は少ない。
地元紙を見てみても、6日の朝刊は社会面で京都の避難指示と徳島県内の自主避難の記事が掲載はされているがトップではない。
今朝のTBSで驚くシーンがあった。
「赤坂自民亭」でエプロン姿の男たちを取材していたのだが、誰も「こんな時に良いのか!」などと怒っていない。
とっても暢気な取材だった。
今になって正義の剣を振りまわしてののしっているが、それはそれで見苦しい。
カンニング竹山が東京キー局の災害報道が少ないと怒ったそうだが、東京のメディアなどそういうもの。
首都圏以外の災害は、所詮、他人事なのだ。
安倍も岸田も竹下も、地元を意識するのは選挙の時だけ。
いや、あそこまでなると、選挙の時でも意識などしてはいないかも・・・。