機動戦士ガンダムの思い出

2007-09-08 23:49:35 | 雑記帖
分かりきっていることだけれど、わたしはガンダム世代ではない。
子どもがいたら、ガンダムにジャストフィットしていたと思う。 でも、いないから関係ない。
というわけで、ガンダムについてはほとんど知らない。
にも、かかわらずタイトルにしました。

今は30歳になった義甥のK平君が夢中になっていたガンダムは最初に放映されていたシリーズだったのだろうか。
1979年から1980年の放映だから、そうだったのだろう。

「Dさん、おじいちゃんがK平のガンダムを買いに行きたいって言ってるから、送ってやってくれるかい?」(会津方言で読んでね)
義母のトシコさんから頼まれて、わたしはイサムさんを車に乗せて国道沿いの巨大な「オモチャ屋」へ繰り出した。
朝の8時過ぎのことである。

「2時間も並ぶんですか?」
「限定20個だか50個だから、並ばないと買えないらしい。 いや申し訳ないです」(義父は仙台方言)
当時のイサムさんは50代後半だった。
気むずかしい人だったが、初孫のためにはなんでもした。

「買ったら電話するから、もう一回来てもらえますか」
「わたしが並びましょうか?疲れちゃいますよ」
「大丈夫、なんてことないから」
イサムさんはそそくさと車を降りて、前かがみになって少しガニ股歩きで建物の入り口のほうへ行った。
この時間でも、もう何人もが並んでいた。 わたしは頭数を数えて「買える目処」が立っていることを確認してから、Mの実家へ戻った。

わたしのガンダムとの出会いはこれが最初だった。
おじいちゃんが買ってきたガンダムを、K平くんがいじっているところに一緒に並んで、「へぇ~~、すごいね、良くできてるんだ」と感心しまくったのを憶えている。


~~~ガンダムのモデル~~~
SF作家 ロバート・A・ハインラインの作品に、「宇宙の戦士」がある。

『舞台は未来の地球。裕福な家庭に生まれた主人公の少年・ジュアン・リコ(ジョニー)が、高校卒業後に両親の反対を押し切って軍隊(地球連邦軍宇宙海兵隊)に入り、徹底的にしごかれて、一人前の機動歩兵になっていく過程を描いた作品。』(Wikipediaより引用)

K平くんのガンダムを触りながら、ガンダムの作者はこの小説の影響を受けていると確信した。 絶対そうですよね。

~~~ちょきちょき~~~
昨夜の東京コケコッコ本舗(居酒屋)で、わたしがトイレ退場している間にガンダムの話題に変わっていた。

席に戻ったら、ドラ君が口角泡を飛ばしてガンダムのオリジナルについて説明をしている。
何も知らないオバサン風にして、焼酎のグラスを揺らしながら聞いていたら、まったくのデタラメなのである。(笑) 中国の奥地でナントカカントカ? おいおい!

「宇宙の戦士」の話をしようかと思いかけたが、やめた。
話し手でいたい人に、聞き手を強制するのは可哀相だし、1959年ヒュ-ゴー賞獲得作品について知っているほど教養があるように?は見えない。
こいつら、ベトナム戦争も知らんからなぁ・・・当時のアメリカの状況も知らないだろうし。

「こんな話して、眠たかったですか?」
ドラ君が心配そうに声をかけてきた。 え?



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