だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

子守唄(今日は未成年閲覧禁止?)

2021年08月18日 | わんこ

犬と言う動物は「熟睡」する事がなく、うつらうつらしていると思うと、ちょっとした音で飛び起きる。

フクはいつも私のベッドを占領して、私にぺっとしくっついて寝ているのだけれど、これが「冬」は有難いが「夏」は暑いのなんのって。

 

なので、夏は、タオルケットは勿論、大判のバスタオル一枚で眠れる。

ベッドでパソコンを見ていると、じりじりと寄ってきて、「頭を撫でて、寝かせてくれ」と要求する。最初は左手で撫でてやっているんだけど、途中から、左手が痺れてくるので、そっと手を抜くと、目をぱちっと開けて「まだまだ継続して欲しいでつ!」てな顔で、鼻先で突いてくるのだ。

 

こうなると、最早PCをいじるのは不可能で、手枕でフクと向き合い、頭を撫でながら子守唄を歌う。

 

♪ふ~くちゃん、ふ~くちゃん、お~目目が可愛いのね。そうよ、母さんも可愛いのよ♪

あら?これって「ふくちゃん」を子供達の名前に変えれば、もうかれこれ50年は歌っているわ。

♪待っててね、待っててね、可愛い「ふくちゃん」見せるから、ご門のお外で待っててね♪ なんて歌う。

 

さて、私が初産で長男を授かった時、婚家は出産ラッシュであった。夫は4人兄弟で、うち3人が殆ど同時期に出産し、私は実家が遠いし、仕事があるので、田舎には帰らず、病院から婚家へ戻り、嫁に行った義妹もお里帰りをして、婚家は、毎日がアカンボの泣き声で、阿鼻叫喚の地獄であった。

夫の兄弟姉妹(男の子2人と女の子2人)は、ちょっと田舎では見た事が無いような「美男美女」であった。私がそのDNAを汚したようで申し訳ない。舅も姑もそれほどでもないのに、どうしてこんなに「美男美女」になるのか不思議だった。

幸いな事に、みんな「夫似」であるので、私はホッとしている。

 

そんな先入観があったのか、義理家族は、きっと顔も美しいのだから、お喋りも上品だろうから、方言が出ないようにと気を使っていた。

 

そんな時、義理妹が、泣き止まない自分のベビーを抱っこして、小さい声で子守唄を歌って寝かせようとしていた。

メロディーは覚えていないんだけど、囁くように歌う彼女は「聖母マリア様」のように美しかった。

 

♪大阪ナンバのたかしまや~、ナイロンパンティ売るところ~、安くて、薄くて良く見える~~~♪

 

ぎょえ・・・義理妹さん、あんた、めっちゃ卑猥な歌歌てへん?とどきどきしながらも、忠告するのも憚られて、只幼子を抱っこして下を向いていた新米嫁のワタクシ。

 

義理妹は、そんな私のうろたえぶりに目をくれる事もなく、アカンボが寝る迄、その歌を何度も何度も呪文のように歌っていた。

これも子守唄の一つ?初めて聞いてからもう半世紀、頭から出てくれまへん!