日曜日、人形展を見に出掛けたあと、早めに家に帰ってきた。
夕方4時 ―― まだまだ陽は高い。
冷房を消して窓を開け放つと、ベランダから北の窓に向けて一直線に風が通り抜けた。
~~~ ♪
「あ~気持ちいいなぁ~~!」 思わずベッドにゴロリと横になった。
このまま少し寝ちゃおうかな。
ジャスミンにはさっき猫ミルクをあげたので、夕飯まではまだ大丈夫だろう。
夕飯までに起きられるかな……と気持ちがおぼろになって……ジャスミンがドドドドドと走り回っている音が聞こえていて……眠ってしまった。
「あ~良く寝たぁ~! 気持ち良かったぁ!」
見ると、まだたった20分しか眠っていなかった。
昔みたいに手放しに安心しきって眠るには、まだ少し時間がかかりそうである。
ひょいと見ると、ベッドの脇に置いてある籠ベッドにジャスミンが丸まって眠っている。
zzz・・・・
ええーーーー☆?! 愛おしいヤツ☆!
私がベッドで寝ると、自分も寝る時間、と思っている!
ドドドと走って一人遊びをしていたが、焦って自分のベッドに寝に来たようだ。
そんなジャスミンを見たら泣きそうになった。
私が起き上がると、ふっと気づいて顔を上げた。
zzz・・・?・・・zzz
いいよ、いいよ、洗濯物を取り込むのは後にして、私ももう少し寝ていよう。
昼寝をする猫を見て泣く私もバカである。