だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

呆気に取られる記録ラッシュのパラリンピック

2021年08月30日 | 日々の暮らし

今迄オリンピックは見こそすれ、パラリンピック見た事あったっけ。こんなに毎日やっていると、ついつい見惚れちゃうのである。

「より高くより速く」とはほど遠い選手が競うのだと思っていた。

私の子育ての方針は「健康で、礼儀正しくそして、思いやりのある人間に育てる事」だった。

塾の類は、頭に無く、兎に角「健康第一」そうそう、当時のCM「わんぱくでもいい逞しく育って欲しい」だったな。

 

なので、習い事は、水泳、剣道、スケート、スキー、ダイビング、サーフィンと体を動かす事ばかりだった。

どうしてそんな気持ちになったかと言うと「次男の小児がん死」がある。これは話せば長くなるので、割愛するが、小児病棟のチビ患者達を見ていて「健康第一だ・・・」と思ったのがきっかけである。

 

本当はね、「運動能力バツグンで、カシコ」だったらいいんだろうけど、私は『健康』を取ったのだ。

 

水泳は、親がプール迄連れて行って、終わる迄待機しなくていけない。その間がヒマなので、私も「大人クラス」に入って、一番隅のレーンをのたのたと泳いだものだ。

 

長男が小6位の時、引っ越しをして、大阪市のイトマンスイミングスクールに転入した。転入テストで彼は25mを16秒だったかで泳いだ。

 

私は36秒だったかな(もう40歳超えてたしね~~←言い訳)

 

でも、我が子ながら早い方だと思っていたのに、コーチは「小学校1年生のタイムだ」と言い切った。あらま・・・

で、散々こきおろされて、水泳は辞めた。

今パラでそれも平泳ぎで100mが1分ちょっとで泳いだ山口君、すげ・・・・

25m15秒で泳ぎ続けられるなんて、パラとはいえあなどれん!とテレビの前で沈黙する我々である。

陸上なんて、100mが10秒ちょっと。ああ、信じられん!100m走るのも歩くのも嫌な私には、障害のある若者が、いきいきと、競技をしている姿を見ていると「ここに来る迄どんだけの苦労があったんだろう」と思うと、一掬の涙を注がんと思うのである。