東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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回復期病棟における「いま、できること」をコンセプトにしたクリスマス会

2023年12月28日 | 紹介

 当院の回復期病棟には、「片麻痺」、「失語」、「立てない」など様々な機能障害を抱えた

患者様がいます。

そのような病棟で、「いま、できること」をコンセプトにしたクリスマス会を行いました。

 

 当日は、看護師さんによる歌とハンドベル演奏、リハビリスタッフによるオーナメント装飾を行いました。

オーナメントは、以下の写真にあるようなもので、ツリーに装飾するものです。

患者様には、「いま、できる手の動き」としてできる範囲で「ちぎる」、「はる」、「ぬる」

などの作業をクリスマス会前にしていただき、制作したものをツリーに飾りました。

 

 (患者様作成のオーナメント)

 

 クリスマス会では、1人1人の患者様が以下の写真のようなテトラパックを模造紙上の

クリスマスツリーに掲示し、ツリーを彩りました。

 今回の企画の肝は、「お世話になった方へ感謝のメッセージを伝える」というテーマで予め

4パターンのメッセージカードを用意し、伝える方を患者様に選んでいただくことでした。

この「伝える方を選ぶ」という作業には、入院中、時には孤独な気持ちも抱く患者様に、

「親しい方を想起し、語る」という意図もありました。

ツリーに掲示する際は、「①メッセージカード選びテトラパックに入れる→②メッセージを

伝える方の名前を書く→③テトラパックをツリーに掲示する」という手順で行いました。

①の作業は、メッセージもあったことから、失語の方でも選ぶことができました。

②の作業では、片麻痺の方でも自身で宛名を書くことができました。

③の作業では「立てない方はツリーの低い位置に掲示する」、「立てる方はツリーの高い位置に

掲示する」という形式で行いました。

これにより、ほぼ全員の方が掲示することができました。

 

  (メッセージカードを入れるテトラパック)

 

 このように1人1人の患者様に「いま、できること」を行っていただいたことで、患者様より

「クリスマス会に参加した気分になれて楽しかったよ」という感想を聞くことができました。

 

 入院する患者様には、予期せぬ突然の障害に戸惑う方もいます。そのような患者様にも、

「いま、できること」をその都度考え、QOLの向上に繋げてゆけるようなリハビリテーション

を行ってゆきたいと考えています。

 

【オーナメント装飾を企画・作成したOTのコメント】

 

 12月のリハビリではクリスマスツリーに飾るオーナメントの作製を行いました。

丸い画用紙を用意し、好きな折り紙をちぎって貼ったり、組み合わせてサンタやトナカイ、

雪だるまを作ったりと工夫を凝らした素敵なオーナメントが完成しました。ツリーも賑やかに

なり、良いクリスマスを迎えられました。

皆さんご協力ありがとうございました。

 

メリークリスマス!

 

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