だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

ソイレントグリーン

2018年11月19日 | 日々の暮らし
毎日お散歩で出会う人は、殆どがおじーちゃん、おばーちゃんである。

お話の面白い人あり、健康面でのグチ話ありと、話題は尽きない。

中でも、所謂雑学王様は、そりゃもう、口を挟む間もくれずに、自分の意見を滔々と述べて「じゃ!」と颯爽とワンコと共に自転車で帰路につかれるのである。

雑学王様は、これから、高齢者が増える、介護される人口が増えるのを危惧していらして、これを何とか解決せなあかんとおっしゃる。

そりゃそうだけど、だからと言って移民に頼るのは良くないのとちゃいますか?

でもな、わしもな、よれよれになって、ここから(と唇の端っこを指さして)よだれたらして、オムツ替えて貰うような老人にはなりとうないねん。

そりゃ、私も同感です。出来れば、身の回りをきちんとできる時間があって、終了したら、そこでころっと死にたいですね。

わしはな、考えてん。あのな、年いって、老人ホーム行くやろ?それにコースを設けるんや。

ほおお、コースって?

それがな、わしは「極楽コース」がええと思うねん。

「極楽コース」ってどんなんですか?

わしな、寝たきりになって何年も介護してもらうのはイヤヤねん。極楽コースっちゅうのは1週間やねん。

ほうほう、一週間でどうなるのですか?

まず、料理の上手なべっぴんさん一人、掃除の上手なべっぴんさん、それに体を綺麗にしてくれるべっぴんさんと計3人の美人をあてごうてくれるんや。ほんで、一週間、美味いもんを食って、部屋綺麗にして、体を毎日洗てもらえたら、極楽やん?

それを1週間やってもろたら、その翌日安楽死させて貰うねん。ええやろ~。

あら~、一週間でいいんですね、それじゃ、私は亡夫の看病してたから、お体を綺麗にする係りに応募しますわ

あかん、わしはな、べっぴんさんしか受け付けせえへんのじゃ。

アジャパー♪

というたわいも無い話で笑いこけていたら、黙って聞いていたおばーさんが、

そら、あんた、そなこと言うてたら、いざ介護になったら、誰も相手してくれへんわい。回り見てみい、べっぴんなんか、おるかいな!!だそうで。

・・・ほんまにオトコっちゅうもんは、いくつになっても若くてべっぴんさんが好きなんだな。。。

じゃ、おばーちゃんは、どうなんかな?

私だったら、そうだなあ、誰かに介護されるんだったら、姥捨山に捨てて欲しいわい。

出来れば山じゃなくて「姥捨て海」がいいな。海の見えるコンドミニアムで、欲しい物をいくらでも食べてもいいっちゅう「姥捨て海」って無いかな。。。一週間は短いなあ、せめて2週間

待てよ待てよ、そんな生活を2週間もしたら、世の中に未練が残って、安楽死部屋に行くのがイヤになっちゃうだろう。コマッタモンダ。