しどろもどろな猫生活

~猫飼い初めてのダメ飼い主と後片付けが出来ない猫の甘い生活~

浦島タロウ1年生

2012年10月27日 | 日記

昨日は辞めた会社のOB・OG会&現役有志というものに出席した。
向かうは、元会社のビル。

いつも通っていた通勤経路と同じ。
乗り換えて、乗り継いで……。 電車のドアが開くとすぐ階段。まだ覚えているベストポジション。



違うのは、今は夕暮れ時。 通勤時間帯ではない。

地下鉄を下りて外に出た。
いつもは前のめりに歩いていた外の景色を、今、感傷という色に染まりながら、確認するように歩いている。

全然変わらない、一年前と。



コンビニがある。 蕎麦屋がある。

そして…ビルがある。



暑い日も、寒い日も、どしゃ降りの日も、台風が来ても毎日通い続けたこのビル。

あまりにも頭に焼き付いている景色のせいか、休み明けで出社する錯覚にとらわれた。

いや、私、辞めたんだっけ。まるまる一年この道は歩いていなかったんだっけ。



エレベーターに乗って23階。
入り口は見覚えのある我が社のマーク。

受付で電話をかけると、入り口のドアが開き、Iちゃんがヒョコっと顔を出してくれた。



キャ~~~ッ☆! 久しぶり~ッ!!

そう、まだ終業時間まで15分もある。
静かに入るつもりだったのに、二人で手を取り合って、思わず叫んでしまった。

そして、恐る恐るドアから顔だけ入れて中を覗くと、





広―――いッ!! 広々――――ッ!

フロア内で工事をしていて、我が社の面積は倍位広くなっていた。

前は、椅子で体をのけ反っているヤツがいると列の間を通るのが大変だったのに、今や列の間で一踊り出来る勢いだ。



中の様子の様変わりに、私は部外者だったと思い知らされた。
まるで変った、一年前と。



呆気にとられてボ~っとする私に、「お久しぶり~」とあちこちから声をかけてもらって、はっと我に返る。
皆の顔ぶれとあたたかさで救われた。

私のこの一年、たっぷりな睡眠と、好きなことを楽しんで、ジャスミンと遊び興じるボロい龍宮城の中での生活。



そんなぐ~たらな生活から外を見ると、オフィスのみんなはキラキラ輝いていた。

みんな、来年も私のこと覚えていてくれるかなぁ……。


                                               パーティー会場にて

窓から見える東京タワーは、今でも光り輝いていた。


2種類のランキングに参加しています。
こちらをポチッ★  そしてこちらもポチッ★
    ↓          ↓
          
有難うございます♪   励みになりますッ★