社長と同行二人 H29.7.30
「後継者社長へ、必要なのは旗と胃袋!」
皆様こんにちは、お元気ですか?
いかがお過ごしでしょうか?
今日は「後継者社長へ、必要なのは旗と胃袋!」
について私の経験や、本、大学院での教授とのディスカッション、コンサルでの会話などから、考えを述べさせていただきます。
今日は社長が必ず持っていなくてはいけない物についてです。
私はまずは
①旗だと思います。
これは自分の立ち位置にしっかり旗を立て、嵐や風雨が来てもびくともしない姿勢を社内に示すことだと考えます。
社長は毎日、色んなことで振り回されます。仕入先からの値上げの話、社員が退職を申し出ること、得意先の倒産等、数えればきりがありません。
そんな時にでも、しっかりと重心をおろし、社員が動揺しないように努める、これが社長にとって一番必要なことではないでしょうか?
わたしはそう考えます。
社長があたふた動揺している姿を社員が見ることが社員にとって一番不安になることではないですか?
社長は朝から晩まで金策に走り回っている、目が空ろだ、いつもだれかとひそひそ話をしている等、こんなことが続くと社員は不安になり「この会社どうなるのかな?」「倒産してハローワークに通う生活を送るのでは?」「まだ住宅ローン残っているのに大丈夫かな?」等々、これが社員の士気を大きくダウンさせて行きます。
その結果、会社は一気に奈落の底に向かって行くのです。
社長はどんな時にも、どんと構えてしっかり旗を立てていて下さい。
その旗を見て、社員は安心して仕事に励めるのです。
社長が動揺していては、その何倍も社員は不安になることを社長は知っておいてください。
私も2度の倒産危機の時には、私自身が不安になり、動揺し、睡眠薬を多用して救急車で運ばれる醜態を晒しました。
その結果、有能な社員から退社して行った経験があります。
そうです、有能な社員は色んな所から転職の話が出てくるのです。それを社長は知らないだけなのです。
自分で考え行動し、与えられた目標を達成する社員は、どこの会社でも喉から手が出るほど欲しがっております。
社長が動揺している姿を見せると、そんな転職の話が舞い込んでくることを知っていて下さい。
②胃袋です。
これは何かと言うと、この社長に付いて行けば、食いぱっぐれがないと言うことです。
社員にとって、毎月決まった時に給与が支払われることは当然です。
その当然のことが、実行されない時に社員は不安になるのです。
この社長は毎月、毎月きちんと給与を支払ってくれるという安心感、食べさせてくれるということは会社で働く最大の誘因です。
社員を動揺させることなく、安心して仕事に邁進してもらうように、後継者社長は①旗を立てる ②社員の胃袋を満足させる
この2つは最低限実行して下さい。
また皆様のご意見もお待ちしております。
今日もお読み頂きありがとうございました。
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