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気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

あっぱれ!

2021-01-31 18:24:49 | 日記

後輩がドキュメンタリーを作った。

外国人労働者の問題。

根っこにあるのは外国人技能実習制度が有する闇。

本来の目的から外れ、労働力不足を補うために悪用されている。

 

番組としては2本目。

ニュースでたびたび特集を組んでいる。

所属する放送局には稀有な調査報道。

 

伝えられる事実は目を覆いたくなるほど劣悪。

同じ県民であることが恥ずかしくなる。

 

もちろん劣悪な環境で働く外国人ばかりではない。

まるで家族の一員のように大切に雇用している人もいる。

何しろ日本人の働き手がいないのだ。

猫の手も借りたいのなら外国人を優遇して当たり前。

牛馬の如き過酷な労働を強いる意味が全く理解できない。(牛馬に失礼か)

 

外国人労働者の多くはアジア人。

ベトナム、中国が多い。

いわば同胞でもあるはずだが、碧眼紅毛の西洋人に対するコンプレックスが亜細亜人を蔑む行為に向かわせる。

 

恥ずべきことだ。

 

番組は8割を虐げられた人々に割いている。

残りが恵まれた人たち。

象徴的なのは同じベトナム人でありながら天国と地獄を味わう2例を取材していたこと。

1人は過酷な状況におかれ、徳島に対し呪いの言葉すら吐く女性。

もう1組は優しい雇い主に恵まれ楽しそうに鼻歌を歌う3人の女性。

まるで南北に分断された歴史を見せつけられるようだ。

 

彼らの運命を分けたものは何か。

第3作でその追及を期待したい。

 

番組を作れば賛否両論あるのは当然のこと。

後輩の元にも批判の声が聞こえている。

 

滑稽なのは「不幸な外国人ばかりではない」「ことさら徳島を悪く見せる偏向報道ではないか」などという頓珍漢な指摘があること。

ちゃんちゃらおかしい。

 

10の幸福があろうと、その影に潜むひとつの不幸を無視して良いはずがない。

人は汚いものは隠したがる。

だからこそ白日に晒すのがメディアの使命なんだと思う。

 

後輩に「あっぱれ!」を送っておこう。

 

 

 

 

 

 


47分の1

2021-01-24 19:06:54 | 日記

スーパーで空豆を見つけた。

鹿児島産。

春は近づいている。

 

旬を食わずにどうする。

塩茹でにしてビール🍺

 

旨い😋

大相撲はまた平幕が優勝した🏆

白鵬の時代が終わり、圧倒的に強い力士が居なくなった。

白鵬ばかりが勝つのも面白くないが、三役が不甲斐ないのも面白くない。

 

優勝した大栄翔は埼玉県出身らしい。

ニュースでわざわざ「埼玉県出身力士としては初」という枕詞をつけるのが気に入らない。

正代が優勝した時も「熊本初」と言っていた。

 

ご丁寧に優勝力士が出てない県というまとめまである。

宮城、福井、京都など11県。

徳島も当然、名を連ねている。

 

魅力度ランキングもそうだが、47都道府県の競争を煽るようなことに何の意味があるのか。

 

たまたまの47分割であって、県境には何の意味もない。

日本は日本。

それで良いではないか。

 

県民性などいう怪しげな分類と一緒で、全くナンセンス。

それをメディアが無批判に伝えてどうする。

 

 

 


閑散とした街

2021-01-21 16:17:58 | 日記

先輩の誘いで、昨日、久しぶりに夜の街に出た。

新年初である。

 

富田町の寿司屋で待ち合わせ。

カウンターに先客は2組4人。

合計6人。

客同士の間隔は十分空いている。

 

だがそれは意図したものでは無さそう。

店主が言うには、年が明けてからは客足が遠のいているらしい。

 

カウンターの左端は壮年の男性2人。

右端は30代と思しきカップル。

そしてセンターに我々高齢者2人。

右端のカップルのバカ笑いが気になったが、他は比較的静かに話している。

 

2軒目は栄町のスナックというのかラウンジというのか知らないが、お姉さんたちが接客してくれる店。

この類の店には先輩としか行かない。

 

店に入ると白髪ロン毛でハットをかぶった高齢者が歌っている真っ最中。

マイクにはきっちりアクリルのガードがついていた。

珍しく長居。

客はカウンターに1人、2人。

ボックス席に数人の男性たち。

 

やっぱり客は減っているらしい。

 

街の人出も少ない。

緊急事態宣言が出されずとも、自然減。

これは徳島県民が真面目なのか、単なる過疎化なのか・・・。

 

田舎ほどコロナに強い。

 

午後10時、2軒目を出て先輩とはお別れ。

ボクはタクシーで帰路に着き、先輩は肩で風切って夜の奥に消えて行った。

 

 

 

 


神様のハシゴ

2021-01-03 15:53:08 | 日記

ウォーキングを兼ねて初詣のハシゴをする

蔵本の八坂神社と佐古の椎宮八幡神社。

八坂神社に参拝客はなし。

椎宮八幡神社にはチラホラと。

 

 

ウォーキングをしていて気がつくのは神社の多さ

とにかく何処にでもある。

住宅街にポツンと建っていたり、家と家に挟まれるように縮こまっていたり。

 

誰かが必ず手入れをしているのが凄い。

氏子という存在の不思議。

生まれた時から住む場所を転々としているボクには全く理解できない。

 

大きな水害が起きるたびに、そんな場所に住まなければ良いという意見が出るが、多分それはとても簡単そうで実は大変なことなのだろうと、神社とともにある暮らしぶりを見ると分かる。

 

土着とはきっとそういうことなのだろう。

 


懐かしい映画

2020-12-31 20:15:05 | 日記

大晦日。

BS NHKプレミアムでずっと映画をやっている🎞

夕方から「ウエストサイドストーリー」を観た。

 

我が青春の映画。

 

中学生の時、友達と有楽町の映画館に観に行った。

リバイバル上映だった。

 

子供の頃は親に連れられて東映や大映の映画ばかり観に行っていた。

小学生の頃、友達と行ったのは東宝の怪獣映画。

 

洋画、しかもミュージカルを大スクリーンで観たのは「ウエストサイドストーリー」が初めてだった。

衝撃だった。

何だこれは!?

 

音楽とダンスとドラマが一体となっている。

ケンカすらもダンスで表現する。

凄い。

痺れた。

 

これが映画なんだ。

そう思った。

 

サントラを買い、ずっと聴いていた。

そして、中学生のボクはナタリーウッドに恋をしていた。

 

物語はとてもシンプル。

ロミオとジュリエットを下敷きにした悲劇。

ラスト、ナタリーウッド(マリア)の叫びに、中学生のボクは泣いた。

そんな自分を思い出して、やっぱり泣けてきた。

 

この映画をきっかけにボクは映画少年となる。

 

有楽町の大スクリーンでは「サウンドオブミュージック」「ベンハー」などを、池袋の2番館では「俺たちに明日はない」「大脱走」などを見まくった。

訳のわからないフランス映画や切ないイタリア映画も。

 

大晦日。

もうすぐ新しい年。

 

またボクはひとつ歳を重ね、あの頃はまた少し遠ざかる。