だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

オトコのこだわり

2020年02月07日 | 日々の暮らし
先日大阪に来た時履いていた黄色い靴下。「新幹線のドクターカー」の模様だそうで、これを痛く気に入っている孫っち。



いつでも、毎日でも、履いていたいらしい。

でも、靴下って汚れるし、やっぱりお洗濯はせなあかん。ところが、洗濯の間中泣いているらしい。



オトコのこだわりなんかな~。もう自我が目覚めてんのかな。

思い起こせば、孫っちのパパが、孫っち位の頃、彼は、プラモデルに夢中であった。

それは、ガンダムの、ザクとか、ズゴックなんて、私には到底覚えられないような代物であったが、彼は、キャラクターを全部覚えていて、それのプラモデル作りに命をかけていたのだ。

スーパーのおもちゃ屋さんに行くと、500円位で売っていた。一度スーパーへ連れて行って、帰りに一つ買ってやると、小さいノーミソで考えるのは

「ははん、スーパーへ行ったら、プラモデル買うてくれるんやな」だった。

私も、彼を家に一人にするより、側に居てくれた方が安心だし、たわいのない話も出来るので、殆ど毎日一緒に行くのだった。

だがしかし、その度にプラモデルを欲しがる。最初は「まあ、500円位いいっか」が、段々惜しくなって、かと言って、私は子供を公共の場で泣き倒すのを見たくない母親だったので、何とかできないかと必死に考えた結果・・・・


近所のおもちゃの卸屋さんに事情を言って、プラモデルを半額以下で100個位分けて貰ったのである。

まずスーパーへ行く時、その中から一箱出して、買い物袋に入れて、発車!

買い物を終えて、次はプラモデルを買う番である。でも、私がおもちゃ屋さんをスルーするので、子供が、

「お母ちゃん、今日はプラモデル買ってくれへんの?」

「えっ!ああ、プラモデルはね、さっきお母さんが、買っておいたからね、ほれ」とバッグの中身を見せると納得していた。シメシメ。

しかし、200円やそこらの単純なプラモデルなんて、ちょっと作れば後は、すいすいと出来る。彼は卸屋のプラモをせっせと作っていた。

で、ある日、私に言った「お母ちゃん、今日は『何とかの何とかのプラモ』がいいな」

「え~、そうなん?それ早く言うてくれな、お母さんもう買ってもーたやん。そうだ!明日それを買おうね」

「う、うん、分かった♪」

激しく波打つ胸、ちょいとした罪悪感、でも、毎日500円をおもちゃに費やす程我が家はカネモチではなかったのだ。

これも苦肉の策だ、許せ息子。

来る日も来る日もプラモデル作りに邁進していた彼も、ある日「憑き物が落ちた」ように、興味を無くした。そして、大量の在庫が残ったのである。

で、前置きはこのくらいにして(長いっちゅーねん!)

孫っちのこだわりは、パパのDNAかもしらん。

と、ついついAMAZONに迷いこんで、ドクターイエローの靴下のスペアを買って送っちゃったのである。

孫でも子供でも「厳しく育てる」がモットーだったのに、この「腰砕け感」はどうだろう。

「そりゃ~、子供より孫の方が何倍も可愛いわよ」と言っていた友人に、「子供にかわりはないんじゃけ、一緒じゃろ」と言っていたワタクシであるが、やっぱり孫って可愛い。たまにしか会えないから余計に、カモ。