バリのデンバサール空港には現地時間で夕方の5時半頃に到着した。
成田発午前11時、バリとは時差が1時間だから片道6時間半だ。
ジェンデラさんというガイドが空港に待っていてくれた。
彼は航空会社の専属ガイド。
ダーリン殿と私をおんぼろのワンボックス・カーに押し込めるようにして乗せると、ホテルまでの道のりをニホン語でしゃべりまくって、(おそらくはマニュアル通り)の細かい注意をした。
こんな感じで約20分、ジェンデラさんはひたすらしゃべり続けた。
水はミネラルウォータだけ飲む、屋台の氷はダメ、かき氷食べないでね、
歯磨きは水道の水でオッケイ、平気よ、平気ね。
ここは治安はいい。大丈夫、夜中に女の人歩いても問題ない、でもひとりでは行動しないのがいい、ふたりで一緒、出かけましょう。
これからどこ行きますか、観光どう?
ジェンデラさんにはそう誘われたけれど、移動疲れしていたので今日は遠慮すると返事をした。
明日もホテルでのんびりするから観光はいらない。
ジェンデラさんへのチップは5000RP(ルピア)、旅行の計画を立ててくれたタヌキバヤシさんからそう言われていたのでそれだけ渡した。
80RP=1円だから、5000RP≒62円。
ルピアの感覚が掴めないので、チップが安すぎるような気がする。
500円玉があったのでそれも渡したら、ジェンデラさんはにっと笑った。
インターコンチネンタル・リゾート・ホテルの中に会員制のクラブがあって、そこの会員ということにしてくれたらしい。
我が家全体に匹敵するくらいの広さ、60㎡はあると思われる部屋だった。
「晩飯、どこで食べようか」
「ホテルの向かい側にカジュアルレストランがあるから、そこへ行ってみる?」
プリ・ロボック(Puri Lobok)で、バリ・ビール、アジア風サラダ、カレーライス、これで約20万RP。
すっごく高いような気がしたのだが、落ち着いて考えると2500円くらい。
ここでダー殿が最初の失敗をした。
チップは5000RPが相場と聞いていたのでそれだけ渡したつもりが、実は50000RP札だったのだ。
50000RPは625円なんだから、まぁいいじゃないの。
私は電卓片手に慰めたけれど、ダー殿は落ち込んだままで眠ることになった。
「ウェルカムのフラワーバスに入ったら気分が和むんじゃない?」
「そんなことじゃ和めない」
色とりどりの花びらが浮かんでいるフラワーバスに浸かってダー殿はしかめ面で返事をした。
それはそれとして、Puri Lobokは値段も味もサービスもちょうどいいレストランだと思う。次回も(があれば)また行きたい。
ホテルの客を相手にしているので、洗練された味付けだということは、あとになってからわかった。
往きの飛行機の中でダー殿は思いっきり飲んだ。
陽気な男性スチュワードが赤ワインを何回でもグラスに注いでくれる。
5回目のおかわりだっただろうか、スチュワードが歌いだした。
「ハッピバースディ トゥ ユー♪」
「イェース! エッブリディ マイ・バースディ」
おかわりをし続けたのはこの赤ワイン。
ガルーダ・インドネシア航空の食事はまぁまぁというところ。
そうそう、今回はタヌキバヤシさんの尽力でビジネス・クラスを利用することができた。
往きは直行便なので6時間半でバリに着くが、帰りはジャカルタ経由で成田まで約10時間かかった。
ビジネスクラスでもかなりきつかった。
「スイスにスキーに行った時はエコノミーだったんでしょ?」
腰が痛いというダー殿に私は聞いた。
「うん」
「どうやってしのいだの?」
「オレ? ああ、機内で立ってたんだよ」
成田発午前11時、バリとは時差が1時間だから片道6時間半だ。
ジェンデラさんというガイドが空港に待っていてくれた。
彼は航空会社の専属ガイド。
ダーリン殿と私をおんぼろのワンボックス・カーに押し込めるようにして乗せると、ホテルまでの道のりをニホン語でしゃべりまくって、(おそらくはマニュアル通り)の細かい注意をした。
こんな感じで約20分、ジェンデラさんはひたすらしゃべり続けた。
水はミネラルウォータだけ飲む、屋台の氷はダメ、かき氷食べないでね、
歯磨きは水道の水でオッケイ、平気よ、平気ね。
ここは治安はいい。大丈夫、夜中に女の人歩いても問題ない、でもひとりでは行動しないのがいい、ふたりで一緒、出かけましょう。
これからどこ行きますか、観光どう?
ジェンデラさんにはそう誘われたけれど、移動疲れしていたので今日は遠慮すると返事をした。
明日もホテルでのんびりするから観光はいらない。
ジェンデラさんへのチップは5000RP(ルピア)、旅行の計画を立ててくれたタヌキバヤシさんからそう言われていたのでそれだけ渡した。
80RP=1円だから、5000RP≒62円。
ルピアの感覚が掴めないので、チップが安すぎるような気がする。
500円玉があったのでそれも渡したら、ジェンデラさんはにっと笑った。
インターコンチネンタル・リゾート・ホテルの中に会員制のクラブがあって、そこの会員ということにしてくれたらしい。
我が家全体に匹敵するくらいの広さ、60㎡はあると思われる部屋だった。
「晩飯、どこで食べようか」
「ホテルの向かい側にカジュアルレストランがあるから、そこへ行ってみる?」
プリ・ロボック(Puri Lobok)で、バリ・ビール、アジア風サラダ、カレーライス、これで約20万RP。
すっごく高いような気がしたのだが、落ち着いて考えると2500円くらい。
ここでダー殿が最初の失敗をした。
チップは5000RPが相場と聞いていたのでそれだけ渡したつもりが、実は50000RP札だったのだ。
50000RPは625円なんだから、まぁいいじゃないの。
私は電卓片手に慰めたけれど、ダー殿は落ち込んだままで眠ることになった。
「ウェルカムのフラワーバスに入ったら気分が和むんじゃない?」
「そんなことじゃ和めない」
色とりどりの花びらが浮かんでいるフラワーバスに浸かってダー殿はしかめ面で返事をした。
それはそれとして、Puri Lobokは値段も味もサービスもちょうどいいレストランだと思う。次回も(があれば)また行きたい。
ホテルの客を相手にしているので、洗練された味付けだということは、あとになってからわかった。
往きの飛行機の中でダー殿は思いっきり飲んだ。
陽気な男性スチュワードが赤ワインを何回でもグラスに注いでくれる。
5回目のおかわりだっただろうか、スチュワードが歌いだした。
「ハッピバースディ トゥ ユー♪」
「イェース! エッブリディ マイ・バースディ」
おかわりをし続けたのはこの赤ワイン。
ガルーダ・インドネシア航空の食事はまぁまぁというところ。
そうそう、今回はタヌキバヤシさんの尽力でビジネス・クラスを利用することができた。
往きは直行便なので6時間半でバリに着くが、帰りはジャカルタ経由で成田まで約10時間かかった。
ビジネスクラスでもかなりきつかった。
「スイスにスキーに行った時はエコノミーだったんでしょ?」
腰が痛いというダー殿に私は聞いた。
「うん」
「どうやってしのいだの?」
「オレ? ああ、機内で立ってたんだよ」
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