写真=SBS「君の声が聞こえる」スクリーンショット
SBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」(脚本:パク・ヘリョン、演出:チョ・スウォン)が韓国で放送を終了した。主演や助演を問わない様々な俳優たちの活躍が「君の声が聞こえる」ブームを巻き起こし、視聴者の反響を得た。
1日に放送された「君の声が聞こえる」の最終回で、パク・スハ(イ・ジョンソク)は警察大学に合格し、チャン・ヘソン(イ・ボヨン)と絶対に終らないような愛を見せた。二人の悪縁だったミン・ジュングク(チョン・ウンイン)は自分の罪を反省し、無期懲役の刑に処せられた。
彼らの“ケミストリー”は…イ・ボヨン、イ・ジョンソク、ユン・サンヒョン、イ・ダヒ
4人の俳優のケミストリー(演技の調和を意味する)がここまでとは思わなかった。三角関係や対立関係であったこの俳優たちは、お互いを支え合って引っ張る抜群の共演で視聴者の心を揺さぶった。
特にイ・ボヨンとイ・ジョンソク、ユン・サンヒョンの三角関係やイ・ジョンソクとユン・サンヒョンの間の嫉妬、些細な争いは笑いを誘うには十分であった。また対立関係として登場したイ・ボヨンとイ・ダヒの間の緊張感もドラマの面白みを倍増させた。男女のカップルに負けないほどイ・ボヨン&イ・ダヒという二人の女性に対する視聴者の関心も高く、注目を浴びた。
彼らは法廷スリラーやラブコメディ、ファンタジーというマルチジャンルを演じ切り、演技の幅を広げた。法廷スリラーで鋭い眼差しを披露し、緊張感を高める一方、ユニークな台詞や軽快な演技で劇の面白みを倍増させ、好評を博した。
“シーンスティラー”とは彼らのこと?…絶対に忘れられない
「君の声が聞こえる」の中のシーンスティラー(シーン泥棒、助演でありながらも出演シーンをものにする俳優のこと)に視線が集まるのは、当然のことだ。当初は第10話までの出演が予告されていたというチョン・ウンインの存在感は、すでにドラマを圧倒するほど大きくなった。チョン・ウンインは自身初の強烈な悪役だったにもかかわらず、キャラクターに完璧に溶け込み、視聴者を怯えさせた。血がついたまま笑う姿から、平然とした顔で殺人を行う姿は、“希代の悪人ミン・ジュングク”を誕生させるには十分だった。
イ・ボヨンの母親として登場したキム・ヘスクは切ない母性愛の演技で最後まで視聴者を泣かせた。根気強い母親オ・チュンシム役を務めたキム・ヘスクは厳しい環境の中で生きるも、娘だけは正しく育てようと努力した人物だ。特にチョン・ウンインに命を脅かされる瞬間にも娘にしっかりと遺言を残し、視聴者の涙を誘った。
犯してもいない罪のせいで26年間を刑務所で暮らしたキム・ビョンオクも注目を浴びた。劇中イ・ダヒの実父として登場したキム・ビョンオクは、最後までイ・ダヒに涙の滲む父性愛を見せ、感動を倍増させた。
ユン・ジュサンとチェ・ソンジュンも同じだ。二人は国選弁護士事務所のコンビとして活躍し、視聴者の笑いを誘った。ユン・ジュサンはシン・サンドク弁護士役を務め、イ・ボヨンとユン・サンヒョンを正しい弁護士の道に導き教えた。またチェ・ソンジュンは時々見せるキュートな差し出がましい姿勢や空気を読めない一面で笑いを届けた。
キム・グァンギュはキム・ゴンスク判事として登場し、軽快でキュートな魅力で笑いを誘った。特に弁護士イ・ボヨンと検事イ・ダヒに事あるごとに無視されても諦めず、最後まで近づこうとするキャラクターで視聴者の反響を得た。
忘れられないカップルは“ソンチュンギ(ソンビン+チュンギ)”カップルだ。新人キム・ガウンとパク・ドゥシクは劇中イ・ジョンソクの友達として登場した。イ・ジョンソクを好きなキム・ガウンをパク・ドゥシクは後ろから見守るという心が痛む役だったが、二人は愛らしく演じ切り、視聴者の反響を得た。
“カメオの存在感”ここまで大きかった?…特別出演熱戦
いつにもましてカメオの出演が多かったドラマだった。ソ・イヒョンをはじめとし、キム・ソンギュン、イ・ビョンジュン、アン・ムンスク、キム・ミンジョン、オム・ギジュン、キム・ミリョ、アン・ヨンミ、M.I.BのKangNam、チョン・マンシクなどが登場し、それぞれのエピソードを輝かせた。
ソ・イヒョンは第1話でチョン・ウンインの弁護を担当する弁護士として登場し、キム・ソンギュンは劇中イ・ジョンソクの父親の殺人事件を担当した刑事として登場した。イ・ビョンジュンは悪徳新聞社の関係者に変身し、突発的な行動をしようとしたイ・ボヨンのおでこを手で押してしまうなど、笑いを誘った。
キム・ミンジョンは「紳士の品格」での姿と同じ姿で「君の声が聞こえる」に登場した。弁護士チェ・ユン役として「君の声が聞こえる」に登場したキム・ミンジョンは「紳士の品格」で妻だったイム・メアリとの電話を最後に退場し、笑いを誘った。オム・ギジュンは国選専門弁護士に合格するも、低い賃金と厳しい環境に驚き、辞任する役を務めた。キム・ミリョとアン・ヨンミは百貨店の職員と顧客として登場した。
M.I.BのKangNamは短くも強烈な存在感を放った。KangNamはチョン・ウンインを手伝いイ・ジョンソクの携帯電話を奪い取る、ひったくり犯の4885役を務め、劇中で重要な部分を担当した。最後はチョン・マンシクだ。チョン・マンシクは警察大学の面接に来たパク・スハの面接官として繊細な面白みを与えた。
視聴者の目は新しい水木ドラマ「主君の太陽」に集まっている。「主君の太陽」はラブコメディとホラーを調和させた“ラブコメホラー”という新しいマルチジャンルの作品だ。韓国で7日午後10時にスタートする。
イ・ボヨンのドラマ作品:
SBS『
シークレットガーデン』
ユン・サンヒョンのドラマ作品:
2006年 MBC『
花火』