社長と同行二人 H29.5.28
「後継者社長へ、旗を立てませんか?Ⅱ」
皆様こんにちは、お元気ですか?
いかがお過ごしでしょうか?
今日は「後継者社長、旗を立てませんか?Ⅱ」
について私の経験やコンサルでの面談などから、考えを述べさせていただきます。
4月に「旗を立てませんか?1」を書きましたが、それから複数の方々と意見交換や教えていただく機会がありましたので、そのパートⅡを書いてみたいと思います。
教えて頂いたことは、「旗を立てることは大事だけれど、それを社長がガアガア喚いてるうちは社内に浸透していない」と言うことでした。
なりほど旗を立てることは大切だけれど、それを社内に浸透していないことには絵に描いたもちに終わります。
現場の上長たち、課長、係長が彼らの口から旗について語れるようになれば社長の役割の80%は終了したことになると考えます。
会社の課長、係長クラスまでが「社長の立てた旗」を自分のことのように部下に話すことが出来たらシメタものです。
これが出来て初めて組織の末端まで浸透したことになるのではないでしょうか?
しかし社長がどんな素晴らしい「旗」を立ててもそれを実現するための戦略、戦術、戦闘場面までのプロセスが明確になっていないと実現は難しいと思います。
会社には生産、物流、営業、総務などの多くのセクションが存在します。
それぞれがセクショナリズムに陥ることなく、部門ごとの仕事をしっかりさせ、部門間で協力し合うように仕向けるのが社長の役割だと思います。
社員がそれぞれの部門で、自分自身の能力を十分に発揮させ安心して仕事に打ち込めるように、社長は常に全体を俯瞰して観察する必要があります。
またそれぞれの部門長は自分の責任で持って、自部門をしっかり管理監督する必要がありあます。
社長は自ら掲げた「旗」がしっかりと社内に根付いて会社を成長させるように現状を充分に分析し、「旗」の実現のために今何をなすべきか? 何を成さざるべきかの判断を大所高所から見て、行なうことが社長に求められる役割ではないでしょうか?
社員に今やっている仕事が、「旗」にどんな影響を与えるのかを認識できこと必要なのです。
会社の発展の傷害でしかないセクショナリズムを排除するのも、この「旗」なのです。
「旗」を立てるだけではまだまだ未熟です。それを実現させるのが社長の本当の仕事だと考えます。
皆さんの会社では、いかがでしょうか?
また皆様のご意見もお待ちしております。
今日もお読み頂きありがとうございました。
また来週もよろしくお願い致します。