「後継者社長へ、経営の守・破・離 その3」

2018-07-01 18:46:05 | 日記

社長と同行二人                H29.7.1

「後継者社長へ、経営の守・破・離 その3

 

皆様こんにちは、お元気ですか?

今日は「後継者社長へ、経営の守・破・離 その3

について私の経験や、セミナー、本、コンサルでの会話などから、考えを述べさせていただきます。

 

 

先週は「守破離、その2」

守は「ビジョン」と書かせて頂きました。

 

後継者社長の皆様、いかがでしたか?

ある読者から、反論も頂いております。

私自身、大変に参考になりました。

そうゆう考え方もあるのかと、、、

岩田様ありがとうございました。

 

今回は、その3「離」について書かせて頂きます。

これは社員教育では、ないかと考えます。

 

私はトリポッド経営を唱えております。

これは私自身20年の社長業の経験と中京大学MBAで加藤先生、宮川先生から学んだ知識を融合させたものです。

 

私は社長就任から約5年は「金の亡者」でした。倒産危機、自己破産危機を目の当たりにして、連帯保証人に辛さ、怖さに怯えました。

そのために、「お金」を「守」初めの一歩としたのです。

 

「ビジョン」「人財教育」もお金がないと絵に描いた餅になります。

それを自分の手に引き寄せるためにも、「お金」が必要だったのです。

 

それにある程度見込みがついたら、次は「破」の「ビジョン」を作ります。

それが出来たら「離」の人財へと移って行くと考えますが、、、

 

「人財育成」これは社長、企業にとって永遠の課題です。

現状、優秀な(やる気が有る、行動力がある、コミュニケーション力に優れている)社員を採用するのは稀なことではないでしょうか?

だからこそ、今居る社員を「自立型」社員に育成する必要があると考えますが、皆様いかがでしょうか?

 

今いる社員が「言われた事しか出来ないから、優秀な社員が欲しいのだ、、」と言う声は良く分かります。しかし現実は余程の会社で無いかぎり、そんな社員を迎え入れることは不可能化と思います。

 

社長は部下の長所を伸ばしていくことに邁進されてはいかがでしょう!

私の顧問先に60歳代の、なかなか気が利かない社員がいます。

社長は事有るごとに、その社員を叱っていますが、私はその社員の「少しでも良いところは承認してください」と口を酸っぱくして説得しております。

 

私自身、前職の時には「口うるさい社長」でした。

今になって思えば汗顔の至りです。だからこそ、後継者社長に「自立型社員」を育成していただきたいのです。

 

どうしても短所ばかりに目が行きがちですが、長所を伸ばす「いつも失敗ばかりしている。お前の目は何処に付いているのだ。次に失敗したら首だ」と言っていては萎縮するばかり、やる気も無くなり部下は伸びません、成長しません。

 

部下を成長させようと思うなら、成長させるような仕組み、サポートが絶対に必要です。

仕事を結果論で見るのではなく、先ずは失敗の原因から社員と一緒に探すことをお勧めします。

 

最初のやり方が間違っているから不都合な結果が出てくるのです。

先ずは原因管理から行ってください。

 

次は過程(プロセス)です。最初は良かったのに結果がまずかったのはプロセスにあります。

そのプロセスを社員と共に検証して下さい。

 

時間がかかると思います。社長の忍耐力が必要です。「怒り」が口から出て来そうになりますが「5秒」口をつぐんで我慢して下さい。

初めはついつい口から小言や叱責が出てきますが、半年も経てば習慣となって出来てきます。

 

また社員との面談で気をつけることがあります。「質問」です。なぜにそのような事から始めたか?途中でどんな管理をしていたのか?等を社員に聴くことです。

 

上から目線で、失敗の原因を追究しても次回また同じことの繰り返しとなります。

必ず「質問する」ことを主眼にして下さい。

 

最初は細かなことまで聞いてください。先ほどと同じく1ヶ月から3ヶ月くらいまでが辛抱の時です。これを過ぎると社員は習慣で聞かれる「質問」を予測して自分で答えを見つけ出していきます。

そうすれば「しめた」ものです。この社員は、一つの分野での失敗は減少して行きます。

 

部下が成長するかどうかは、上司の指導にかかって来ると思います。私が前職で取り入れていた「自創経営」は部下を育てることが上司の役割、仕事だと定義しておりました。

 

意味不明の指示ばかり出していたら部下は混乱して毎回失敗ばかりしていきます。また些細のことばかり指摘されたら「やる気を」失い生産性が落ち、最後には退職していくことになります。

 

よく言われる言葉に「水はよく舟を載せ、またよく舟を覆す」です。

これは社員が会社を発展もさせるが、衰退へと導くものと理解しております。

個人商店ならともかく、社員が居る会社は常に社員を意識してください。

 

社長は分かりづらいのですが、社員は社長にどう思われているか敏感に感じます。「自分は無視されている」または「自分は愛されている」等、部下は上司の態度、視線で感じるものです。

 

部下が仕事が出来ないのは「上司の責任」と社内で意思統一して上司の行動目標にまで落とし込んで下さい。

前述の「自創経営」は私が導入から15年かけて実施してきたものですが、社員が成長して「自立型社員」を多く生み出してきました。

 

また機会があれば「自創経営」の仕組みをお話いたします。

お急ぎの方は後連絡下さいね。

 

 

今日もお読み頂きありがとうございました。

皆様の御意見をお待ちしております。

また来週もよろしくお願い致します。


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